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札幌の中心部から市電で約20分、標高531mの藻岩山は札幌市民にとって最も身近な山です。アイヌ語で「インカルシぺ（いつも上って見張りをするところ）」と呼ばれ、幕末の探検家・松浦武四郎は「藻岩山は、アイヌにとって物見をする山であると同時に、尊い神の山だった」と書き残しています。四季折々の景色が美しく、特に10月中旬頃から見頃を迎える紅葉シーズンは絶景です。山頂までの移動手段、ロープウェイとミニケーブルカー「もーりすカー」もお楽しみのひとつ。ロープウェイの大きな窓から見下ろす周囲の景色や、徐々に遠ざかる街並みを見ながら、ゆったりと空中散歩を満喫しましょう。

また藻岩山は、日本新三大夜景に認定された札幌の夜景を望む代表的なスポットでもあります。札幌の美しい街並みが、夕暮れ時のロマンチックな雰囲気から夜景に変わる姿もぜひ味わってほしいところ。山頂展望台からは、息を飲むような360度の大パノラマが堪能できます。「恋人の聖地」に認定されている「幸せの鐘」や、夜景と食事が楽しめるレストラン「ザ ジュエルズ」にもぜひお立ち寄りください。