野付半島
日本最大の砂の半島の自然は見どころが豊富
知床半島と根室半島の中間に位置し、オホーツク海に腕を伸ばすようにして広がる野付半島。全長約26kmの日本最大の砂嘴(さし)です。 ※砂嘴とは、海流により運ばれた砂が、長年に渡って堆積して作られた地形のことです。海流の浸食によってできた複雑に入り組んだ海岸線により、野付半島が多様な生命を育んでいる要因のひとつです。
夏には、アザラシが休憩する姿を見ることが出来るとともに、 野付半島原生花園の野花が代わるがわる咲き誇ります。一般的に、高山植物とされている植物も平地で見ることができることから、多くの世代の方に愛されている場所です。
GW頃から、観光船や潮干狩り等の体験が始まります。ライダーも多く、野付半島の中ほどにあるネイチャーセンターでは、旅の疲れをソフトクリームやフレッシュな別海町産牛乳で癒すことが出来ます。
春と秋には、海の赤いルビーとされている希少な北海シマエビの漁が始まります。この漁は、江戸時代から続く伝統漁法で行われています。エビの住処である藻を傷つけないため、漁場では風の力で網を曳くため、無風でも漁をすることができません。この漁法で獲られたエビは、雑味がなく非常に味わい深いエビとなります。
秋はススキが咲き誇り、付近の漁場では鮭の定置網漁が始まります。
冬には内海が結氷し、外海には、流氷が漂着します。野付の海域は、海流が流れ込む地形となっており、その海流にのって多くのプランクトンが運ばれます。さらに、流氷からも沢山の栄養が運ばれてきます。
11月から5月頃までは、地域の特産品でもあるホタテの漁が近海で行われています。栄養が高い海域出ることから成人男性の手のひらほどの貝殻のホタテが育ちます。
- 最寄りの空港
基本情報
- 郵便番号
- 〒086-1645
- 所在地
- 北海道別海町野付
- 電話番号
- 0153-82-1270(野付半島ネイチャーセンター)
- 営業時間
- (4月~9月)9:00~17:00
(10月~3月)9:00~16:00 - 休業日
- 12月30日〜1月5日
- 料金
- 入場料無料、ガイド別途申込有料
- 駐車場
- 50台、無料
- アクセス
- ●車:中標津空港から約50分
●車:釧路外環状道釧路東ICから国道272号経由約120分
- 関連リンク
※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。