The Official Hokkaido Adventure Travel Guide

希少野生生物との共生
ひがし北海道冬の野生動物観察ツアー

5日間

難易度

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  • 4泊5日

  • 最少6名、最大10名

  • Wildlife

    野生動物観察

このツアーはサンプルです。詳しくは担当のツアーオペレーターへお問い合わせください。

ツアーの見どころ
  • 昔ながらの氷上ワカサギ釣り、漁船に乗ったり秘密のスポットを訪問したり、猛禽類(ワシ、フクロウ)や野生動物(ラッコ、キツネ、ツル、シカ)を探して撮影。
  • 冬の道東ならではの「伝統漁業と野生動物の共生」「漁船による野生動物の生態観察」を通して、希少な野生動物の生態を観察。
  • 猛禽類生物医学研究所のバックヤードツアーに参加し、北海道の野生動物の現状を理解し、ツアー料金の全額を寄付することで猛禽類の保護に貢献。
場所

釧路湿原国立公園

ツアーの概要

オオワシ、オジロワシ、シマフクロウなど希少な野生動物との遭遇率が高いことから、世界中で急速に人気が高まった「北海道冬のバードウォッチングツアー」。毎年冬になると、バードウォッチングのスポットは混雑し、観光客が集中して野生動物や地域社会にとって好ましくない状況があり、また、宿泊施設やクルーズ、現地ガイドの予約も難しくなっています。

そんな中、このツアーは混雑した観察スポットや宿を避けることを目的としています。野生動物と共存しながら、伝統的な氷上のワカサギ漁や地元漁船への乗船、地元写真家がお勧めするベストスポットへの案内などを通じて野鳥を観察する予定です。

「伝統漁業と野生動物の共存 」と「”漁船での野生動物の生態観察 」というユニークな内容で、今までにない北海道の冬の野生動物観察を体験します。また、人との距離の近さに起因する事故で傷ついた野生動物が保護されるセンターも訪れます。持続可能な観光を実現するため、野生動物と人との共生について考えます。

ツアー日程

1日目

釧路空港集合、国立公園のオリエンテーション

午後1時頃、釧路空港に集合。参加者全員が揃ったところで、これから始まるプログラムの説明を受け、互いに知り合う挨拶の時間を取った後、専用車で空港から20分ほどの釧路市中心部へ向かいます。

釧路市立博物館を訪れて道東のユニークな点を学びます。釧路湿原は、釧路市街から北へ数キロのところにある日本最大の湿原で、面積は東京都心部の広さを上回ります。釧路の野生動物や植生について学べば、翌日から体験する野生動物との出会いがどれほど稀有なことであるかが分かります。また、このエリアには日本最大の海底峡谷もあります。北海道で最初の食事は、釧路ならではの海鮮炉端焼きで、新鮮な魚介類を楽しむことができます。

宿泊: ホテルの個室(バス・トイレ付)
食事: 夕食(地元飲食店)

2日目

タンチョウの里を訪ねる

このは、地元のカメラマンと一緒にタンチョウの里を訪ねます。釧路の町から車で1時間ほど北上すると「タンチョウの住む村」を意味する名前の小さな村、鶴居村に到着します。アイヌ語で「サルルンカムイ(湿原の神)」と呼ばれ、古くから北海道に欠かせない野生動物に出会える場所です。

タンチョウは、19世紀に人間の乱獲により一時的に絶滅したと考えられていました。ところが、1920年頃に鶴居村で十数羽のタンチョウが発見され、以来、住民が保護してきました。特別に保護されたタンチョウの生息・繁殖地となったことから、村は鶴居村と命名されたのです。現在では1,500羽を超える個体数まで復活しましたが、餌付けへの依存や農地の被害などの問題があり、人間との共存という新たなステージを迎えています。

伊藤サンクチュアリは、鶴居村で酪農を営む傍ら、1966年にタンチョウの給餌を始めた伊藤氏の所有地に設立されました。伊藤さんは北海道の委託を受けて餌付けや監視を行い、タンチョウの保護に貢献しました。タンチョウとの共生について専門家のレクチャーを聴いた後、写真撮影や観察を通してタンチョウの生態や人間との共生とはどういうものかを体験します。

その後、地元北海道で有名な写真家、和田氏のスタジオを訪問し、野生動物の保護について意見交換をしながら昼食をいただきます。

午後は、ウラルフクロウなどの鳥類が生息する、地元の写真家しか知らない場所を訪ねます。※野生動物と遭遇できることを保証するものではありません。

宿泊: ホテル個室(バス・トイレ付)
食事: 朝食、昼食

※夕食は、ホテル周辺またはホテルにて各自でお召し上がりください。ご希望があればガイドがお手伝いします。

3日目

列車に乗って漁港へ、漁船から野生のカワウソを観察

JR釧路駅とJR根室駅を結ぶ135kmの花咲線で、2時間の列車の旅をお楽しみください。ラムサール条約登録湿地を通る野生動物との遭遇率日本一の風光明媚なルートで、車窓からエゾシカ、キタキツネ、野鳥などが見られるほか、森、牧場、太平洋の景色も目にすることができます。根室駅の16km手前、JR落石駅が旅の終着点です。

落石駅到着後は車で落石漁港に向かい、地元の女性が作る地産地消のお弁当を楽しみます。昼食後は、その道40年の地元漁師とともに漁船に乗り、地元の穴場的な絶景スポットを目指します。クルーズは全体で2時間半、野鳥や絶滅危惧種のラッコを間近に観察します。

付近にある凍結した風連湖は翌朝撮影で訪れる場所ですが、クルーズ後はこの湖畔にあるカフェでコーヒーブレイク。宿泊施設レイクサンセットを営む川村さんから、ワシの撮影の歴史や風蓮湖の季節の移り変わりについてレクチャーを受ければ、翌日の撮影がより有意義なものになりそうです。

日本最東端の酒蔵がある根室では、日本酒に合う料理を味わいながら、夜の街を楽しみます。

宿泊: ホテル個室(バスタブ付き)、温泉あり
食事: 朝食、昼食(お弁当)、夕食(地元飲食店)

4日目

伝統的な漁法のアイスフィッシングと野生動物との共生

朝、根室市の入口、風蓮湖の目の前にある宿泊施設を兼ねたカフェがあるレイクサンセットへ向かいます。風蓮湖は世界有数の野鳥保護区で、日本最大級の白鳥の渡来地でもあります。湖が凍る前に白鳥が暖かい海を求めて湖を離れると、オジロワシやオオワシを間近に見ることができる絶好のスポットになります。

ワシの写真をたくさん撮った後は、小さな漁港に移動して昔ながらのワカサギ漁を体験します。これは伝統的な漁法で、湖が凍結する1月中旬から3月中旬の冬季に行われます。氷結した湖の上をスノーモービルで移動し、魚が獲れるポイントまで移動。ワカサギ以外の魚が雪の上に捨てられると、それを目当てにオジロワシやオオワシ、カラスが飛んで来ます。現在、この周辺にはオジロワシが営巣しているところもあります。港で新鮮なワカサギを味わい、日本酒で温まりながら野生動物を観察します。

夕食は根室産のエゾシカ肉などの創作料理をお楽しみください。 北海道では、増え続けるエゾシカが農業への被害や森林伐採を深刻化させています。この問題を解決するため、エゾシカ肉を貴重な森の恵みとして積極的に活用し、適正な頭数を維持するための活動が行われています。この一日の体験を通して、人間と野生動物の共存をさらに意識することになるでしょう。

宿泊: ホテル個室(バスタブ付き)、温泉あり
食事: 朝食、昼食、夕食(地元飲食店)

5日目

日本猛禽類生物医学研究所のバックヤードツアー

ゆったりと朝食をとった後にホテルをチェックアウトし、途中休憩を挟んで2時間以上かけて釧路市内に戻ります。車中からの風景は、2日前に列車で見たのとはまた違ったものになるでしょう。

野生動物を持続的に保護する猛禽類生物医学研究所で、齋藤博士をはじめとする専門家によるバックヤードツアーとディスカッションセッションを行います。

野生に戻ることができず、生涯飼育されなければならない動物たちに対して、研究所はその自然な生き方を尊重し、動物たちの可能性を追求しています。それぞれの命と向き合うために、環境処理、事故防止、傷ついた動物の救護、環境教育活動などに関わる飼育方法を実践しています。こうした事実を知ってツアー後に周りの人たちと共有し、講演料の全額を寄付することで、少なからずも、私たちも地域の野生動物と平和に共存する責任ある訪問者になり得ると考えます。

最後に釧路空港に向かい、空港内のレストランで最後の乾杯をします。

食事: 朝食、昼食

宿泊施設について

場所 施設タイプ 部屋タイプ 温泉・スパ WiFi
1 釧路 ホテル トイレ・バス付個室 なし WiFi
2 釧路 ホテル トイレ・バス付個室 なし WiFi
3 根室 ホテル トイレ・バス付個室 スパ WiFi
4 根室 ホテル トイレ・バス付個室 スパ WiFi

催行会社・お問い合わせ先

株式会社北海道宝島旅行社

住所

〒060-0052 北海道札幌市中央区南2条東2丁目8-1 大都ビル 9F

Email

info@hokkaido-treasure.com

公式サイト
https://hokkaido-island.com/

私たち北海道宝島旅行社は、北海道を専門エリアとして、北海道ならではのユニークでカスタマイズしたオーダーメイドツアーを提供するクリエーターチームです。
2007年創業。北海道の宝物を世界中の旅行者に伝えて地域の活性化に貢献すること、北海道におけるアドベンチャートラベルのパイオニアになることを目指しています。
ガイドブックには載っていない地元ならではの体験、各地で働く農山漁村の人たちとの交流など、北海道の「本物」の自然と文化の体験提供と、効率的なアクセスや快適な宿泊場所等をカスタマイズできることが、北海道のスペシャリストである私たちの強みです。
四季ごとに劇的にその姿を変化させる北海道の自然を感じ、そこに息づく多種多様な動植物と出会い、その環境下で生きている人間の生活と直に触れ合う。それらを通じて、お客様の一生の思い出に残る旅を提供することが、私たちの理想とする姿です。

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