• HOME
  • 北海道 旅の特集
  • まるでこの世の果て!? 話題の絶景、野付半島のトドワラとナラワラを見に行こう

まるでこの世の果て!? 話題の絶景、野付半島のトドワラとナラワラを見に行こう

まるでこの世の果て!? 話題の絶景、野付半島のトドワラとナラワラを見に行こう

北海道の絶景スポットは数多く存在しますが、その中にネット上で「この世の果て」「世界の終わり」と噂される絶景があります。そんな景色を見ることができる秘境「野付半島」のトドワラとナラワラがどんなスポットなのか深掘りしてご紹介します。

野付半島はどこにある?

北海道の東部、知床半島と根室半島の中間に位置する野付半島は、海流によって運ばれた砂が長年に渡って蓄積して形成された砂嘴(さし)という地形をしています。

オホーツク海に腕を伸ばしているような形、エビのような形などとも表現される複雑に入り組んだ地形、起伏の多い海底と早い潮流から、道内でも有数の漁場にもなっています。

野付半島は公共交通機関でのアクセスは不便のため、車やタクシー、尾岱沼(おだいとう)からの観光船、観光ツアーがおすすめです。

トドワラとナラワラを見に行こう!

立ち枯れたトドマツが海水の浸食と潮風によって朽ち、荒涼とした景色が広がる「トドワラ」。枯木群は風化によって本数が少なくなっているため、いずれはこの景色も見られなくなってしまうとも言われています。


近くには、ミズナラが立ち枯れたまま残る「ナラワラ」もあり、自生する木々の緑の手前に立ち並ぶ風化した白い木々のコントラストが美しく、幻想的な光景をつくりだしています。こちらはトドワラに比べ、枯木が原形をとどめた姿を残していますが、立入禁止エリアのため対岸の展望スペースから眺めましょう!

野付の大自然を間近に見られる「別海町観光船」

トドワラへの海からのアプローチとして、尾岱沼漁港から観光船に乗ってトドワラまで行く方法もおすすめ。トドワラの近くの浮桟橋に到着し周辺散策もできるトドワラコースでは、運が良ければ野付湾に来遊するゴマフアザラシやゼニガタアザラシを間近に見ることができます。※運行期間は5月~10月末

他にも、トドワラコースの観光船では入っていけない海域を小さい磯舟で巡るコースや、野付半島の外海に出るコース、期間限定の潮干狩りやアザラシウォッチングなども運行しています。

野付半島の四季折々の原生花園

野付半島一帯は天然の花園。特にトドワラまでの遊歩道沿いと野付埼灯台周辺には原生花園があり、5月から10月にかけて、赤・黄・橙・紫と四季折々の花が咲き誇ります。

食堂や売店を併設する「野付半島ネイチャーセンター」には、野付半島で確認されている植物の写真を季節ごとに分けて展示しており、散策前の情報収集にもおすすめです。

250種以上も飛来!?野付半島は野鳥の楽園

野付半島では今までに250種類以上の野鳥が確認されています。その数は日本で確認されている鳥の約40%に相当します。

野付半島には野鳥を観察する野鳥観察舎(ハイド)もあり、オジロワシ、タンチョウ、オオワシ、コクガンなど天然記念物に指定されている野鳥や希少な野鳥も飛来するため、カメラマンやバードウォッチャーからも「野鳥の楽園」として人気を博しています。

「野付半島ネイチャーセンター」ではオオワシやオジロワシなど冬に野付半島に飛来する野鳥を車でゆっくりと探すツアーなども開催されています。

野付半島で獲れるグルメ食材もチェック!

春と秋には海の赤いルビーともいわれる希少な「北海シマエビ」の漁が始まります。江戸時代から続く伝統漁法で獲られたエビは雑味がなくて非常に味わい深く、漁シーズンには踊り食いで食べることもできます。

また、11月から5月頃には地域の特産品でもあるホタテの漁が近海で行われ、成人男性の手のひらほどの大きな貝殻のホタテが水揚げされます。

野付半島ネイチャーセンター内のレストランでは、肉厚のホタテを春巻きにして道産小麦と地元の「べつかい乳業興社」の牛乳で作ったバンズで挟むご当地バーガー「別海ジャンボホタテバーガー」も味わえます。

冬は氷平線ウォーク!野付半島のもうひとつの魅力

野付半島の内側の湾は波が立たない内海のため、厳冬期になると一面氷結し、海の上を歩くことができる「氷平線ウォーク」を体験することができます。

どこまでも広がる氷の平原に雪が降り積もり、あたり一面真っ白な世界が広がる冬だけの絶景!

周りに遮るものがないので遠近法を利用してトリック写真が撮影でき、SNSでも映えスポットとして注目を集めています。

野付半島ネイチャーセンターでは、スノーシューをはいてトドワラを目指す2時間の「トドワラ・氷平線ウォークツアー」や、滞在時間が少ない方におすすめの約1時間の「ミニウォーク」、スノーモービルで引くソリで楽しむ「氷平線ソリツアー」を実施しています。ガイドなしで凍った海の上を歩くのはとても危険ですので、ツアーに参加して氷平線ウォークを楽しむのがおすすめです。

人気記事ランキング

老舗から最新トレンドまで、札幌で絶対食べたいラーメン9選
more
冬の北海道を満喫!厳選のおすすめイベント
more
札幌から日帰りで行けるおすすめスポット10選
more
さっぽろ雪まつりだけじゃない!北海道の冬のまつり12選
more
いつが見頃? 北海道のラベンダーおすすめスポット
more
ページトップへ