カヌー04:原始の自然を感じるバードウォッチング(釧路湿原)
04
原始の自然を感じるバードウォッチング(釧路湿原)
冬
手つかずの湿原をカヌーで下り、
鳥の目線で野鳥観察を楽しむ
ラムサール条約に登録されていて今も手つかずの自然が残り、動植物の楽園が広がっている釧路湿原。特異な景観を持ち、多くの動植物を育む釧路湿原は、5~7月上旬の初夏は野鳥の声をBGMに、10月には羽を休めた渡り鳥たちを眺めながら、そして冬には静寂と自然との一体感を味わう、そんな季節ごとの広大な自然とさまざまな野生生物と出会える特別な場所です。
木々の葉が落ち、あたり一面が雪に覆われる冬は、野鳥観察には絶好のシーズン。川辺の木々が葉を落として枝だけの状態になって、夏は豊かな緑に隠れていた水鳥や野鳥たちも、その姿が見つけやすくなるのです。
辺り一面が銀世界に変わり、凜とした空気に包まれる冬の釧路湿原。天気の良い日の早朝は、凛とした空気の中で風の音や動物たちの鳴き声を感じながらカヌーを楽しむことができ、そんな日は湿原と川と進んでいくカヌーが一体に感じられます。
道中には幻想的な氷と雪と水の景色が広がり、厳冬期には氷の葉のような霧氷をまとう木々、水面を流れる蓮の葉氷など冬ならではの自然現象が随所で見ることができるでしょう。さらに気象条件がそろえば、空気中の水蒸気が結晶化してキラキラと輝く「ダイヤモンドダスト」や、水蒸気が花のように凍る「フロストフラワー」などとも出会えることもあります。
2,000種類を超える多様な動植物が育まれる釧路湿原。カヌーではそうした動植物とも多く出会うことができます。中でもカヌーでのバードウォッチングはたくさんの野鳥が観察できますし、何より水鳥と同じ目線で鳥たちを見られるのが魅力です。鳥になった気分で双眼鏡を覗き込み、ぜひ天然記念物のタンチョウの美しさ、オジロワシやオオワシなど大型の猛禽類の勇ましさをすぐそばに感じてみてください。
問い合わせ先:釧路マーシュ&リバー
TEL:0154-23-7116
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