十勝・帯広
開拓時から受け継がれている
自然・食・馬文化
十勝・帯広は北海道の東部に位置しており、太平洋を背に、大雪山国立公園、阿寒摩周国立公園、日高山脈襟裳国定公園に囲まれ、十勝平野の中央には大雪山系を水源とする十勝川が流れるなど、山麓や森林、平野、河川、湖沼等の多様なフィールドに恵まれています。1883年に十勝地域の本格的な開拓が始まり、農業・酪農を柱として発展、現在では日本を代表する農業・食の宝庫として成長したほか、開拓を支えた農耕馬と人々の絆は十勝の馬文化として現代まで受け継がれています。
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アウトドアの聖地 十勝
大雪山系や日高山脈などを源とする200以上の支流をもつ十勝川を舞台にしたフィッシングやラフティング、十勝平野のまっすぐな道や高低差の激しい山岳コースを駆け抜けるサイクリング、十勝の広大な景色を上空から楽しむ熱気球やパラグライディング、十勝の原生林を馬に跨りトレッキングするホーストレッキング、十勝平野の大雪原を駆け抜ける犬ぞりなど…。十勝・帯広では、アクティビティを通じて、大自然を五感で体感することができます。

アイヌ古式舞踊
アイヌ古式舞踊は、北海道各地に居住しているアイヌの人たちが、先祖から伝承してきた歌や踊りです。主に祭りや家庭での祝宴で踊ることが多く、カムイ(神)への信仰や日常の暮らしが結びついています。
地域によって伝わっている歌や踊りはさまざまで、帯広では「バッタキウポポ(バッタの踊り)」が有名です。これは明治の開拓期に十勝でバッタが大発生したときの大変さや苦労を今に伝承しています。バッタは十勝のみならず日高山脈を越えて札幌近辺まで作物に大きな被害を及ぼし、北海道各地で和人とアイヌが一緒になってバッタを駆除しました。今は有数の農業地帯として知られる十勝の大地ですが、アイヌだからこそ伝えられることがあります。

馬とともに歩んだ開拓の歴史
十勝の開拓は、1883年に依田勉三(よだべんぞう)率いる「晩成社」一行27人により始められました。開拓時、人々は農耕馬とともに農業・酪農を営み、十勝を発展させていきました。現在では日本を代表する食の宝庫として成長したほか、農耕馬と人々の絆は十勝の馬文化として現代まで受け継がれており、世界で唯一の「ばんえい競馬」として十勝・帯広に残っています。
