The Official Hokkaido Adventure Travel Guide

知床の流氷と阿寒の火山
2つの国立公園を巡る冬の旅

6日間

難易度

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  • 5泊6日

  • 最小4名、最高8名

  • Hiking

    ハイキング

  • Walking

    ウォーキング

このツアーはサンプルです。詳しくは担当のツアーオペレーターへお問い合わせください。

ツアーの見どころ
  • 特殊なウェットスーツを着て流氷の上をウォーキング
  • 知床の森をスノーシューでハイキング、陸から流氷を見てみる
  • 現地ガイドと一緒にオンネトー湖でスノーシュー
  • 結氷した阿寒湖の上をファットバイクでサイクリング
  • 古くから自然と共生してきたアイヌと一緒に冬の森を探検
場所

知床(ウトロ)、阿寒湖

ツアーの概要

知床と阿寒摩周の2つの国立公園で、冬ならではのアウトドアアクティビティを体験。知床連山、摩周・屈斜路カルデラ、阿寒の火山群など、道東の息を呑むような絶景に出会います。

知床国立公園でのハイライトは、毎年1月に約1,000km離れたアムール川河口から知床沿岸へと辿り着いて出現する流氷です。スノーシューを履いて知床の森を歩き、展望台で流氷を眺めます。それから海へ降りて、流氷の上を歩いたり流氷の中を浮遊したりと、非日常的な体験ができます。知床の海・陸を覆う流氷に依存した独自の生態系は、2005年に世界自然遺産に登録され、その生物多様性が認められました。この旅では、陸と海から流氷を観察して全身で流氷を体感すると同時に、知床の野生生物とその生息地についての理解を深めます。

阿寒摩周国立公園は、日本最大の火山地形面積を誇る森と湖の絶景です。知床に続いて、雌阿寒岳、雄阿寒岳の力強い存在感、知床とは対照的な阿寒湖の雄大さなど、北海道の自然の多様性を体感するには、これ以上ない場所であることを実感していただけると思います。オンネトーという小さな湖は、夏には独特の輝きを放って多くの観光客を魅了します。冬には深い雪に閉ざされてしまいますが、スノーシューを履いて原生林の中に入れば、常緑樹の葉と白い雪の鮮やかなコントラストを楽しむことができます。凍ったオンネトー湖の湖面からは、澄んだ空気の中で銀色に輝く雌阿寒岳や阿寒富士を望むことができます。

凍てつく阿寒湖の上を、先住民族であるアイヌの人たちと一緒に彼らが大切にしてきた森をサイクリングすれば、自然と共生するアイヌの思想に近づく貴重な体験となるはずです。

ツアー日程

1日目

女満別空港に到着、知床・ウトロへ

女満別空港に到着後、到着ロビーでツアーガイドと合流します。東京・羽田空港から女満別空港への直行便は、JAL、ANA、AIR DOを利用できます。集合後、専用車に乗り込み、北海道立北方民族博物館へ。かつて、北海道のオホーツク海沿岸で栄えた文化を紹介する博物館です。極寒の地で暮らしていた人々の生活様式や、その文化が現在の北海道にどのような影響を与えたかを知ることができます。

博物館の後は、世界自然遺産・知床の玄関口、ウトロにある「北こぶし知床ホテル&リゾート」に向かいます。 ここからは、翌日の舞台となるオホーツク海が一望。遊覧船乗り場、道の駅、コンビニエンスストアも徒歩圏内にあり、エリア屈指の立地です。足湯やバーラウンジなど、海を臨むさまざまな施設があり、知床の滞在を楽しくしてくれます。チェックインしてからツアー行程の説明を受け、その後はビュッフェ形式の夕食を楽しみます。

夕食

ホテルでのディナーバイキング。知床の海の幸や北海道産の食材をふんだんに使った和洋折衷約50種類のビュッフェ料理が並びます。料理はオープンキッチンで調理され、レストランのパティシエによるさまざまなスイーツも提供されます。

2日目

ウトロでアドベンチャー

朝食

ホテルのビュッフェ式朝食

スノーシューを履いて冬の森を抜け、眺めの良い雪原へハイキングに出かけます。雪の上の足跡など、野生動物の痕跡を探しながら、雪が作り出す別世界を楽しみましょう。フレペの滝の展望台に到着したら、半分凍った滝をじっくりと堪能。知床の特徴である断崖絶壁から、オホーツク海の流氷や知床連山が冷たい空気に揺らめく光景を眺めてから、ネイチャーセンターに戻ります。

昼食

元漁師が営む地元レストランで旬の魚介類

午後は、冬の知床ならではの流氷ウォーキングをお楽しみください。 専用のウェットスーツを着て、ガイドの後について海氷の上を歩きます。流氷は刻々と変化するので、時に氷は踏み台のようになったりもします。

流氷は、季節風や海流の影響を受けながらオホーツク海を約1,000kmに渡って漂流します。氷の中に閉じ込められた植物プランクトンは、春に氷が溶け始めると水面に流れ出て、それを餌とする動物プランクトンが大量発生。そうすると、魚を狙うアザラシやアシカなどの大型の海獣や、海鳥、さらにはシャチなどの大型哺乳類が集まってきます。また、サケやマスは産卵のために河を遡上する際に栄養分を吸収し、ヒグマやオジロワシなど陸上の動物たちの貴重な食料源に。やがて動物の糞や死骸は土に還り、植物の養分となって知床の森を豊かにします。枯葉は雪解けとともに川に流れ込み、海へ運ばれ、海獣の餌となります。このように、流氷は下は植物プランクトン、上はシャチという海の食物連鎖と、陸と海をつなぐ独自の生態系を支えています。

陸上からでは見ることのできない冬の不思議を観察することができる体験で、氷の塊の大きさや色などが分かります。流氷ウォークの後は、ガイドの案内で夕陽の絶景ポイントに向かいます。知床での1日の締めくくりとして、氷に沈む夕日のドラマチックな光景を見ながらホテルに戻ります。

夕食

ホテルで山海の食材を使った和洋のコース料理

3日目

ウトロから阿寒へ

朝食

ホテルのビュッフェ式朝食

専用車でホテルを出発して10分ほどで知床ネイチャーセンターに到着し、前日のアクティビティの続きをします。

この日のスノーシューハイキングは知床の森が中心です。地元ガイドの案内で、あまり人が足を踏み入れることのない、荘厳な雰囲気が漂う原生林の中へ。雪の森を奥深くへと入っていきます。雪に映る鳥や木々の影、厳しい環境の中で生きる生物の足跡など、知床の生態系の重要なパーツを探してみましょう。広々とした雪原からは、知床半島の先端、知床岬を見ることができます。

昼食

知床の海鮮料理店にて海鮮丼など

昼食後は専用車で阿寒湖畔の温泉ホテル・阿寒湖 鶴雅WINGSへ。一歩建物に入れば独特の雰囲気が感じられ、入口付近のロビーにはアイヌのギャラリーが見られます。温度、香り、ハーブの種類を変えた岩盤浴や、旬の食材を使って添加物を極力控えた体に優しい食事が楽しめます。

夕食

北海道の旬の食材を生かした和食会席料理

4日目

阿寒湖

朝食

ホテルのビュッフェ式朝食

英語ガイドと地元の自然に詳しいガイドと一緒に専用車でホテルを出発します。オンネトーは、活火山である雌阿寒岳の麓にある周囲約2.5kmの小さな湖で、その名前は先住民族のアイヌ語で「大きな古い湖」を意味します。

スノーシューを履いて雪深いサハリントウヒの原生林に入り、森の中を進んでいきます。雪の上の足跡など野生動物の痕跡を探しながら、常緑樹の葉と白い雪の鮮やかなコントラストを楽しみます。1時間ほどでオンネトー湖に到着。夏には異様な光沢を放つ湖も寒い時期には結氷しており、澄んだ空気の中で銀色に輝く雌阿寒岳や阿寒富士などの絶景を眺めることができます。

昼食

阿寒湖の魚を専門に扱う地元のレストランにて

午後は、この季節ならではの、阿寒湖ならではのサイクリングを体験します。通常より4.8インチ広いタイヤとワンサイズ太いタイヤを装着したファットバイクで、阿寒湖の凍った大地を、そびえ立つ雄阿寒岳を見ながらサイクリングします。氷上のサイクリングは、たまらなく爽快な気分にさせてくれます。

夕食

北海道の刺身や焼き魚など、海産物を中心としたくだけた雰囲気の夕食。

5日目

阿寒湖

朝食

ホテルのビュッフェ式朝食

英語ガイドと地元の自然に詳しいガイドと一緒に、専用車でホテルを出発します。スノーシューを履いてボッケ自然歩道を歩きます。ボッケとはアイヌ語で「沸騰している場所」という意味で、泥火山の地質現象の一つです。ボッケの森には、トウヒやモミなどの針葉樹とカツラやミズナラなどの広葉樹が混在しています。野生動物も多く、エゾシカやリスが多く生息しています。約2時間のハイキングで、火山地帯である阿寒摩周国立公園の冬の魅力を存分に味わってください。

昼食

阿寒湖温泉の老舗レストランで、地元の食材を使った料理

北海道には、日本の先住民族であるアイヌの人々が暮らす集落が点在しています。阿寒湖アイヌコタンは、約120人が暮らす北海道最大のアイヌの村です。アイヌの文化は、自然をとても大切にするものです。アイヌのガイドの指導のもと、午後はアイヌの伝統楽器「ムックリ」作りを体験します。その後、湖畔の森がかつて衣食住のためにいかに重要であったか、ガイドから学びます。

森にまつわる話を聞いて、アイヌの伝統的な暮らしの中で、多くの植物がどのような役割を果たしていたかを知ることができます。森は新しく作ったムックリを試すのには最適な場所。木々の間からは、日本百名山の一つである大観山を見ることができます。アイヌの人々に親しまれてきた景色を眺めながら、アイヌの文化に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。必要に応じてスノーシューを着用します。

夕食

地元レストランで、北海道産のエゾ鹿肉を中心とした鉄板焼のコース

6日目

阿寒湖から釧路へ

朝食

ホテルのビュッフェ式朝食

旅館をチェックアウトし、専用車で釧路駅または釧路空港へ出発します。

お食事

朝食 昼食 夕食
1 ホテルでディナーバイキング
2 ホテルのビュッフェ 地元レストランで旬の魚介類 ホテルで和洋のコース料理
3 ホテルのビュッフェ 海鮮料理店にて海鮮丼など 和食会席料理
4 ホテルのビュッフェ 阿寒湖の魚を出すレストラン 海産物中心のカジュアルディナー
5 ホテルのビュッフェ 老舗レストランで地元の食材を使った料理 エゾ鹿肉を中心とした鉄板焼
6 ホテルのビュッフェ

宿泊施設について

場所 施設タイプ 部屋タイプ 温泉・スパ WiFi
1 知床 ホテル ツインルーム、トイレ・バス付き 温泉 WiFi
2 知床 ホテル ツインルーム、トイレ・バス付き 温泉 WiFi
3 阿寒 旅館 ツインルーム、トイレ・バス付き 温泉 WiFi
4 阿寒 旅館 ツインルーム、トイレ・バス付き 温泉 WiFi
5 阿寒 旅館 ツインルーム、トイレ・バス付き 温泉 WiFi

催行会社・お問い合わせ先

株式会社JTB

住所

〒060-0001 北海道札幌市中央区北1条西6丁目1-2 アーバンネット札幌ビル

TEL

011-221-4800

Email

jtb-mice@jtb.com

公式サイト
https://www.jtbgmt.com/luxury

感動のそばに、いつも。Perfect moments,always

JTBグループは、1912年、海外からの旅行者を日本に誘致するために設立されたジャパン・ツーリスト・ビューローをルーツとし、その旅のお手伝いをさせていただいています。その後、JTBグループの活動や顧客層は大きく広がりましたが、JTBグループは、「人・場所・可能性をつなぐ」という目的を軸に活動を続けています。お客さまとより深く、より有意義につながるための革新的なサービスやソリューションを開発すること。持続可能な社会と平和な地球の実現に貢献すること。世界がどのように変わろうとも、JTBグループは108年前と同じように、感動と価値、そして満足をお届けします。JTBの遺産は、お客様、地域社会、ステークホルダーの皆様との信頼の絆にこそあるのです。

JTBグループは、新しい時代のニーズに応え、デジタルの先駆者として、お客様に実感していただける価値を提供し続けながら、次のステージに進んでまいります。

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