ご当地のおいしさ、食べに行こう! 道の駅グルメ特集
北海道内にある、120を超える道の駅はどれも個性的! 旅の途中に立ち寄るだけでなく、道の駅を目的にドライブを楽しむ人も増えています。そんな道の駅の中でも、地元のおいしいものが食べられる「名物グルメ」のあるところは特に人気です。ぜひ、お腹を空かせて訪れてみてください。
<厚岸(あっけし)町> 一年中牡蠣が楽しめる!「厚岸グルメパーク コンキリエ」
道内で牡蠣の名産地として知られる厚岸。周辺を流れる冷たい寒流を利用して牡蠣の成熟をコントロールしているため、一年を通して牡蠣が食べられる全国でも貴重な地域です。冷たい水の中でゆっくりと育った牡蠣は、旨みが凝縮しているのが特徴です。
そんな厚岸で、牡蠣を満喫できる道の駅が「厚岸グルメパーク コンキリエ」。カフェ、レストラン、バーベキュー、オイスターバーと、館内ではさまざまなスタイルで牡蠣を提供しています。おすすめは「炭焼 炙屋」の「元祖 バケツ牡蠣」。牡蠣がたっぷり入ったバケツを、炭火の上で蒸し焼きにする豪快なメニューです。隣接する魚介市場で買ったとれたての食材を一緒に焼いて食べられるのも嬉しい!
スモーキーなウイスキーは牡蠣との相性バツグン!
ハンドルキーパー以外の大人におすすめなのが、オイスターバー「ピトレスク」の牡蠣とウィスキーのセット。厚岸にはウイスキーの蒸留所があり、スコットランドの伝統的製法で造るウイスキーは、アメリカ最大の品評会で最優秀金賞を受賞するほどの逸品です。
厚岸の牡蠣とウイスキーの組み合わせは、最高のマリアージュです。ウイスキーの本場・スコットランドでは、生牡蠣にウイスキーをたらして食べるのが定番。厚岸蒸留所のウイスキーのスモーキーな薫りと、旨みたっぷりの厚岸の牡蠣はまさに相性バツグンです。厚岸の魅力を存分に味わえるセット、ぜひお試しください!
※飲酒運転は犯罪です!飲酒した場合は絶対に運転してはいけません。
<鹿部(しかべ)町> たらこと間歇泉が名物!「しかべ間歇泉公園」
風光明媚な大沼国定公園からクルマで約30分、函館からでも1時間ほどでアクセスできる鹿部町。その海沿いにある道の駅「しかべ間歇泉公園」の見どころは、温泉の試掘中に偶然発見された間歇泉。吹き上げる温泉の高さは約15m、温度は100℃にもなります。
その高温の温泉を利用した「温泉蒸し釜」は要チェック! 売店で豚肉セットや噴火湾産の牡蠣などを買って蒸し釜にセットすると、7〜10分ほどで熱々に蒸しあがります。ジューシーに仕上がる蒸し料理は、素材の栄養がそこなわれず、味わいがギュッと凝縮した絶品に仕上がります。また、卵をシンプルに「温泉蒸し卵」にするのもおすすめです。
道の駅にある、漁協女性部運営の「浜のかあさん食堂」では、名物のたらこも食べられます。目の前に広がる噴火湾近海の新鮮なたらこを使った「鹿部たらこ」は、一粒一粒のきめが細かいのが特徴。プリプリの食感とまろやかな塩気にご飯が止まりません! 新鮮な魚を使って「浜のかあさん」たちが作る家庭料理も、やさしい味わいの絶品ぞろいです。
<喜茂別(きもべつ)町> 中山峠と言えばコレ! "あげいも"の「望羊中山」
札幌とニセコの中間地点にあるのが中山峠。札幌からクルマを走らせて定山渓を抜けると、この中山峠あたりで遥かにそびえる羊蹄山が姿を現します。蝦夷富士とも呼ばれる美しい山を眺めながらひと休みしたい……そんなあなたを歓迎してくれるのが、道の駅「望羊中山」です。
望羊中山の名物にして不動の人気No.1が「あげいも」。道民にも「中山峠といえばあげいも!」と親しまれてきたメニューで、年間で約40万本も売れるとのことです。ほんのり甘い生地で羊蹄山麓の男爵いもを包んで揚げたもので、1本の串に3つも刺さっているのでボリュームも満点です。外はカリッ、中はフワッとした食感で、いも本来の甘みを楽しめるあげいもは、スナックというより、もはやスイーツ!? 道の駅2階のパノラマ展望台で、あげいもを食べながら羊蹄山を眺める中山峠スタイル、ぜひ体験してみてください。
<深川市> お米がテーマの道の駅! その名も「ライスランドふかがわ」
「ライスランドふかがわ」は、米どころとして知られる深川市にある、お米をテーマにした道の駅。旅行雑誌による北海道の道の駅ランキングで1位に輝いたこともある人気スポットです。農産物やお土産の販売だけでなく、お米について楽しく学べるクイズ・ゲームコーナーもあり、総合力の高さでは北海道内の道の駅でもトップクラスです。
ここでのグルメはやっぱりお米! お米のおいしさをダイレクトに味わうなら「おにぎり屋かっぽうぎ」のおにぎりがおすすめです。頬張れば、深川産のお米本来のおいしさが口いっぱいに広がります。2階のレストラン「味しるべ 駅逓(えきてい)」の人気メニューは、注文を受けてから炊き上げるこだわりの「釜飯」です。蓋を開ければ、ふくよかな香りとともにつやつやのご飯が顔を出します。香ばしい「おこげ」もたまりません!
お米もそばも食べたいあなたに「深川そばめし」
実は深川市は、そばの作付面積・収穫量でも全国2位を誇るそばどころでもあります。せっかくなら、お米とそばのどっちも食べたい!そんなあなたには「深川そばめし」がおすすめです。
焼きそばとご飯を混ぜた一般的な「そばめし」とは違い、深川そばめしは、そばつゆの味が染み込んだごはんに、油で揚げたカリカリのそばの実が入った独自のおにぎりです。名物グルメで、深川のお米とそばを同時に味わってみてください。
<洞爺湖町> 新鮮なうに丼をお値打ち価格で!「道の駅あぷた」
噴火湾の海の幸と、火山が育む豊かな山の幸に恵まれたエリアにある道の駅「あぷた」。リピーターが続出する人気の理由は、洞爺湖の温泉街からクルマで10分ほどというアクセスの良さと、何と言っても、おいしい「うに丼」がお値打ちで食べられること!
うに丼を注文すると、一折まるまる(大盛の場合はなんと二折!!)の生うにが箱に入ったまま出てきます。ご飯に乗せて豪快にかきこんだり、一つ一つをゆっくり味わったり、好きな食べ方で絶品うにを満喫できます。産地を変えながら提供しているので、新鮮で磯の香りと濃厚な甘みが格別のうにが一年中楽しめます。一緒に提供されるホタテ稚貝のみそ汁も、出汁の旨みがたっぷりの逸品です。
<猿払(さるふつ)村> 天然ホタテの歯ごたえと甘みを丸ごと!「さるふつ公園」
ホタテの水揚げ量日本一を誇る、オホーツク海沿岸の猿払村にある道の駅「さるふつ公園」。その「さるふつまるごと館」でホタテ丼を注文すると、それまで水槽にいた活ホタテが手際よくさばかれていきます。肉厚のホタテを1cm程度にスライスした切り身が、ご飯を覆うようにきれいに並べられ、真ん中にイクラが乗って、まるで花のようです。
極寒のオホーツク海で4年間かけてじっくり育てたホタテは、甘みと旨みが桁違い。貝柱の繊維一本一本がしっかりしているので、肉厚で歯ごたえもバツグンです。広大な草原に引かれた一本道が人気の「エサヌカ線」のドライブ旅と合わせて楽しみたい、オホーツクの絶品グルメです。
※ホタテ漁が休漁になる10月末から5月頃までは、冷凍ホタテ(玉冷)での提供となります。
※エサヌカ線は冬期間通行止めになります。
<士幌町>スコップをお皿代わりに召し上がれ!「ピア21 しほろ」のハンバーグ
牛舎をモチーフに作られた外観がかわいらしい道の駅「ピア21しほろ」のコンセプトは、「日本一、町民に必要とされる道の駅」。酪農や畜産が盛んで、人口の10倍以上の牛がいると言われる士幌町の日常の営みとその豊かさを発信しています。
レストラン「にじいろ食堂」の人気メニューは「しほろ牛剣先ハンバーグ」。鉄板皿の代わりに使われているのは、開拓時代を思わせる本物の剣先スコップ。その姿に驚いたあとは、おいしさに驚くこと間違いなし! 士幌町のきれいな空気と水で育った「しほろ牛」を100%使用した、脂肪が控えめでジューシーな味わいです。「CAFE KANICHI 寛一」でも、しほろ牛を使った「しほろ牛ハンバーガー」が楽しめますよ。