道内観光産業経済効果調査の推計結果について (新型コロナウイルス感染拡大に伴う北海道観光への影響について)
- お知らせ
令和2年度に実施した道内の観光産業経済効果調査(北海道来訪者満足度調査の中で実施)の推計結果をこのほど取りまとめましたのでお知らせします。
【令和2年度・北海道観光産業経済効果調査推計結果】
●総観光消費額が、前年度の1兆5,159億円から4,354億円と、大幅に減少。
(対前年比28.7%)
●総観光消費額が減少したことに伴い、経済波及効果(生産誘発額)は、前年度の
2兆1,910億円から、6,364億円に減少。(対前年比29.0%)
●税収効果(道・市民税(個人・法人含む))は、前年度の606億円から161億円に減少。(対前年比26.6%)
●観光GDPは、前年度の7,814億円から2,276億円に減少。(対前年比27.3%)
(※観光産業における雇用誘発効果(新規)は、実態経済(新型コロナウイルス感染拡大)において雇用調整が進んでおり参考値とした。(令和2年度は約6.2万人、令和元年度は約21万人))
新型コロナウイルス感染拡大による影響について
今回、調査を実施した令和2年度は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う旅行自粛期間にも重なり、GOTOトラベル事業やどうみん割、自治体等による旅行需要喚起策等が実施されたにもかかわらず、道内での総観光消費額が大幅に減少し、経済波及効果(生産誘発額)、税収効果、観光GDPなど、全ての指標において、対前年比30%を下回る推計結果となった。
観光産業における消費活動は、道内のサービス業や、運輸・通信業、商業、製造業など様々な産業に幅広く波及しており、同年度の総観光消費額の大幅な減少は、地域経済にとって大きな損失であると言えます。
※本調査結果は、令和3年3月にまとめた調査結果(令和3年2月末時点の推計)を、第3四半期観光入込客数調査(令和3年5月27日北海道経済部観光局発表) 等の公表値を参考に、6月上旬時点で再精査した結果です。
※令和2年度北海道来訪者満足度調査(観光経済波及効果)の全体版については、観光機構の公式サイト「Good Day 北海道」にも公表しています。また、「北海道の観光統計データサイト」では過去の同調査含めて調査データを表やグラフで公表しています。
https://www.visit-hokkaido.jp/company/material/detail/90 「Good Day 北海道」
https://statistics.visit-hokkaido.jp/graph/#category--economic-spillover 「北海道の観光統計データサイト」
詳細については、下記プレスリリースをご参照ください。