新鮮&豪快!北の大地で味わう海鮮はこれに決まり

新鮮&豪快!北の大地で味わう海鮮はこれに決まり

四方を海に囲まれた北海道は、まさに海鮮の宝庫。きらきら輝くいくらやうに、ネタが新鮮なお寿司や海鮮丼など、どれも魅力的なものばかり。

何から食べるか迷ってしまうあなたへ、おすすめの海の幸をご紹介します!

絶対食べたい、海鮮丼

日本海、太平洋、オホーツク海に囲まれている北海道では、さまざまな種類の魚介類が1年を通して水揚げされます。冷たい北の海で育った魚介は、身が引き締まり脂もたっぷりのっているので美味しいのです。

そんな魚介類を白米の上にどーんとの乗せた海鮮丼は、必ず食べたい大定番。"素材で勝負!"の北海道で食べる海鮮丼は、身が大きく大満足のボリューム感。どんぶりから落ちてしまいそうなほど、新鮮な刺身類が惜しみなく乗せられています。


人気なのは、さまざまな種類の刺身が豊富に乗ったメニュー。マグロやエビ、ホタテにサーモン、いくらなどその店イチオシの海鮮が沢山乗っていて、その一杯だけで北海道自慢の海の幸を存分に堪能できます。釧路の和商市場などには、自分で好きな具材をチョイスできるお店もあって、選ぶ楽しさも味わえますよ。

市場や朝市で提供する海鮮丼は新鮮でリーズナブル!


店舗が複数集まっているので、どの店で食べようか考えながら場内を散策するのも市場ならではの楽しみ方。市場の朝は早いので、早朝から食べられるのも嬉しいポイントです。

札幌市中央卸売市場 場外市場
札幌市中央卸売市場 場外市場
札幌中心部から車でわずか10分の距離にあり、業者さんだけではなく一般客も購入できる店舗が揃う道内最大級の市場。道内各地から水揚げされたばかりの新鮮な海産物や採れたての野菜や果物が集まり、個性豊かな約60店舗が軒を連ねています。リーズナブルな価格で北海道中の味覚を堪能できますよ。
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さっぽろ二条市場
さっぽろ二条市場
100年以上の歴史を持つさっぽろ二条市場は、市街に約15軒の鮮魚店や青果店が並ぶ札幌市民の台所。常連客から観光客まで幅広い客層で連日賑わいます。札幌大通り公園のテレビ塔付近からは徒歩約10分で行ける場所。散策を兼ねてお出かけしてみてはいかがでしょう。
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小樽三角市場
小樽三角市場
JR小樽駅から徒歩2分。全長200m・横幅2mの細い通路に店舗が並ぶ市場です。古き良き昭和レトロな雰囲気が観光客を魅了しています。朝7時から空いているお食事処では、海鮮丼をはじめ旬の食材を使った定食なども人気。市場で買った商品をその場で調理してオリジナル丼を作れるのもお楽しみポイントです。
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函館朝市
函館朝市
JR函館駅から徒歩1分。約250店舗もの店舗が集まる函館朝市。自分で釣ったイカをその場で食べられる人気の活イカ釣りをはじめ、特産物のイカやホタテ、カニ・サケといった鮮度の高い食材が集まる活気ある市場です。ワンコインでどんぶりを食べられるお店や、透明でコリコリの鮮度抜群いかソーメン定食なども大人気。
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釧路和商市場
釧路和商市場
函館朝市、さっぽろ二条市場と共に北海道三大市場のひとつに数えられる、賑わいある市場。名物「勝手丼」は、市場内で購入したご飯に好みの魚介をトッピングできる人気のシステムです。カニ汁などを合わせていただくと、さらに海の香りを楽しめます。JR釧路駅からもほど近く、駐車場も隣接しているのでアクセスも便利です。
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あふれんばかりに盛られる、贅沢ないくら丼

老若男女問わずに愛されるいくらも、人気の海鮮のひとつ。最高品質のいくらをお腹いっぱい堪能できるのは、秋鮭漁獲量が全国の約90%を占める北海道の醍醐味です。

一年中食べられますが、北海道いくらの旬はお腹に卵を沢山詰めた鮭が水揚げされる9月~11月。好みによってベストシーズンは変わり、前半の9月~10月頃は口の中に皮が残らないほど粒がやわらかく、一方後半の10月~11月頃は、粒が大きく味が濃厚と言われています。


いくらを手軽にお腹いっぱい食べたいときは、いくら丼がおすすめです。どんぶりいっぱいにキラキラしたいくらが盛られた姿は、食べる前から幸せな気持ちに。回転寿司のいくらも、小さなシャリでは受け止めきれないほどの盛られっぷり!豪快な様子は、さすが北海道ならではです。

格別の味わいを楽しめる本場のうに

北海道はうにの水揚げ量も日本一!うにのエサとなる昆布の生産量も日本の9割を占めます。豊富な餌を食べて育ったうには、大きくて美味しいうにへと成長します。

うにのベストシーズンは、産卵を控えた6月~9月中旬。うに漁解禁の時期しか漁ができないので、1年間で新鮮なうにを食べられるのはこの時期だけです。


北海道で食べられるうには、主にエゾバフンウニとキタムラサキの2種類。

うにの中でも最高級品と言われるエゾバフンウニは、北海道でしか獲れません。濃厚でコクのある甘みが特徴です。一方、クリーミーな食感が特徴の"キタムラサキウニ"。ムラサキウニよりサイズが大きく、エゾバフンウニよりリーズナブルなお値段です。


産地で有名なのは、主に利尻・礼文と積丹(しゃこたん)近辺。

利尻・礼文で獲れるエゾバフンウニの外見はトゲが短く、中身は濃いオレンジ色。通常のバフンウニよりひと回り大きく、甘味が強いのが特徴です。栄養満点の利尻昆布を食べて育ち、国内最高峰の美味しさともいわれています。

積丹で水揚げされたうには、ほとんどが町内で消費されるため町外で流通する事はほぼありません。そのため、積丹のバフンウニはまさに産地でしか食べられない貴重なもの。地元の漁師さんが経営するお店の中には、「メニューは生うに丼のみ」と強いこだわりの店舗もありますよ。

塩水ウニ

本州へ流通する"うに"の多くは日持ちさせるためにミョウバンを使用した箱ウニが多いのですが、北海道で美味しいとされるものは、獲れたてのうにを塩水に入れて保存する「塩水ウニ」がほとんど。苦味を感じず、甘くて濃厚なのは、そこに理由があります。新鮮だからこそ美味しく食べることができる北海道のうに。普段は苦手と感じている方も、ぜひ北海道でチャレンジしてみてはいかがでしょう。

塩水ウニ

どちらも魅力いっぱい!一流の名店&お手軽な回転寿司

北海道のお寿司は、東京で主流の江戸前寿司に対して「蝦夷前寿司」と呼ばれています。江戸前寿司はネタを酢や塩でしめるなどひと手間加えて旨味を引き出しますが、蝦夷前寿司は新鮮なネタを生でそのまま握るのが特徴です。


せっかくの北海道旅行、海鮮を食べるなら本格的な寿司屋でも味わってもらいたいところ。何を注文するか迷ったら、職人さんにお任せしてもOK。好みに合わせて、その時々のおすすめを握っていただけます。好きな順番で食べてももちろん大丈夫ですが、白身魚など淡泊な魚から食べ始め、終盤で脂がのったマグロなどを味わうとより寿司の旨味を味わえますよ。


北海道は回転寿司も全国トップレベル!回転寿司とは思えないほど新鮮でネタが大きく、尚且つ良心的な価格で楽しめるのでコスパ抜群。「トリトン」「根室花まる」「なごやか亭」など道内で展開する回転寿司チェーンも多く、地元の人からも愛されています。

カニの王様タラバガニ vs 裏番長毛ガニ

年間を通してどこかしらでカニの水揚げが行われている"カニ王国"北海道。どの季節でも美味しくいただけるので、道外からのお取り寄せ需要も高い人気の海鮮です。茹でてそのまま食べるのはもちろん、刺身やしゃぶしゃぶにしても美味しく、専門店や居酒屋などで楽しむことができます。


北海道で獲れるカニのほとんどは「タラバガニ」「毛ガニ」「ズワイガニ」「花咲ガニ」の4種類。中でもタラバガニは圧倒的な大きさと高価さを誇る"カニの王様"!極太の足に詰まった柔らかい身は、ジューシーで食べ応え抜群です。ほぼ通年獲れますが、最も水揚げ量の多い稚内港では4~5月がおいしい季節と言われています。

また、甲羅の毛が特徴的な毛ガニは北海道の代表格。繊細でしっとりとした濃厚な甘味が自慢で、小ぶりながらカニ味噌までおいしくいただけます。分厚い流氷が去って一斉に漁が始まる「海明け」の時期に獲れる網走の流氷明けの毛ガニは極上品!豊富な植物性プランクトンを食べて育った栄養満点の海明け毛ガニは、まさにオホーツク海の最高傑作です。

限られた海域でしか獲れない希少な「花咲ガニ」

生では茶褐色のボディですが、茹でると花が咲くように真っ赤に変わることから名付けられた花咲ガニ。国内でも根室市近海でしか獲れない、貴重な種類です。ぷりっとした身の弾力と、少し海老のような独特な甘みが特徴です。漁が解禁されるのは例年7月~9月ころ。ぜひ旬の時期に本場根室で味わってみては。

限られた海域でしか獲れない希少な「花咲ガニ」

肉厚ホタテのたまらない食感

ぷりぷりとした食感がたまらないホタテは、和食、洋食、中華にフレンチとどんな料理にも合う万能食材。ホタテの水揚げ量も日本一の北海道ですが、道東に位置する野付(のつけ)半島では巨大なホタテが獲れるんです!

入り組んだ湾になった野付半島周辺は、オホーツク海から栄養豊富なプランクトンが流れ込む絶好のホタテ生育場所。水揚げされるものは大人の手のひらほども大きく、中には顔以上の大きさのものまで!甘さも格別で、最高級の寿司屋やレストランでも使用されています。「別海ジャンボホタテバーガー」などホタテを使ったご当地グルメも必食です。

野付以外にも、ホタテ養殖発祥のサロマ湖や気候風土に恵まれた噴火湾、水揚げ日本一の猿払(さるふつ)村などで盛んに生育されています。

産地直送!海鮮居酒屋

たかが居酒屋とあなどるなかれ。北海道の居酒屋は魚の質が一味も二味も違います。ホッケの開きひとつとっても、お皿からはみ出さんばかりの大きさや厚みのある身、ふっくらとしたやわらかい食感がたまらない、ぜひとも食べて欲しいおすすめの一品なんです。他にもキンキ(メンメ)やカスべ(エイ)の煮つけ、炭焼きや鍋料理など、北海道の海の幸をさまざまな形で気軽に楽しめます。

料理に合った地酒と一緒に海の幸を存分にいただく時間は、旅人冥利に尽きる幸せです。

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