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札幌の中心部に位置し、東西約900ｍにわたる商店街。明治政府が「北海道開拓使」を札幌に置いたのをきっかけに商家や飲食店が建ち始め、1873（明治6）年頃、その一角が「狸小路」と呼ばれるようになりました。1丁目から7丁目まで続く商店街には、映画館や飲食店、土産物店など約200店が軒を連ね、老舗から若者向けのおしゃれなショップまでバラエティー豊かな店舗が並びます。また、ほぼ全域が全蓋アーケードとなっており、雨や雪の日でも天気を気にせずゆっくり買い物ができます。

例年7月～8月、約1ヶ月にわたって開催される「狸まつり」では、商店街全体にきらびやかな装飾が施されます。狸子供神輿や狸神輿渡御など、市民も観光客も、大人も子どもも楽しめるイベントが満載！期間中の7月最終土曜日に開催される「ナイトバーゲン」は、趣向を凝らした出店や特売品が並び、毎年大盛況となっています。

狸小路100周年を記念して4丁目に建立された「本陣狸大明神社（通称：狸神社）」。現在は5丁目に移転され、商店街の商人たちを見守っています。この狸像は、撫でることで商売繁盛や安産祈願など八つの徳（ハ徳）があるといわれており、多くの参拝者で賑わっています。旅の記念におみくじで運試ししてみてはいかがでしょうか。