北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎) (改修のため2019年10月~2025年3月まで休館)
北海道の象徴、外壁の赤い星は開拓使のシンボル
明治15年に開拓使が廃止され、三県一局の時代を経て、明治19年(1886年)北海道庁が創設されて新しい時代を迎えることとなり、明治21年(1888年)北海道庁の本庁舎として建設されました。建物はアメリカ風ネオ・バロック様式の建築で、独立と進取のシンボルとして屋上に八角塔を設置、これがこの建物の特徴となっています。外壁に燦然と輝く赤い星のマークは「五稜星」といい、北の夜空に輝く北極星をデザインしたもので、開拓使を象徴するマークとして札幌市時計台(旧札幌農学校演武場)など、同時期に建てられた建物にも見られます。印象的な外壁のレンガは、かつての白石村・豊平村(現:札幌市)などで製造されたもので、その数は約250万個と言われています。赤れんが庁舎は昭和43年(1968年)2月まで道庁本庁舎として使用され、現在の庁舎ができるまで約80年に亘って道政を担ってきた歴史ある建物で、昭和44年(1969年)には国の重要文化財に指定されました。
都心部にありながら、美しい庭園で四季を感じることができるのが魅力で、春には桜やライラック、夏には豊かな緑やハマナス、秋には紅葉と季節ごとに異なる表情を見せてくれることから何度も訪れたくなる場所と道民にも親しまれています。
館内の執務室から明治時代に作られたひずみのある窓ガラスを通して外を眺めると、まるで当時にタイムスリップしたような感覚になります。他にも明治の札幌の街を再現したジオラマや北海道の開拓に関する絵画が飾られ、北海道の歴史を学ぶこともできます。中でも、「北海道」の名付け親・松浦武四郎が作り上げた26分割の北海道地図の原寸大レプリカは必見です。
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基本情報
- 所在地
- 北海道札幌市中央区北3条西6丁目
- 電話番号
- 011-204-5019(北海道庁総務部)
- 営業時間
- ※2019年10月1日から、大規模改修工事実施のため閉鎖となっています
※7:00~21:00まで開いており、前庭の散策ができます - 休業日
- 仮説見学施設 休館日:12/31、1/1~1/3(土日祝日開館)
- 料金
- 無料
- 駐車場
- なし
- アクセス
- ●徒歩:地下鉄・JRさっぽろ(札幌)駅から約10分
●徒歩:地下鉄大通駅から約10分 - 関連リンク
※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。