北海道の湖・沼を楽しもう!見どころやアクティビテイを徹底解説

北海道の湖・沼を楽しもう!見どころやアクティビテイを徹底解説

大自然が広がる北海道には湖や沼がなんと50以上もあるんです。そのなかでもひときわ北海道らしい景色に出会える代表的な湖沼を厳選して、見どころをたっぷりご紹介します。大人から子どもまで楽しめるアクティビティも満載ですよ!

アクティビティなら「洞爺湖(とうやこ)」!モーターボートにホーストレッキング、温泉からキャンプ場まで!

  • 中島 (遊覧船からの眺め)
  • 浮見堂

北海道の数ある湖の中でも人気の観光スポット「洞爺湖」。雄大な山々に囲まれたカルデラ湖で、湖の中央には4つの島からなる中島が浮かびます。洞爺湖は不凍湖といわれ北海道の厳しい寒さの中でも湖面が凍ることがないので、年間を通して遊覧船が運航されており四季折々の風景を船上からも楽しむことができます。夏期には中島で下船することも可能ですよ。洞爺湖名物の花火大会の時期には花火観賞船も運航しているので、温泉やキャンプ場に宿泊して洞爺湖ステイを満喫してはいかがでしょうか。

心地よい風を受けながら絶景を楽しむモーターボートや湖上で静かな時間を味わうカヌー、馬に乗って大自然の魅力に触れるホーストレッキングなど大自然を体感できるアクティビティも充実しています。

大パノラマが広がる絶景スポット「サイロ展望台」

洞爺湖の西岸にあるサイロ展望台からは眼下に洞爺湖が一望でき、晴れた日には有珠山や昭和新山まで壮大な景色を見渡すことができます。花や紅葉が楽しめる芝生のガーデンもあり、絶好の撮影スポットになっています。国道230号線沿いにあるのでドライブの途中にぜひ立ち寄ってみて。

大パノラマが広がる絶景スポット「サイロ展望台」

水中観光船で水中から、カヌーツーリングで水上から、「支笏湖(しこつこ)」探索

  • 柱状節理

日本有数のカルデラ湖である支笏湖は高い透明度を誇り、その水質は11年連続日本一に輝いたほど。支笏湖の澄んだ水が光に照らされて輝く美しい青色は「支笏湖ブルー」といわれ、見る人々を魅了します。

透明度の高い湖水を堪能できるアクティビティが充実しており、水中から楽しむならダイビングはもちろん、気軽に楽しめる水中観光船もおすすめ。水深2mにある大きな窓からは「柱状節理(ちゅうじょうせつり)」と呼ばれる切り立った崖のような光景や筆で書いたような砂地の波紋など湖底の美しい世界を堪能できます。

また、水上から楽しむならカヌーツーリングが人気!透き通った湖の上ではまるで宙に浮いているかのよう。他にもシュノーケリングや真冬の支笏湖で氷と遊ぶアイスウォークなど、大自然のなかで体験できる支笏湖ならではのメニューが満載です。

人気のSNS映えスポット!「青い池」の神秘的なブルーを写真におさめよう

  • ライトアップされた青い池

美瑛町白金にある「青い池」は美瑛の人気スポット。美しく青い水面と立ち枯れたカラマツのコントラストが幻想的な雰囲気を醸し出し、ファンタジックな世界に迷い込んだかのよう。

季節や天候、時間帯によってエメラルドグリーンやコバルトブルーなどさまざまな青色に変化し、新緑や紅葉など自然が織りなす四季折々の光景と相まって、訪れるたびに異なった表情を楽しむことができます。

よりフォトジェニックな写真をおさめたいなら午後の時間帯がおすすめ。太陽が高い位置にあるので、周囲の風景がキラキラ輝く青い水面に鏡のように反射する絶景を狙えますよ!

また、冬期限定でライトアップが行われています。あたり一面真っ白に覆われた世界は夏とはまた異なった神秘的な雰囲気が漂います。※冬の夜間の運転は雪道経験がないと困難ですので、ツアーなどに参加してお出かけすることをおすすめします。

まるでアニメ映画のワンシーン!「然別湖(しかりべつこ)」の幻想的な湖底線路へ

北海道で一番標高が高い場所に位置する然別湖は"天空の湖"と称され、静寂に包まれた神秘的で美しい湖。その然別湖でSNSを中心に話題を呼んでいるのが「然別湖湖底線路」です。湖岸から湖底に向って線路が延び沈んでいく光景はとても幻想的で、アニメ映画のワンシーンを彷彿とさせます。この線路は、冬季に遊覧船を陸に引きあげるためのレールなのだそう。冬は湖が結氷するため、湖底線路を見るなら冬以外の良く晴れた日がおすすめ。風が比較的少ないと線路がよりはっきり見えますよ!

冬にだけ出現する湖上の村 「しかりべつ湖コタン」

厳しい寒さが到来する冬、見渡す限り氷に覆われた美しい世界になる然別湖に現れるのが「しかりべつ湖コタン」です。コタンとはアイヌ語で「村」のこと。雪と氷で作られた「イグルー」と呼ばれるドームが湖上に並びます。イグルーでは天然水を使ったお酒を楽しめるアイスバーやキャンドルナイトが開催されるチャペルなど、ひんやりしながらも温かい時間を楽しめます。氷上露天風呂では外とお湯の温度差が50度以上になることも!夜はライトアップと満天の星空を堪能。ここでしかできない貴重な体験を味わってみてください。

冬にだけ出現する湖上の村 「しかりべつ湖コタン」

北海道最大のサロマ湖で壮大な景色と海鮮グルメを味わおう!

  • サロマ湖ワッカ原生花園

「サロマンブルー」と呼ばれる美しい青色が広がるサロマ湖。北海道最大の湖で、全国でも琵琶湖、霞ケ浦に次ぐ3番目の大きさです。日本屈指の夕日スポットとしても有名で、湖面が赤く染まりゆく光景はまさに絶景!東岸の北見市栄浦から見るのがおすすめです。

周辺には手つかずの大自然が広がり、サロマ湖とオホーツク海を隔てる砂州にある原生花園は海浜植物の一大群生地。季節ごとの草花が咲き誇り、訪れる人の目を楽しませてくれます。

栄養豊富なオホーツク海の海水が注ぎ込むサロマ湖で育ったホタテとカキもぜひご賞味を!ほのかに甘みがあるホタテは刺身や網焼きで、旨味が凝縮した濃厚なカキは焼いたり酒蒸しで、ぜひご堪能ください。

冬は網走湖(あばしりこ)でワカサギ釣り体験

網走湖は道内一の水揚げを誇るワカサギの産地。湖が凍結したらワカサギ釣りに挑戦してみませんか!凍った湖に穴を開けて餌やルアー(擬似餌)に針を付け、水中でワカサギをおびき寄せます。網走湖のワカサギ釣りは魚影が濃く釣果が良いので、子供や初心者も存分に楽しめます。貸し竿、仕掛け、エサなどがセットになったレンタルが用意されているので手軽に体験できますよ!釣ったワカサギはその場で天ぷらにして食べられるのも嬉しいポイント。氷上で食べるワカサギの味は格別です。湖上は冷えて寒いので防寒対策はしっかりと。朝早い時間帯がよく釣れておすすめです。

網走湖に突き出している呼人半島(よびとはんとう)には大自然のなかを散策できる遊歩道が整備されており、バードウォッチングや春には一面に咲き誇るミズバショウを楽しむことができます。

阿寒湖(あかんこ)は遊覧船で絶景スポットを巡り、マリモの生態を学ぼう!

  • 滝口の紅葉
  • 阿寒湖に浮かぶチュウルイ島

阿寒湖は約15万年前の噴火によってできたカルデラ湖。周辺は国立公園に指定され、豊かな自然が広がります。阿寒湖温泉から出発する遊覧船に乗って、船上から雄大な景色を堪能しましょう!遊覧船では阿寒湖随一の景勝地である滝口や湖に浮かぶチュウルイ島にあるマリモ展示観察センターを巡ります。阿寒湖は特別天然記念物のマリモが生息することでも有名。マリモ展示観察センターでは大小さまざまなマリモを観察でき、びっくりするほど大きなマリモも!マリモといえばまん丸を思い浮かべますが、実は球体のマリモは珍しいのだとか。いくつもの自然の条件が揃った奇跡的な場所でのみ丸く育つのだそうです。なかには直径30cmを超えるようなマリモもいて、このような大型球状体のマリモになるのは世界でも阿寒湖だけなのだそうですよ。

「摩周ブルーVS霧の摩周湖」 摩周湖(ましゅうこ)は神の湖と呼ばれる神秘の場所

摩周湖はアイヌ語で”神の湖”を意味する「カムイトー」と呼ばれる神秘的な場所。透明度の高さは日本一、世界ではバイカル湖に次いで2位を誇ります。独特な深い青色は「摩周ブルー」と呼ばれ、晴れた日には湖面に周囲の山々や空が映し出されます。また、摩周湖は「霧の摩周湖」としても有名。年間約100日もの間、湖面が霧に包まれ神秘的な光景が広がります。特に6月から7月にかけて霧が多くなり、この時期には一日中湖が見える日はひと月の半分ほど。全く見えない日も6日ほどあるのだそう。一寸先が見えない濃霧から急変して素晴しい晴天になることもあり、まさに神秘の場所。

摩周湖の周囲は絶壁で囲まれていて湖面に下りることはできませんので、摩周湖の西側にある第一展望台・第3展望台と、東側(裏摩周)にある裏摩周展望台からの眺望をお楽しみください!


日本最大のカルデラ湖「屈斜路湖(くっしゃろこ)」は3つの展望台から絶景を

  • 藻琴山展望台からの眺め
  • 藻琴山から見た屈斜路湖

アイヌ語で湖が川になり流れ出すところを意味する「クッチャロ」が語源の屈斜路湖。国内最大のカルデラ湖です。屈斜路湖の魅力はスケールの大きさ。雄大で開放的な大パノラマが広がり、四季折々に異なる美しい姿を見ることができます。そんな屈斜路湖を望む絶景ポイントは国道243号にある美幌峠(びほろとうげ)。標高525mの展望台からは屈斜路湖の全容を一望でき、晴れた日には遠くに知床連山や大雪の峰々を望むこともできます。また、藻琴山展望駐車公園とハイランド小清水725は北側から屈斜路湖を見下ろすことができる絶景ポイント。藻琴山の標高430m地点にある藻琴山展望駐車公園からは硫黄山や川湯温泉街まで、標高725mに位置するハイランド小清水725からはオホーツク海や知床連山などの眺望を楽しむことができます。雲海の穴場スポットとしても知られており、初夏から秋にかけて条件の良い早朝には屈斜路カルデラに広がる大雲海を見られることもあります。

冬は温泉に浸かりながら白鳥ウォッチング!

屈斜路湖畔沿いには、秘湯として知られるコタン温泉や和琴温泉など眼前に広がる屈斜路湖を眺めながら入浴できる野天風呂が点在しています。冬にはシベリアからやってきた白鳥たちを近くで眺めながら、一緒にくつろいでいるような気分を味わえますよ!

また、屈斜路湖岸の砂場では砂を掘ると温泉が沸き出てくるところがあり砂湯と呼ばれています。湖面が氷結する屈斜路湖もこの辺りは凍らないため白鳥たちの憩いの場となっています。砂湯には足湯も設置されているので、白鳥たちの美しい姿を眺めながらほっこりとひと休みしてみませんか。

冬は温泉に浸かりながら白鳥ウォッチング!

大沼遊船で島めぐり!大沼湖・小沼湖をのんびり水上散策

函館市の北約16kmにある「大沼国定公園」。活火山である駒ヶ岳の噴火によってできた大沼・小沼・じゅんさい沼の3つの沼にはあわせて126もの島があります。大沼を訪れたら、遊覧船に乗って大沼湖・小沼湖を巡ってみましょう。駒ヶ岳の雄姿と沼に浮かぶ島々の変化に富んだ四季折々の表情が楽しめます。また、カヌーでの水上さんぽも人気!爽やかな風を感じながら心地よいひとときを過ごすことができますよ。

大沼湖・小沼湖に浮かんだ小島を橋で結んだ遊歩道もあるのでウオーキングで島巡りを楽しむのもおすすめです。

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