The Official Hokkaido Adventure Travel Guide

北海道のアドベンチャー
トラベルに世界が注目

place:Biei

アドベンチャートラベルとは

Adventure Travel Trade Association(ATTA)では、「アドベンチャートラベル(AT)」を「アクティビティ、自然、文化のうち、少なくとも2つの要素を含む旅」と定義しています。

北海道ではハイキング、サイクリング、カヌーなどのアウトドアを楽しむことができ、知床・釧路・大雪などの大自然に恵まれ、アイヌの伝統文化、縄文文化、豊かな食文化などもあり、ATに必要な3つの要素を全て備えているのです。アドベンチャートラベルにぴったりな北海道の魅力をご紹介します!

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北海道知事からのご挨拶

新たなアドベンチャートラベルのデスティネーションとして世界へPRするため、ATに積極的に取り組む北海道の鈴木直道知事から、ビデオメッセージをお届けします。

北海道のアドベンチャートラベルが
注目される3つの理由

Ashoro

place:Ashoro

独特な地形、雄大な自然

北海道の面積はアイルランドやオーストリアとほぼ同じ。東西500km、南北400kmにわたる広大な大地が、太平洋、日本海、オホーツク海の3つの海に囲まれています。山、森、湖、湿地、川などの自然が織りなす雄大な風景は、本州にはないダイナミックな魅力にあふれ、アドベンチャートラベルの可能性が無限に広がっています。

北海道には、世界自然遺産の知床をはじめ、6つの国立公園、5つのジオパーク、13のラムサール条約登録湿地があり、ヒグマ、タンチョウ、キタキツネ、エゾシカなど、日本ではここでしか見られない野生動物が数多く生息しています。

四季がはっきりしている北海道では、季節の移り変わりを五感で楽しむことができます。 夏はまさに北海道の絶景を堪能できる季節。北海道最高峰の旭岳の雄大な眺めや、世界有数の透明度を誇る摩周湖など絶景だらけです。夏のニセコエリアもおすすめです。蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山の麓でアクティビティを楽しんだり、「積丹ブルー」と呼ばれる独特の青色を帯びた、“知る人ぞ知る”海の楽園を探索することもできます。

Shiretoko

place: Shiretoko

北海道にはひと足早く秋が訪れ、黄色や赤に美しく染まる山々は感動的。ハイキングするなら特にこの季節の大雪山がおすすめです。

冬は北海道ならではの魅力的な景色が広がります。流氷をはじめ、凍った湖面に霜の結晶が花のように咲くフロストフラワー、凍った湖面の中に気泡が閉じ込めらてできるアイスバブル、急速に冷やされた水蒸気が陽の光を受けてきらきらと輝くダイヤモンドダスト、霧が樹木に凍り付いて白くなった樹氷など、貴重な自然現象に出会えるかもしれません。

Higashikawa

place: Higashikawa

一年中楽しめるアクティビティ

湿度の高い日本にありながらも、北海道は年間を通して空気はカラッとしていて爽やか。北海道には「梅雨」はありません。本州では梅雨時期の6月でも爽快に晴れた空の下、野外でのアクティビティを堪能できるでしょう。

短いながらも美しい北海道の夏は、ハイキング、カヌー、シーカヤック、ラフティングなどを楽しむのに最高の季節。どのアクティビティでも野生動物と出会うチャンスが待っています。釣りやサイクリングを楽しむなど、自分のペースで快適な気候と雄大な景色を満喫できます。

冬の北海道は、ウィンタースポーツ好きが世界中から集まります。ニセコをはじめとするスキーリゾートでは極上のパウダースノーの中でスキーやスノーボードが楽しめます。スノーシューで行くネイチャーウォークや氷上のワカサギ釣りなどに挑戦するのもおすすめ。道東の網走や知床では流氷が見られ、ドライスーツを着て氷上を歩く「流氷ウォーク」や、他では体験できないスリル満点の流氷ダイビングにトライして全身で北海道の冬を体験してみては。

Toyako

place: Toyako

Rishiri

place: Rishiri

もっと知ってほしい独自の文化

アイヌ文化

北海道の景観、天然資源、文化遺産は、どれも歴史と深く結び付いています。北海道の先住民族であるアイヌの人々は、独自の文化と言語で古くから北海道で生活を営んできました。今から約150年前、明治維新により近代国家日本が誕生したときに蝦夷地は北海道と名を改め、日本の領土であるとして国際的に宣言されました。新政府主導の開拓事業により近代化が進められ、西洋の技術と文化が導入されましたが、北海道全土の開拓は先住民族アイヌの伝統的な社会や文化にとって大きな脅威となりました。

民族共生象徴空間「ウポポイ」は、アイヌ文化に特化した初の国立博物館として2020年に白老町に設立されました。ここでは、木彫りや伝統楽器の演奏など、さまざまな体験型ワークショップが催されています。

食文化

冷涼な気候の中で育まれた豊かな食文化と豊富な農水産物も、北海道の大きな魅力です。羊肉のラムやマトンを焼いて楽しむジンギスカンは、北海道の歴史に深く根ざした代表的な郷土料理です。

Rishiri

place: Rishiri

その起源は日清・日露戦争後の1910年代後半に遡るとされ、当時の北海道では軍用の羊毛の需要が高まり、羊の飼育が盛んになったことで誕生したと言われており、今でも地元の人々にも愛される料理です。他にも、サケと野菜を煮込んだ味噌味の「石狩鍋」など、北海道ならではの美味しい料理があります。

ウィスキーと日本酒

近年、ジャパニーズウイスキーが世界的に注目されていますが、その基礎を築いたのは北海道余市にあるニッカウヰスキーの蒸溜所です。北海道産の美味しい米と良質な水から作られる日本酒も人気。これらの蒸留所や酒蔵の多くで見学ツアーや試飲サービスがあるので、北海道の美味しいお酒をご賞味ください。

Rishiri

place: Rishiri

上質な酒造りに欠かせないのは美味しい天然水。旭川近郊の東川町では、大雪山の雪解け水による地下水が生活用水として利用されており、この水を求めて移住してくる人もいるほどです。また、面積の約9割が森林の道北に位置する下川町は、植樹・育林・伐採のサイクルを通したサスティナブルな方法による森林保護と、林業での雇用を生み出す「循環型森林経営」で全国的に有名な地域。この町ではまた木質バイオマスを利用したエネルギー生産によりエネルギー自給を実現しています。

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