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温泉ソムリエインストラクター

さとう努（さとう つとむ）さん

1964年東京都生まれ、北海道在住の唯一の温泉ソムリエインストラクター。全国に5人しかいないインストラクターの一人であり、セミナー開催資格、温泉ソムリエ協会資格取得者。北海道のテレビやラジオに度々出演し、「トムさん」の愛称でも知られています。

北海道は温泉天国。美しい自然を眺めながらの入浴や、個性豊かな泉質のお湯に浸かることができます。 地元に愛される小さな温泉から、多彩な泉質を誇る施設まで、充実した施設を網羅してみます。 ご紹介するのは、日本に5人しかいない温泉ソムリエ講師の1人、佐藤勉さん。 全国約2万人の温泉ソムリエ資格保有者を対象に講座を開催したり、セミナーに出演したりしています。 この資格は、温泉ソムリエ協会が定める所定の試験に合格した人に与えられるもので、正しい入浴法から湯のミネラル質まで、日本の温泉に関する知識を熟知していることを示します。 インストラクターとして、佐藤さんは日本を代表する温泉専門家の一人とみなされています。

登別市内から車で約 20 分のところにある登別温泉「第一滝本館」は 5,000 平方メートルの広大な敷地に 35 の湯船があります。さらに、ここでは5つの泉質を一度に楽しむことができます。「大パノラマのガラス張りで、四季を問わず、絶景を眺めながら入浴できます。特に紅葉が見頃を迎える10月中旬がおすすめです。近くの山々にたたずむ雪と相まって、素晴らしい景色を見せてくれます」とさとうさん。雄大な景色を眺めながらゆったりと湯船につかる、至福の温泉体験がここにあります。

ニセコ町内から車で約20分のところにあるニセコ湯本温泉の「雪秩父」は、前述の「三大美人泉質」の一つである硫黄泉でもあります。「近くの大湯沼を源泉とする温泉は、ファンゴという美肌成分を含んだ灰色の泥状の湯です。また、硫黄泉はメラニンを分解するため、美白効果があると言われています」とさとうさん。女性用露天風呂には専用の泥風呂があり、クレイパックも楽しめます。

函館市内から車で約1時間のところにある知内温泉の「ユートピア和楽園」は「800年以上の歴史を誇る北海道最古の温泉施設として知られています。「三大美人泉質」の炭酸水素塩泉は古い角質を取り除く効果があります。」（あとの二つは「硫黄泉」「硫酸塩泉」）

豊富町内から車で10分ほどの場所にある豊富温泉「ふれあいセンター」。「ここの温泉は、保湿効果に優れた石油成分を含んでいるなど、非常に特徴的な泉質を持っています。アトピー性皮膚炎や乾癬などの皮膚病に高い効果があるとされ、治療法として推奨する医師もいます。そのため、日本全国から多くの観光客が訪れます。」

美瑛町内から車で約40分のところにある旭岳温泉の「湯元湧駒荘」。こちらの温泉は5つの源泉から引かれているので、泉質も抜群です。大雪山の麓にある国立公園内にあり、施設内や周辺で多種多様な高山植物を楽しむことができます。

帯広市内から車で約20分のところにある十勝川温泉の「笹井ホテル」は、植物由来のアルカリ性温泉、いわゆるモール温泉は「北海道遺産にも登録されている、天然保湿成分が特徴の温泉です」とさとうさん。

北見市内から車で約50分のところにある滝の湯温泉の「塩別つるつる温泉」は美肌の湯としても知られ、pH9.5と北海道屈指のアルカリ性の高さを誇ります。「つるつる」という言葉は、この温泉に浸かった後に期待できる滑らかな肌を指します。

網走市内から車で約1時間のところにある川湯温泉の「お宿欣喜湯」の泉質はpH1.73の強酸性で、2週間浸かると爪が溶けて消えると言われています。この泉質は殺菌効果があることで知られています。

8つの温泉ををマップで見る

この記事で紹介した8つの温泉のほかにも多くの魅力ある温泉地は下記リンクでも紹介していますので、是非参考にしてください。