ひがし北海道の雄大な自然【釧路空港編】
釧路湿原、屈斜路湖、阿寒湖、そしてユネスコ世界自然遺産登録の知床。道東の広大な大地には、雄大な自然の風景が無数にあります。この特集では、釧路空港から主に東側を代表する名所をご紹介します。印象的な動植物の中で旅をして、自然回帰をしてみませんか。
釧路湿原
釧路湿原は釧路市の北に広がる日本最大の湿原で、釧路川が流れ、面積は約26,000ヘクタール。国立公園に指定され、1980年には日本で初めてラムサール条約に登録されました。シンボルのタンチョウだけでなく、人の手がほとんど入らない広大な湿原には、オジロワシ、エゾシカ、キタキツネ、日本最大の淡水魚イトウなど、さまざまな生き物が生息し、釧路市湿原展望台、細岡展望台、コッタロ湿原展望台など、湿原を一望できる展望台も数多くあります。湿原を散策できる温根内木道は、バリアフリー対応で、誰でも自然の光景を楽しむことができます。
幣舞橋の夕日
釧路は道東最大の都市で、漁業が基幹産業のこの街は、美しい夕日で知られています。釧路の夕陽の赤、オレンジ、紫といった素晴らしい色合いは、釧路港を訪れた外国人船乗り達の口コミによって、その美しさが広まっていき、今では「世界三大夕日」のひとつとして知られるようになっています。夕日を楽しむ最も有名なスポットのひとつが、釧路川にかかる幣舞橋です。ここでは、夕日をバックに「四季の像」を撮ろうと多くの人が集まりますが、橋の上から河口方向(JR釧路駅を背にして右側)を撮影するのがおすすめです。また、日没後30分前後は、幣舞橋がライトアップされ、雰囲気を盛り上げてくれます。
釧路観光クルーズ船シークレイン
釧路名物の夕日を海から見るもう一つの楽しみ方は、観光クルーズ船「シークレイン」がサポートします。毎年4月下旬~11月まで運航するこのサンセットクルーズでは、夕日を鑑賞するのにちょうどいいタイミング(日没1時間前出航)で海に出ます。クルーズには、厳選されたアルコール、ソフトドリンク、スナック菓子が付いており、素晴らしい夕日をより快適にお楽しみいただけます。
ボッケ自然探勝路
阿寒摩周国立公園内に位置する阿寒湖は、その素晴らしい景色、温泉、周囲の森林が人気の観光地です。阿寒湖畔に泊まるならトレッキングがおすすめです。一番簡単なのは、阿寒湖温泉街の東にあるボッケ自然探勝路です。この遊歩道は全長1.5kmで、湖岸沿いから近くの森へと延びていて、ここでは、熱い泥が地中の炭酸ガスで地面から吹き出す自然現象「ボッケ」を見ることができます。さらに深く阿寒の自然の真の力を理解したい方には、地元の観光協会や自然ガイドが、体力に合わせた様々なアクティビティを提供しています。
知床半島クルーズ
世界自然遺産知床は、手つかずの自然と原始的な風景を特徴とし、同時にヒグマをはじめとする多くの野生動物の生息地ですが、その一方で、観光客にとってはアクセスしにくい場所です。そこで、知床の中心部に位置し、小さな港があるウトロ地区から出航するクルーズは、知床を満喫するための最も良い方法のひとつです。硫黄山の麓まで約1時間のコースで、多くの運航会社から選ぶことができます。船上では、ウミガラスなどの野鳥やオオワシ、運がよければ野生のイルカや幸運の鳥と言われるケイマフリにも出会えるかもしれません。
- 釧路空港
- 釧路湿原国立公園
- 幣舞橋
- ボッケ自然探勝路
- 釧路観光クルーズ船シークレイン
- 知床半島ウトロクルーズ
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