稚内まで北上し、絶景を楽しむ【稚内空港編】

稚内まで北上し、絶景を楽しむ【稚内空港編】

北海道の豊かな自然を満喫するならドライブが一番おすすめです。海岸沿いでは、美しい夕日や雄大な利尻富士、牧草地の風車の風景など、まるでヨーロッパやフランスの美しさを感じることができます。

オロロンライン

一般的には石狩市から稚内までの海岸沿いの約380kmの道路を指し、その昔、海に浮かぶ天売島にオロロン鳥(海烏)がたくさん集まっていたことが名前の由来と言われています。長距離のドライブではありますが、海沿いの景色だけでなく、残雪の残る草原、夏の青い海と空など、一年を通して様々な景色を見ることができます。中でもおすすめのビュースポットは、日本海に沈む夕陽がオレンジ色に輝く「黄金岬」で、その景色は「日本の夕陽百選」にも選ばれるほど美しいスポットです。日本最北の酒蔵「国稀酒造」やサロベツ原生花園など、途中にたくさんの観光スポットがあります。

苫前グリーンヒルウインドパーク

広大な牧草地に風車がそびえ立っており、景色が広大なだけでなく、遠くには天売島や焼尻島も見ることができます。オロロンラインを北に進むと、寄り道せずにこの巨大な風車を見ることができます。風車を見たことがある人は多いかもしれませんが、風車を間近で見る体験は誰でもできるわけではありません。風力発電所の頂上まで車で行き、実際に風車の横に立って、その巨大さを実際に感じることをおすすめします。収穫期になると、牧草地の横にロール状の草が置かれ、まるでヨーロッパの田舎のような景色が広がっています。

「天売島」と「焼尻島」を一望

天売島と焼尻島は日本海に浮かぶ小さな島で、採れたてのウニが美味しいことで知られています。羽幌港からはフェリーや高速船で行くことができます。他の離島に比べて観光地としては有名ではありませんが、海鳥の楽園とも称される聖地で、毎年3月頃から約100万羽の海鳥が巣作りや産卵のために飛来します。島に上陸しなくても、毎年5月下旬~7月上旬の夕暮れ時に日本海側をドライブすると、オロロン鳥(海烏)の群れが小魚をくわえて飛んでいく様子が見られ、とても壮観です。

サロベツ湿原

日本最大の高層湿原で、日本最北の利尻礼文サロベツ国立公園内に位置し、面積は2万ha以上。文献記録によると、この地域は数万年前には海とつながっていましたが、泥炭の堆積により湿地が形成され、現在は耕作されていないことから、原始の自然景観が多く残っています。園内には全長約1kmの木道が整備されており、一周するのに30分ほどかかりますが、原生植物や湿原特有の植物を間近で見ることができます。また隣接する泥炭産業館では、湿地の泥炭を工業原料として利用していた当時の浚渫船の貴重な展示もあります。年間平均気温は5.5度と寒いですが、晴れた日は遠くに利尻島を見ることができます。

浜辺から利尻富士を眺める

利尻富士とは、利尻島の中央に位置する標高約1,721mの利尻山のことです。その力強さと美しさからこの名が付けられました。海岸線に沿ってドライブすると、その美しさを垣間見ることができるビューポイントが数多くありますが、最もユニークな場所は、豊富町の稚咲内海岸です。ここでは、浜辺に立っているだけで利尻富士を一望することができます。空と海に挟まれたような雄大な山の景色がとても美しいです。一番の見所はやはり夕日で、海に沈む夕日が映り、その上に利尻富士が雄大にそびえ立っています。また、4月と8月には夕日が山頂に沈んでゆくダイヤモンド利尻富士を見ることができます。

  • オロロンライン
  • 苫前グリーンヒルウインドパーク
  • 天売島と焼尻島
  • サロベツ湿原・サロベツ湿原センター
  • 浜辺から利尻富士を眺める
  • 稚内空港

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