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函館は独特の歴史が魅力で、その歴史を今も感じられるスポットがたくさんあります。だからこそ、バスや車の代わりに、ゆっくりと街を歩くことをおすすめします。ガイドが必要な場合は、見どころをすべて網羅した「はこだてまち歩きマップ」をぜひ手に取ってみてください。マップは「歴史」「ひと」など４種類のジャンルがあります。これらはオンラインまたは現地の観光情報で入手することができます。さらに、より詳細な案内をご希望の場合は、ガイド付きツアー(事前予約制)も利用でき、予約は下記リンクよりwebで申込することが出来ます。

五稜郭とその中の名所は、函館を代表する歴史スポットとして知られています。主要エリアを形成する独特な星形の要塞は、明治天皇派に対する最後の抵抗の一つとして、1857年に江戸幕府によって建設されました。その中心には箱館奉行所があり、当時の姿を完全に復元して公開されています。高さ107メートルの五稜郭タワーからは五稜郭公園全体をはじめ、函館市街や津軽海峡、函館山などを一望できるのも見どころです。行く時期を選ぶなら、春の桜の季節がおすすめです。4月下旬から5月にかけて、1,600本の桜が五稜郭全体をピンク色に染めます。

函館市の湯の川温泉は道南で最も有名な温泉地で、登別温泉、定山渓温泉と並ぶ道内三大温泉郷の一つです。長い歴史があり、1653年に地元の藩主が湯の川で入浴した後、不治の病を治したという伝説があり、それ以来地元の人々に愛されています。ゆったりとした温泉体験に加え、津軽海峡を望む眺望や、函館ならではの新鮮な海の幸も魅力です。これらはすべて、手頃な価格から豪華なものまで、お好きに選ぶことが出来ます。また、敷地内にある「函館市熱帯植物園」では、冬季を中心に温泉でくつろぐサルの姿を観察できることでも知られています。湯の川温泉は、函館市内と函館空港の中間という便利な位置にあり（函館空港から車でわずか10分！）なので、立ち寄るのに最適です。

函館で食事をするなら、海の幸がたくさんありますが、その中でも最も有名な食材の1つは新鮮なイカです。夏祭りでは地元の人々がイカを真似て有名な「イカ踊り」を踊るほど、イカは函館の文化に浸透しています。新鮮なイカを食べたいと思ったら、自分でイカを釣ることができる場所がたくさんあることにすぐに気づくでしょう。釣ったイカはその場で刺身にしてくれます。この楽しい食体験に参加したいなら、函館朝市がおすすめです。町で一番新鮮なイカが泳いでいるのですから。イカが新鮮であればあるほど美味しいのは言うまでもありません。

歩き疲れたら電動自転車に乗って函館観光を楽しむのもひとつの方法です。特に函館は「坂の街」としても知られており、歩いていると疲れることもあります。これらの自転車の電動アシストにより、坂道を楽々と登れます。また、夏でも比較的涼しい気候なので、一日中サイクリングを楽しめます。電動自転車のレンタルサービスはいくつかの事業者が行っており、その中には、函館市内に便利な2店舗を構える「はこりん」も含まれます。ただし、観光シーズン中のご利用の場合は、事前のご予約をおすすめいたします。また、「はこりん」は4月から11月までの期間限定なので注意してください。

函館から北に車で約40分、七飯町という小さな町に城岱牧場はあります。牧場は標高550メートルに位置し、北に駒ヶ岳、南に函館山を望む大パノラマと、函館の街並みを一望することができます。日中は、牧場で草を食む牛たちの姿も見えるのどかな景色を見ることが出来ます。夜には街の灯りの向こうに満天の星空が広がる絶景の通称「裏夜景」を楽しむことが出来ます。もし朝の時間帯に来れば、パノラマの上に広がる「雲海」を見ることができるかもしれません。敷地内には屋内展望スペースもあり、4月下旬から10月中旬までの昼間に利用できます。

大沼国定公園は、函館市から北に約30kmに位置する景勝地です。この国定公園には大きな湖の大沼があり、季節を問わず素晴らしい景観を見せてくれます。実際、夏には青々とした緑、秋には色鮮やかな紅葉、そして冬には雪景色が、何十年も地元の人々を魅了しています。ここで最も人気のあるアクティビティの1つは、カヌーで湖に漕ぎ出して行くことで、大沼の自然景観を新たな視点から眺めることが出来ます。しかも波が少ないので、初心者にもおすすめです。通常のカヌープログラムのほか、期間限定で早朝カヌーやナイトカヌーも実施され、普段はなかなか見ることのできない光に照らされた大沼を眺めることができると好評です。大沼では春から秋までカヌーが楽しめます。