積丹・小樽・札幌を巡る、体験盛りだくさんの3泊4日旅!
札幌から高速バスで約2時間40分の積丹町は、美しい海や山がある自然豊かなまち。そこでSUPや電動マウンテンバイクなどのアクティビティを満喫したあとは、ロマンチックな小樽の街の夜を楽しみましょう。最終日には、札幌で馬を通して自分の内面と向きあう体験をする、盛りだくさんな3泊4日の旅に出かけてきました!
■1日目
札幌から積丹へ向かおう!
今回、旅に出たのはオーストラリア出身のグレンさん、アメリカ出身のジェレミーさん、ドイツから来たジャッキーさんの3人。さっそく北3条広場・アカプラから「高速しゃこたん号」に乗車して、終点の美国へ向かいます。
ランチは地元の人気食堂で!
美国バス停から徒歩3分ほどの「純の店」でランチ。地元でも人気の食堂です。ボリューム満点の食事の後は、近くにある「CAFE STAND 窓」でデザートタイム。インスタ映えしそうなゲルのカフェスタンドで、鮭モナカをトッピングした「積丹ブルーサンデー」が名物だそう。
神居岬で積丹ブルーに染まる!
チェックインまではまだ時間があったので、車で神威岬へ。この日は風が非常に強く吹く中、ジェレミーさんとグレンさんは岬の突端まで行きましたが、ジャッキーさんは途中で2人を待つことに。美しい積丹ブルーに、3人とも目を奪われていました。
鰊番屋をリノベーションした料理自慢の宿へ!
神威岬を出発して、積丹での宿「なごみの宿 いい田」にチェックイン。築100年の鰊番屋をリノペーションした民宿で、積丹産の海の幸・山の幸の魅力を存分に味わえる料理が自慢です。
■2日目
積丹の海でSUPを体験!
朝から積丹のアクティビティ会社「しゃこまる」に向かってSUP体験。天気は良かったものの、波がやや高いため防波堤の内側での体験となりました。安定感があるSUPから落ちるのは、乗っている人間がバランスを崩すからだそう。ボードの中心で重心を低く、つまり座って乗っていればほとんど落ちることはありません。運動神経のいいジェレミーさんは最初から立って乗っていましたが、グレンさんとジャッキーさんは終始座っての体験。複雑な海岸線の断崖絶壁を海上から楽しみながらSUPを漕ぎ進め、積丹ブルーの海をたっぷりと楽しんだ3人でした。
温泉の後はニセコに向かおう!
その後、海水を洗い流すために温泉へ。近くの「岬の湯しゃこたん」が定休日だったため、同じく日本海を望む「ふるびら温泉しおかぜ」で濃厚な褐色の湯を堪能しました。この後は、ニセコのHANAZONOリゾートのサマーゴンドラに乗車するために倶知安町へ向かいます。
その道中、共和町の「ジェラートカフェ三田牧場」に立ち寄ってスイーツタイム。明治35(1902)年に創設された、現存する道内最古の牧場である三田牧場の生乳で作られるジェラートは、牛乳本来の味を引き出した味。のびのびと放牧されてストレスのない環境で暮らす牛たちの乳は雑味のない美味しさです。
倶知安町の花園地区も開発が進んでいて、新しいホテルがどんどん建設中です。最終運行に近いゴンドラに乗車して、片道約6分で標高308m地点から658m地点へ。車内の大きな窓の向こうに雄⼤なパノラマ景⾊が広がり、羊蹄山を間近に眺めながらの空中散歩が楽しめました。その後1時間半ほどかけて積丹へ戻る帰りの車窓から、日本海に沈む美しい夕陽を見ることができ、3人が感嘆の声をあげていました。
■3日目
大自然の中でE-MTB体験!
朝から天気が良くて今日も暑くなりそう。宿をチェックアウトして、本日のE-MTB体験のため「しゃこまる」へ。施設の駐車場でE-MTBの乗り方(特にブレーキのかけ方)をレクチャーされた後、約1時間のコースへ出発!
坂道も電動アシストで楽に登れて快適なサイクリングです。途中でクラフトジン「積丹スピリット」のボタニカル畑に立ち寄り、担当者から植生の説明を受けました。植物に興味のある3人も興味津々で聞き入っています。
さらにその後、予定のコースを外れ、E-MTBを押して笹藪の中を行くワイルドなコースに変更。思わぬアドベンチャーに、ジェレミーさんは大喜びです。体験の最後は、河川敷にセットされたテントサウナ。小さなテントの中のサウナは熱々で、あっという間に汗だくに。テントを出て、水風呂代わりに川の深いところへザブンと飛び込みました。
3泊目の宿は小樽のクラシカルホテル!
その後、再び「高速しゃこたん号」で小樽に戻り、「アンワインド ホテル&バー 小樽」にチェックイン。クラシックホテルを現代的な感性で大胆にリノベーションしたホテルに、3人のテンションもアップしていました。1階の「BAR IGNIS」の雰囲気も良く、みんなウェルカムドリンクを楽しんだそう。
ロマンチックな運河で小樽の夜を堪能!
今夜のメニューは、ジャッキーさんのリクエストでスープカレー。お店に向かう途中で北運河を見学します。ちょうど「北運河ナイトマーケット2024 Yummy市」が開催されていて、ライトアップされた小樽運河を会場に多彩な出店が立ち並ぶナイトマーケットに、3人とも目を輝かせていました。
北運河近くの「クレイジースパイス」は、小樽で人気のスープカレー&ネパールカレーのお店。石造りの建物街の中にある店内は南国の雰囲気たっぷりで、好みの辛さが選べるカレーを堪能しました。
■4日目
自分の心と向き合うホースローグ体験!
朝から小雨模様だったのが、ホテルを出発する頃には本降りに。そんな中、小樽を出発して札幌市西区の「COAS(コース)」に向かいます。ここでは、裸馬と対峙しながら自分自身の心と向き合うプログラム「ホースローグ」を日本で初めて展開しています。
ここの馬は、人に慣れるような調教は行われていないそう。ナチュラルな感性を持った馬たちは、目の前の人間の内面をありのままに映し出す鏡となります。馬と向き合うことで、それぞれの個性が浮かび上がるのです。
3人が交互に馬と対峙しますが、その際に大事なのは自分以外の2人が体験しているところも観察すること。全員のホースローグが終わったところで、自分の時はどう感じたか、各人の馬との関わり方がどう見えたかディスカッションします。その中でさまざまな発見があって、各人の内面が浮き彫りになるのです。この約2時間のプログラムは大好評で、解散場所の札幌駅に向かう車内でも興奮気味に盛り上がっていました。この3泊4日は、3人にとって忘れられない旅になったことでしょう。