野生動物ウォッチング
place: Wakkanai
北海道には希少な野生動物、北海道特有の固有種が数多く生息しています。一年を通して様々な野生動物と遭遇するチャンスがあり、クルーズやカヤックなどのアクティビティとセットになった野生動物観察ツアーもあります。
四季折々の野生動物たちに出会う
北海道でしか見られない、様々な希少動物との出会いが待っています。野生動物観察ツアーが年間を通して開催されていて、季節によってさまざまな動物を見ることできます。
春~秋: ヒグマ、シャチ、イルカ、クジラ、アザラシ、タンチョウ
冬: タンチョウ、オオワシ、オジロワシ、オオハクチョウ、アザラシ
通年: エゾシカ、キタキツネ、エゾナキウサギ、エゾリス、エゾフクロウ、シマフクロウ
特に注目したいのがヒグマ、タンチョウ、オオワシなどで、世界自然遺産の知床や釧路湿原など、主に道東エリアで観察することができます。
ヒグマは北海道だけに生息する象徴的な動物で、国内最大級の陸生哺乳類です。タンチョウも北海道の固有種で、その生息域はほぼ道東に限られています。一面の雪景色を背景に、タンチョウの特徴的な赤い冠のコントラストが際立つ冬は、タンチョウ観察に絶好の季節です。
キタキツネ、エゾシカ、エゾリスも北海道の固有種。道内各地でその愛らしい姿に出会えるチャンスがあります。
北海道にはバードウォッチングにぴったりの場所もたくさんあります。冬には日本最大の鳥類オオワシが道東に飛来します。春と秋にかけて札幌から車で1時間程度の宮島沼に6万羽以上のマガンの群れが飛来します。日本海に浮かぶ天売島は世界でも有数の海鳥繁殖地で、春から初夏にかけてウミガラス(オロロン鳥)やウミスズメの一種のウトウなど希少種の群れを見ることもできます。
野生動物の観察ツアー
道内各地に野生動物の観察ツアーが開催されています。陸上でヒグマに遭遇するのは非常に危険ですが、知床クルーズに参加すれば安全な距離からヒグマを観察することができます。ヒグマが見られる確率が特に高い春から秋にかけてがおすすめです。
5月から10月にかけて実施される知床半島・羅臼のネイチャークルーズでは、10種類以上のクジラの姿が見ることができます。シャチに遭遇したいのであれば6月が狙い目です。
観察ツアーの多くはアクティビティとセット。襟裳岬では5月から10月にかけて、絶滅危惧種ゼニガタアザラシとの出会いにワクワクしながら、シーカヤックを楽しむことができます。ゼニガタアザラシの繁殖期間は5月~6月、運が良ければ可愛い子アザラシの姿が見られるかも。
2月から3月の羅臼では、バードウォッチングとセットになった流氷クルーズが実施されています。猛禽類であるオオワシやオジロワシがダイナミックに魚を獲る姿は圧巻。釧路湿原の冬のカヌーツアーでは、タンチョウやオジロワシを見ながら、ゆっくりと美しい冬景色を楽しむことができます。
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