The Official Hokkaido Adventure Travel Guide

冬のアクティビティ

place: Niseko

北海道の冬の魅力はスキーやスノーボードだけではありません。ウィンターカヌーやクルーズ船での流氷観察など、北海道ならではの様々なアクティビティが楽しめます。中には、ドライスーツを着て氷上を歩く流氷ウォーク、氷の下に潜るアイスダイビングといった挑戦も。また、極寒の地でしか見ることのできない様々な自然現象を観察するツアーも用意されています。

冬を遊びつくす

凛とした寒さが作り出す、世界有数のパウダースノーで知られる北海道は、11月下旬から5月上旬まで雪が降り、スキーヤーやスノーボーダーにとってはまさに天国。ニセコ、トマム、キロロなどのスキーリゾートには、バックカントリースキーが体験できるゲレンデもあり、海外の方にも人気。

また道内各地で犬ぞりやファットバイクにも挑戦できます。釧路湿原や支笏湖では、静寂の冬景色の中で野鳥や野生動物を観察するウィンターカヌーが楽しめます。

地元の人々に人気の氷上のワカサギ釣りは、札幌周辺、大沼、富良野、釧路、網走、十勝などで12月下旬から5月中旬まで楽しめます。釣ったばかりのワカサギのフライや天ぷらは絶品。氷上でできたてを味わってみては。

流氷体験

毎年2月頃に知床半島周辺に押し寄せる流氷は、たくさんの貴重な栄養分を北海道の海に運んできます。

北海道が位置する緯度で流氷が見られることは世界でも珍しい特殊な自然現象です。流氷クルーズは紋別、網走、羅臼の3カ所で実施。網走と紋別では、流氷を力強く砕いて進む砕氷船に乗ることができます。知床半島の羅臼から出航するクルーズ船に乗れば、流氷とともにオオワシやオジロワシなどの野鳥の観察も可能に。知床では、ドライスーツを着て氷上を歩いたり、流氷の周りを泳いだり、流氷の下に潜るなど、ユニークな体験が楽しめます。

冬の自然現象に出会う

北海道には、冬にしか見られない自然現象を観察できるツアーがあります。十勝地方の豊頃町の大津海岸では、1月から2月にかけて、宝石のように透き通った氷「ジュエリーアイス」が海岸線に打ち上げられ、日帰りツアーや早朝ツアーで見ることができます。

道東の阿寒湖では、1月から3月にかけての早朝、凍った湖面には咲いた花のような霜の結晶「フロストフラワー」や、湖底から湧き出た泡が氷に閉じ込められた「アイスバブル」などが見られます。こうした不思議な現象は早朝ウォーキングツアーで観察でき、スノーシューのレンタルも可能です。大雪山国立公園にある糠平湖でも1月に「アイスバブル」を探索できるツアーが行われています。