国産ビールの本場で楽しもう！個性豊かな実力派がずらり
鮮度が命のビールは、本場で飲むのがいちばん！サッポロビールのお膝元である札幌をはじめ、北海道のビールはできたてを味わえるのが美味しさの理由のひとつです。
ジンギスカンなどのご当地グルメや道産食材を使ったこだわりのフードメニューと一緒に楽しむのはもちろん、青空の下、どこまでも広がる草原でいただくビールは普段より何倍も美味しく感じます。
工場直送の生ビールや地元愛が詰まったクラフトビールなど、北海道だからこそ出会えるビールをぜひお楽しみください。
国産ビールの礎を築いた北海道
幕末から明治にかけて、日本ではさまざまな西洋文化とともに「ビール」も急速に浸透しました。北海道でも、明治維新後に設置された北海道開拓使を中心にビール醸造が行われるようになります。札幌は国産ビール誕生の地なんです。
気候条件がビールの醸造に適していたこと、開拓使による原料の大麦やホップの生産が成功したことから、北海道でのビール造りは発展を遂げました。今でも大手企業から小さな醸造所まで、工夫を凝らした個性豊かなビールが多く作られています。
当時から道民に愛されていたビールですが、現在でも札幌の消費量は国内有数です。
サッポロビール博物館＆サッポロビール園
北海道の歴史とともに成長してきた「サッポロビール」は、まさに北海道を代表するビールです。
サッポロビールを楽しむなら、「サッポロビール博物館＆サッポロビール園」へ。どちらもレンガ造りの外観で、明治時代の貴重な建物です。
日本で唯一のビール博物館である「サッポロビール博物館」では、北海道開拓時代から今日に至るまでのサッポロビールの歴史を体感することができます。時間があれば、プレミアムツアーへの参加がおすすめ。ビール造りの歴史を知ることができる物語をシアターで鑑賞後、ガイドさんの説明とともに貴重な展示品を見ながら館内をめぐります。最後にはここでしか提供されていない特別なビールを飲めるのが、まさにプレミアムです。
博物館に併設された「サッポロビール園」は、北海道名物と一緒に出来立ての生ビールを楽しめるスポット。かつて工場として使用された趣ある建物の中でいただくジンギスカンと生ビールは相性抜群です！
"完璧な生ビール"を提供する飲食店
ビールは、少しの温度変化で味が劣化してしまうデリケートな飲み物です。そんな中、徹底した品質管理で厳しい基準をクリアし、完璧な「サッポロ生ビール黒ラベル」を提供する飲食店があります。本物の生ビールを手軽に堪能するなら、お近くの認証店へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
日本初のクラフトビール誕生（オホーツクビール）
1994年の酒税法改正で、ビールの最低製造数量が大幅に引き下げられたことにより、それまでは大きな醸造所しかできなかったビール醸造を、小規模な醸造所でも行うことができるようになりました。これを受け、北見市の「オホーツクビール」が同年12月に地ビール製造免許を取得。日本初のクラフトビールの誕生です！
オホーツクビールは麦芽100％にこだわった本物のビールで、賞味期限は製造日から28～60日と短期間。本場ドイツの製法を踏襲した、キレと苦みを感じる大人の味です。工場隣接の「オホーツクビアファクトリー」では、地産地消にこだわったグルメや限定ビールなどを楽しめます。
法改正から約30年たった今、道内では数十か所のブルワリーが地元の名水や名産品を使って個性豊かなクラフトビールを醸造しています。レストランを併設していたり飲み比べができるブルワリーもあるので、地元グルメとともにクラフトビールを味わうのも、旅の思い出になること間違いありません。
イベントで道産ビールを堪能
青空の下で家族や友人と飲むビールは格別の美味しさ。キンキンに冷えたビールをのどに流し込めば、日々の疲れも吹き飛びます。個性豊かなビールを心ゆくまで堪能できるイベントへ、ぜひ足を運んでみませんか。
- さっぽろ大通ビアガーデン（さっぽろ夏まつり）
- 7月下旬～8月中旬にかけて、約1か月間にわたり大通公園で開催される国内最大級、約13,000席のビアガーデン。国内大手4メーカー（サッポロ、キリン、アサヒ、サントリー）がそれぞれ設ける屋外会場で各社のビールが楽しめるほか、ドイツやアメリカなど世界中のビールも提供されます。ビールに合うおつまみも充実しているので、何度訪れても新しい味に出会えそう。飲み比べもぜひ楽しんで！
- さっぽろ夏まつり
- サッポロ・クラフト・ビア・フォレスト
- 夏の「札幌ばんけいスキー場」で開かれるクラフトビールの祭典。全国からビール造りに情熱を注ぐブルワリーが集まり、厳選されたクラフトビールを提供します。ブルワーが直接注いでくれるビールは、ビアラバーたちの心を掴むこと間違いなし！緑に囲まれた会場には、芝生に座り思い思いにビールを楽しむ参加者の笑顔が溢れます。
- SAPPORO CRAFT BEER FOREST公式サイト
ビール工場を見学しよう
水質が良く、夏でも水不足になる心配がない北海道には、アサヒビール（札幌市）、キリンビール（千歳市）、サッポロビール（恵庭市）、の大手3社も工場を構えています。
大量のビールが次々と缶に詰められていく様子は圧巻！麦芽やホップに触れたり、無料で試飲ができたりなど、何度訪れても飽きない工夫が施されています。
※工場見学の内容は企業によって異なるため、詳細は各社HPをご確認ください。
※アサヒビール北海道工場の見学業務は終了しています。
「小樽倉庫No.1」で醸造所見学（小樽ビール）
小樽運河沿いにあるビアバー「小樽倉庫No.1」では、ドイツの伝統的な製法で醸造した小樽ビールを料理と一緒に頂くことができます。ビアパブを併設した醸造所なので、飲食だけでなく醸造の様子も見学できるのが魅力です。これが無料で良いの⁈と思ってしまうほど充実した内容のツアーに参加すれば、見学後に飲むビールがより美味しく感じられます。
