「足湯・手湯」で気軽に温泉を楽しもう!
天然温泉の足湯や手湯は、ドライブの休憩や観光の合間にふらっと立ち寄って気軽に楽しめるのが魅力です。北海道には、足湯や手湯がある温泉地や道の駅がたくさん! タオルを片手に、温泉気分が味わえる足湯・手湯めぐりに出かけてみませんか。
緑豊かな札幌の奥座敷「定山渓温泉」(札幌市)
札幌市街から車で1時間弱とアクセス良好な定山渓温泉は、古くから親しまれている温泉地。豊平川の渓流沿いに広がる温泉街には無料の足湯や手湯があり、良質な温泉を手軽に楽しむことができます。
温泉街の入り口にある足湯「足のふれあい太郎の湯」では、可愛らしい「かっぱ太郎」の像がお出迎え! 屋根があるので、天気を気にせずゆったりと足湯が楽しめます。足湯に浸かったあとは、おみくじの販売機で運試しをしてみてはいかがでしょうか?
他にも、温泉街のシンボル「かっぱ家族の願かけ手湯」では、かっぱ像の皿にお湯を注ぐと口からお湯が流れ出る面白い仕掛けが人気です。流れ出たお湯で手を清め、呪文を唱えて願いごとをすると叶うと言われています。
あわせて楽しみたい「定山源泉公園」
定山渓温泉の開祖・美泉定山(みいずみじょうざん)の生誕200年を記念し造られた公園。公園内には足湯や手湯があり、四季の風景を眺めながら新鮮な源泉を手軽に楽しめます。
高温の源泉を利用して温泉卵を作ることができる「おんたまの湯」も人気。20分程度で誰でも気軽にできるので、ぜひ挑戦してみてください。
四季折々の湖の表情を楽しめる「洞爺湖温泉」(洞爺湖町)
定山渓温泉の開祖である、僧侶の美泉定山(みいずみじょうざん)の生誕200年を記念して造られた公園。公園内には足湯や手湯があり、フレッシュな源泉を手軽に楽しめます。高温の源泉で温泉卵が作れる「おんたまの湯」も人気。20分程度で簡単にできるので、ぜひお試しください。
あわせて楽しみたい「とうや湖ぐるっと彫刻公園」
洞爺湖の周辺には、美しい自然とマッチした個性豊かなアート作品が点在しています。これは、「人と自然がふれあう野外彫刻公園」として湖を囲むように全58基の彫刻アートが配されたもの。湖畔を散策しながら、アート作品に見て触れて楽しむことができます。
自然の中で天然足湯を堪能!「登別温泉」(登別市)
登別温泉といえば、豊富な湯量と9種類もの泉質を誇る全国屈指の温泉地。ホテルや旅館が並ぶ温泉街には硫黄のにおいが漂い、温泉情緒をたっぷり堪能できます。
約130度の硫黄泉が激しく噴出する「大湯沼」も登別温泉の見どころ。そこから遊歩道を15分ほど歩いた場所で、沼から溢れ出した温泉で天然の足湯が楽しめます。丸太で造られた椅子やベンチがあるだけの、まさに自然のままの足湯。硫黄が香る白く濁ったお湯に足を浸すと、じんわりと全身が温まります。自然の中で散策して森林浴を楽しんだあとは、自然の中の足湯でリフレッシュしましょう。
あわせて楽しみたい「登別地獄谷」
谷に沿って多くの湧出口や噴気孔があり、あたり一面がグツグツと泡を立てて煮えたぎる風景は、まさに「地獄」の一言。ここは、火山活動でできた直径約450m・面積約11haの爆裂火口跡で、湯けむりや水蒸気が勢いよく噴き出す様は迫力満点です。硫黄の匂いに大地の息吹が感じられます。
北海道三大温泉郷のひとつに数えられる名湯「湯の川温泉」(函館市)
函館空港から車で5分と日本一空港に近い温泉街は、北海道三大温泉郷のひとつに数えられ、古くから親しまれています。市電の「湯の川温泉」電停の目の前にある無料の足湯「湯巡り舞台」は、市民や観光客が集う人気スポット。買物帰りや市電を待つ間、散策の休憩にもぴったりです。屋根があるので天気が悪い日でも安心で、寒い時期でも浸かっているうちにじんわりと身体の芯から温まります。年中無休で9時から21時まで利用できますが、濡れた足を拭くタオルをお忘れなく!
あわせて楽しみたい「函館市熱帯植物園の足湯」
約300種・3,000本の熱帯性植物が見られる「函館市熱帯植物園」の名物は、冬場に温泉に浸かるサルたちの微笑ましい光景。そのサル山温泉の向かいには湯の川温泉の源泉を利用した足湯があり、入園者は自由に利用できます。
自然の中で浸かる温泉は最高!「ぬかびら源泉郷」(上士幌町)
糠平湖の西南側に湧く、大自然の中にある温泉郷。豊富な湯量を誇り、全ての宿で源泉掛け流しの良質な温泉を楽しめるのが魅力です。温泉街にはカフェや足湯のある温泉公園があり、散策やドライブの休憩にもぴったり。公園内にある源泉かけ流しの足湯は、無料で楽しむことができます。新緑や紅葉など、自然あふれる風景を眺めながら、美肌の湯として知られる温泉をゆったりと堪能してみませんか。例年11月中旬~4月中旬は冬季休業となるのでご注意ください。
あわせて楽しみたい「糠平湖」
原生林に囲まれた風景が美しいダム湖。カヌーやサイクリング、キャンプなどのアウトドアスポットとしても人気です。春夏はもちろん、秋は湖面に映る山々の紅葉、冬はわかさぎ釣りと、四季を通じて賑わいます。
手湯発祥の地「阿寒湖温泉」(釧路市)
阿寒湖の南岸にある人気温泉街には、ホテル・旅館をはじめ、飲食店や土産店などが立ち並びます。この阿寒湖温泉は手湯発祥の地といわれており、温泉街には無料で利用できる手湯や足湯が数多くあります。
湖畔の遊歩道沿いにある「弁慶の足湯(期間:4月~12月下旬)」は、阿寒湖を眺めながらゆっくりと浸かれる絶好のロケーション! 「ボッケ」など周辺散策の行き帰りにひと休みするのもおすすめです。
2022年4月にオープンした、阿寒湖まりも足湯「ウレ・カリㇷ゚」も見逃せません。Wi-Fi環境も整った、阿寒湖観光の途中でふらっと立ち寄って気軽に寛げる憩いの場です。
あわせて楽しみたい「阿寒湖アイヌコタン」
温泉街の一角にある、道内最大級のアイヌコタン(集落)。木彫の民芸品が並ぶお土産店や、アイヌ料理が味わえる飲食店などが立ち並びます。アイヌの人々の日常生活や伝統文化、伝統芸能に触れて体感できるスポットです。
源泉かけ流しの硫黄泉を堪能できる「川湯温泉」(弟子屈町)
今も活動を続ける硫黄山を泉源とし、古くから湯治場として親しまれてきた川湯温泉。強酸性の湯は効能も豊かで、肌をすべすべにしてくれる「美肌の湯」としても人気です。街中に湯の川が流れていて、湯けむり漂う温泉街には手湯・足湯スポットがたくさん。
効能たっぷりの温泉が気軽に楽しめます。
JR川湯温泉駅構内にある足湯も人気スポットのひとつ。雨雪をしのげる屋内型で、床暖房も完備されているので寒い時期でも暖かく利用できるのも嬉しいポイントです。
川湯神社にある手水は源泉かけ流し100%で、 殺菌効果の高い温泉手水が、身も心も清めてくれます。
あわせて楽しみたい「硫黄山」
温泉街の近くにある標高512mの活火山は、山肌から勢いよく噴気があがる様子が迫力満点。温泉街から整備された探勝路で噴気孔のすぐ近くまで行くことができ、地球の鼓動を間近に感じられます。また、6~7月にかけてエゾイソツツジの可憐な花が楽しめます。
道の駅で楽しめる足湯
北海道の道の駅には、足湯が設置されているところも多くあります。疲労回復効果もある足湯は、気分転換やリフレッシュにもぴったり! ドライブの休憩スポットとして、道の駅の足湯をぜひ活用してみてはいかがでしょう。
- 道の駅 しかべ間歇泉公園(鹿部町)
- 約10〜15分ごとに、約100℃の温泉が高さ15mを超えて噴き上がる間歇泉の様子はまさに大迫力です。公園内には温泉を利用した足湯があり、噴きあがる間歇泉を眺めながらゆっくりと楽しめます。ペーパータオルがあるので手ぶらでもOKなのも嬉しいポイント。敷地内の「温泉蒸し処」では、購入した食材を温泉の蒸気で調理して召し上がれます。
- 道の駅しかべ間歇泉公園 公式サイト
- 道の駅 ガーデンスパ十勝川温泉(音更町)
- 十勝川温泉の中心地にある、マルシェや体験工房、飲食店が集まる道の駅。水着で楽しめるスパのほか、屋外のテラスには無料で利用できる足湯があり、日本でも珍しい植物性の有機物を多く含む「モール温泉」を気軽に楽しめます。敷地内のドッグランには、国内初のワンちゃん専用足湯も。愛犬も一緒に温泉を満喫できる癒しのスポットです。
- 道の駅ガーデンスパ十勝川温泉 公式サイト
- 道の駅 しほろ温泉(士幌町)
- ショップやレストランなどのほか、「美人の湯」と呼ばれる茶褐色のモールの湯が楽しめる天然温泉や宿泊施設も完備した道の駅。屋外にある無料の足湯も源泉かけ流しのモール温泉で、足はもちろん体までポカポカと温まります(利用時間:9:00~17:00/4月中旬から10月末まで)。併設の国際公認パークゴルフ場も、無料で遊び放題です。
- しほろ温泉 プラザ緑風 公式サイト
- 道の駅 摩周温泉(弟子屈町)
- 明治18年に開湯した、道東最古の湯といわれる摩周温泉。その温泉街の玄関口にある「道の駅 摩周温泉」は、摩周湖観光の拠点やドライブの休憩に最適のスポット。源泉かけ流しの温泉が気軽に堪能できる足湯は、24時間無料で利用できます。道の駅以外では、JR摩周駅にある「ぽっぽ湯」もおすすめ。列車やバスを待つ間に足湯が楽しめます。
- 道の駅摩周温泉 公式サイト