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まずは、旭川空港から車で30分の男山酒造で、旭川の自然を味わってみてはいかがでしょうか。良い酒を造るには、良質の米に加えて、十分な水が不可欠です。男山酒造は大雪山系の伏流水を仕込水にしています。男山酒造は日本酒の海外販売のパイオニアとしても知られています。1980年に米国への輸出を開始して以来、男山は20カ国以上に市場を拡大しています。男山酒造り資料舘では、それらについて詳しく学ぶことができます。試飲コーナーもありますが、車の場合は代わりに日本酒アイスを食べたり、売店でお土産を買うこともできます。

旭山動物園は旭川で最も有名な観光地の一つです。動物を「行動展示」というユニークな方法の展示スタイルで広く知られています。円柱型の水槽マリンウェイを垂直に泳ぐアザラシ、目の高さで水に飛び込む巨大なホッキョクグマ、水中の透明なトンネルから見ることができる頭上を飛ぶように泳ぐペンギン、地上14mの高さで空中ブランコをするテナガサルなど、他にもたくさんの動物がいます。飼育員が動物の特徴を説明しながら餌をあげる「もぐもぐタイム」というイベントも人気です。イベントを行う動物は、入り口付近のボードで確認できます。自然の中で見るような生き生きとした動物達は子供はもちろん、大人が見ても面白いです。

愛らしい動物たちに癒された後は、お花を見てリラックスしませんか？上野ファームは、四季折々の植物が楽しめる庭園です。1906年（明治39年）に米農家としてスタートした上野ファームは、お客さんを楽しませるために徐々に庭園を広げていきました。当初はイングリッシュガーデンを目指していましたが、風土や文化、すべての要素がオリジナルであることに気づき、今では「北海道スタイル」を自認しています。他の土地で見たことのある植物でも、北海道の土壌や空気では全く違います。美しい花や木々の間を抜けて、丘に登って庭園全体を観察しましょう。丘の上にある色とりどりの大きなブランコはかわいらしくて写真映えすると、見どころの一つとなっています。

大雪山系にそびえる北海道最高峰の旭岳。アイヌ語で「神々の遊ぶ庭」を意味するカムイミンタラと呼ばれるように、神聖な雰囲気が漂う山です。アクセスは車とロープウェイで行くことができ、ロープウェイは手軽で、季節の移ろいを感じられるのがいいですね。早くも夏の終わりから秋の初めにかけて、山頂は白い冠をかぶり始めますが、山麓は緑色で、まだグラデーションの途中です。緑と紅葉のパッチワークが、まるで優雅な絨毯のように神々の庭へと続いていきます。約10分の空中散歩でロープウェイ山頂駅に到着。駅からは姿見の池まで登って帰ってくるハイキングコースがあり、所要時間は約1時間。見上げれば旭岳の雄大さに圧倒されることでしょう。

普通の世界に戻ってきたら、お腹が空いていることに気づくでしょう。旭川さんろく街周辺には、おいしいレストランやバー、快適なホテルがたくさんありますが、疲れて翌日への活力が必要なら、ジンギスカンの名店「旭川成吉思汗大黒屋」はいかがでしょう。柔らかい肉と秘伝のタレの組み合わせは絶品ですが、人気店なので予約が必要です。地元の食材と日本酒を楽しめる本格的な居酒屋なら、「独酌三四郎」がおすすめです。伝統的な建物に座敷席があり、和服の女将が和の雰囲気を醸し出しています。

ここまで来たなら、青い池は外せない場所です。美瑛町にある文字通り青い水の池です。池に立ち枯れたカラマツが神秘的な雰囲気を醸し出しています。池の色は美瑛ブルーと呼ばれ、穏やかな晴れた日の朝が見頃です。それ以外の時間でも、ブルーがキラキラと輝き、目を引きます。池の周りを歩いて、北海道の自然のパワーを感じることができて素敵です。澄んだ空気を十分に吸ったら、帯広空港に向かいましょう。

日本最大のラベンダー畑で有名で、ラベンダーの見ごろは夏ですが、四季を通じてさまざまな種類の花を見ることができます(冬季は温室となります)。農場には14種類の庭園や森があり、ギャラリーやショップもあります。特にラベンダーの蒸留所は、日本で唯一ラベンダーの精油を抽出できる場所です。ラベンダーの香水や石鹸は売店で購入できます。ラベンダー風味のソフトクリームはぜひ食べていただきたい一品です。