ドライブ好き必見! 絶景ドライブルートをまとめて紹介
広大な景色の中、どこまでも果てしなく続く道...。そんな北海道でしか体感できない絶景ドライブルートをまとめてご紹介!
車窓から見える景色は美しく、爽快なドライブは気分もリフレッシュさせてくれます。「こんな景色が見たかった!」を叶えてくれるスポットへ、ぜひ出かけてみませんか。
壮大な原生林に引かれた一本道 三国峠(上士幌町)
大雪山国立公園内を南北に走る国道273号線に位置する三国峠は、標高は1,139m。国道の峠としては北海道で一番の高さを誇り、どの季節も樹海と松見大橋が織りなすダイナミックな風景が見られる絶景スポットです。眼下には深い緑に包まれた樹海が広がり、展望台からは果てしなく続く山々の景色を望むことができます。峠までの道のりには木々の合間を縫うように大きな橋がいくつも掛かり、その中のひとつ「松見大橋」が樹海と共に織り成す大パノラマはまるで絵画のように美しく、なおかつ北海道の大自然を目の当たりにしたようなダイナミックな景色を作り出しています。特に秋がおすすめで、山々が色鮮やかに染まる光景はまさに絶景です。早朝に比較的高い確率で雲海が出現するので、雲海と紅葉の圧巻のコラボレーションと出会えます。ドライブ好きなら一度は走ってみたい絶景ルートへぜひ!
風と共に走る オロロンライン(小樽市~稚内市)
ルートの定義は諸説ありますが、小樽を始点として、北海道最北の地、稚内まで約380kmの海岸線をなぞるようにして走る「オロロンライン」。
日本最北の酒蔵「国稀酒造(増毛町)」や、ニシン漁の繁栄を今に伝える道内最大規模の鰊番屋「旧花田家番屋(小平町)」など、観光スポットも楽しめるドライブルートです。中でもハイライトは稚内に入る手前、「道の駅てしお(天塩町)」周辺から始まる106号線。ここからのおよそ30kmのコースでは、天気が良いと左手に秀峰・利尻富士を望むことができます。そして右手には「オトンルイ風力発電所」の風車が整然と立ち並びます。浜の風を受けて回る風車を横目に走れば、風と一体になったような感覚を味わえます。これだけの柱が等間隔にきれいに並び、これだけ長い距離、直線で整然と並ぶ風力発電は日本ではなかなか珍しく、突如見えてくる迫力ある風力発電を見ると、ここは日本なのか・・・と一瞬錯覚してしまうほど。まさに日本離れした光景です。ここでしか見ることができないドライブスポットです。
ランチは甘えび水揚げ量日本一の町「羽幌(はぼろ)町」で、新鮮な甘えび丼がおすすめ。
夕方のドライブなら、「黄金岬(留萌市)」への立ち寄りがおすすめ。日本海の沖に沈む夕日は、「日本一の落陽」と称され、あたりをオレンジ色に染め上げる壮大な絶景を堪能できますよ。旅のハイライトは水平線の向こうに浮かび上がる利尻富士。真っ青に晴れ上がった空の下、利尻富士、そして、その西隣の礼文島までもを遥かに見渡す日本海の景観は絶景ドライブの締めくくりにふさわしい景色です。
視界を遮るものは何もない! エサヌカ線(猿払村)
全長約16kmに及ぶ一本道。途中、2つのクランクを挟むものの、それを除けば、まさに"どこまでも続く一本道!"地平線を最大限に楽しめる絶景ロードです。道の周りには、ガードレールもなければ、電柱も建物もありません。あるのは一本の道と、周囲に広がる牧草地のみ。北海道広しと言えど、ここまで直線で何もない風景が広がる道路はめずらしく、ライダーの聖地と言われるのも納得です。エサヌカ線のある猿払村はホタテの水揚げ量日本一でも有名な村です。ドライブやツーリングと合わせて楽しんでみてください。
海へと続く白い道(稚内市)
真っ青な空、海へと続く「白い道」。この景色が広がるのは、稚内の宗谷岬の近くにある「宗谷丘陵」。強い風を利用した日本最大級のウィンドファームが広がり、丘陵の鮮やかな緑と、青空、巨大な白い風車との美しいコントラストを楽しむことができます。この道が白いのは、砕いたホタテの貝殻が敷き詰められているから。周囲の景色や草花の緑と調和し、まるで絵画のような美しい光景を作り出しています。この道は、牧場や畑などの田園や自然の中を歩くことを楽しむための散策路「稚内フットパス」のコースになっているので、車から降りて散策を楽しむのもおすすめ。晴れた日には青い空と海、白い道のコントラストがとても美しく途中、大風車群の他、利尻富士まで望むことができますよ。
雄大な大雪の山々とのどかな田園風景が広がる、ジェットコースターの路(上富良野町)
ラベンダー畑や色鮮やかな花が咲き誇る景色が魅力の上富良野町。約4.5kmの真っ直ぐに伸びる道が激しく上ったり下ったりを繰り返す一本道「ジェットコースターの路」。緩やかな道から一気に急降下、そして急上昇。美しい丘陵と田園風景、遠くには十勝岳連峰の景観など、まさに北海道らしい景色を楽しめる絶景のドライブコースです。ジェットコースターの路の周辺は「かみふらの八景」のひとつとして指定されています。「ジェットコースターの路」の入口は、富良野から旭川に抜ける国道237号線沿いの深山峠を上富良野側から美瑛側に下ったところにある「西11線農免農道」の標識が目印です。季節を変えると、作物の様子や木々の彩りも変わり、また違う光景に。同じ場所を走っていても新しい景色を何度も楽しめるドライブコースです。
一度は見たい絶景 天に続く道(斜里町)
世界自然遺産・知床にある絶景ロード「天に続く道」。知床半島への入口の国道244号線から国道334号線の斜里町の峰浜から大栄地区まで、東西に伸びる約28kmの直線道路です。最東端のポイントから眺めると、どこまでも続くように見えるこの道は、やがて空に向かって消えていきます。この道を辿っていけば、天にまで届くのではないか。そんな錯覚を抱かずにはいられません。
9月下旬から10月上旬の時期には、さらにロマンチックな光景に巡り合えるかもしれません。道の真ん中に沈む夕日に向かってまっすぐに伸びる道は、そのまま夕日に辿りつくのではないかと思えるような、とても印象的な光景となるのです。年に数日しか出会えない絶景、もし見ることができたらきっと忘れられない思い出になることでしょう。
道内屈指の桜スポット 静内二十間道路(新ひだか町)
約2,200本もの桜が7kmにわたって咲き誇る直線道路で、北海道随一といわれる桜の絶景ロードです。
道幅が二十間(約36m)だったことから「二十間道路」と名づけられました。エゾヤマザクラなど桜の木々が道沿いを彩る光景はまさに圧巻の一言。この見事な並木道をひと目見ようと、桜の時期には全国から多くの観光客が訪れます。
静内に向かう太平洋沿いの国道235号線は、右手には太平洋が広がり、道路沿いには牧場が点在する北海道らしい光景が続く道。新ひだか町を含む日高エリアは日本一の競走馬の産地で、サラブレッドの牧場が点在しています。大自然の広大な敷地の中、そよ風に吹かれながら馬が草を食む様子や春には親子の姿が見られることも。
3月から5月に漁の最盛期を迎える「春ウニ(エゾバフンウニ)」グルメとあわせて、のんびりとしたドライブを楽しむのにピッタリのコースです。
北海道らしさ満点 メルヘンの丘(大空町)
いまでは全国的に知られるようになった、7本のカラマツが並ぶ絵本のようなこの風景。女満別空港から車で10分のところに位置し、「メルヘンの丘」と呼ばれています。あたりには田園地帯が広がり、いかにも北海道らしい風景を眺めることができるスポット。目の前には3kmほどに渡り、ひたすらにまっすぐな道が続きます。青空を背景にした景色が人気ですが、夕焼けに木々のシルエットが浮かび上がる夕暮れ時もロマンチックですよ。近くには道の駅「メルヘンの丘めまんべつ」があり、特産品の網走湖産天然しじみを使用した商品など、グルメ土産はとっても人気。ドライブがてら立ち寄ってみてはいかがでしょう。
屈斜路湖を一望できるドライブルート 美幌峠(美幌町)
メルヘンの丘から車で約30分の位置にあり、標高525mの展望台から、日本最大のカルデラ湖「屈斜路(くっしゃろ)湖」を一望することができる、道東エリア屈指の景勝地「美幌峠」。
眼下には、屈斜路湖が広がり、「天下の絶景」と称されるだけあって、息を飲むような壮大な美しい屈斜路湖を望むことができます。美幌町と弟子屈(てしかが)町を通る国道243号線上にあり、峠までの道はカーブが多く、山々の景色が目まぐるしく変わる絶景ドライブコースです。
美幌峠の見どころの一つが「雲海」。気象条件が合うと雲海を見る事ができるんです!春や秋の早朝、湿度が高く気温が低いなどの条件が揃ったときに観測できる自然現象。峠から眼下を望むと、辺り一帯が雲に包まれ、まるで別世界にいるかのような感動の瞬間を体感できますよ。迫力のある日の出もおすすめです。峠の頂上には広い駐車場と道の駅があるので、休憩場所やお土産店、軽食コーナーなど、ぜひ休憩を兼ねて立ち寄りたいポイントです。
絶景ドライブルートをマップで見る
- 三国峠展望台
- オロロンライン
- エサヌカ線
- 白い道
- ジェットコースターの路
- 天に続く道
- 静内二十間道路桜並木・しずない桜まつり
- メルヘンの丘
- 美幌峠
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北海道にはご紹介したドライブルート以外にも絶景ルートがたくさん。ドライブ途中に、思わぬところであなただけのお気に入りの絶景ルートがみつかるかも。
ぜひみなさんもドライブしながら、お気に入りの絶景ロードをさがしてみませんか。