定番から個性派まで!北海道のミュージアムで感性を磨く旅

所要時間
2泊3日
主な交通手段

北海道には、その土地ならではの歴史や文化、表現に出会えるミュージアムが各地に点在しています。定番の博物館から、テーマ性の高い個性派ミュージアムまで、展示の切り口は実に多彩。旅の途中で新たな知識や価値観に触れることで、感性を心地よく刺激してくれます。


ユニークなコンセプトや貴重なコレクションを持つミュージアムは、「ここでしか味わえない体験」の宝庫です。歴史や芸術、ものづくりに込められた想いに触れる時間は、観光でありながら自分自身を見つめ直すきっかけにもなります。


展示をじっくり味わい、余韻を楽しみながら次の目的地へ向かう――そんな知的で豊かな旅のスタイルが、北海道の風景によく似合います。定番から個性派まで巡ることで、旅を終える頃には新しい視点とともに、少し成長した自分に出会えるはずです。


※コース内で紹介しているスポットや体験メニューは変更となる場合がございます。最新情報は公式サイトよりご確認ください。

Start
1日目

函館空港

車で約25分

函館市青函連絡船記念館摩周丸(約60分)

海を越えて人と想いをつないだ、青函連絡船の記憶

函館港に係留されている摩周丸は、かつて本州と北海道を結んだ青函連絡船として活躍した実船を活用した記念館です。船内には、船長が指揮を執った操舵室や無線室を当時の姿で再現したエリアをはじめ、青函連絡船の歴史や役割を紹介する展示が並びます。


移動手段としてだけでなく、多くの人々の暮らしや旅、時代の節目を支えてきた青函連絡船。その歩みをたどりながら、海を越えて人と人をつないできた記憶に静かに触れられるスポットです。函館港の風景とともに、北海道の近代史を体感してみてはいかがでしょうか。

住所
函館市若松町12番地先
電話番号
0138-27-2500
営業時間
4月~10月/8:30~18:00(入館は17:00まで)
11月~3月/9:00~17:00(入館は16:00まで)
休業日
無休(修繕工事等により臨時休館することがあります)
車で約5分

函館市北方民族資料館(約60分)

北の文化と暮らしに触れる、知的なひととき

旧日本銀行函館支店の重厚な建物を活用した函館市北方民族資料館では、北海道と深い関わりを持つアイヌ民族をはじめ、北方地域に暮らしてきた人々の文化や生活を紹介しています。


館内には、大陸との交易を物語る山丹服(蝦夷錦)や、アリュートの皮舟「バイダルカ」など、北方民族の知恵や交流の歴史を伝える貴重な資料が展示されています。寒冷な自然環境と向き合いながら育まれてきた暮らしの工夫や精神性に触れることで、北海道の成り立ちをより深く理解できるスポットです。


函館の街歩きの合間に、静かに知的好奇心を満たす時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

住所
函館市末広町21-7
電話番号
0138-22-4128
営業時間
(4~10月)9:00~19:00
(11~3月)9:00~17:00
休業日
臨時休館あり(公式サイト参照)
【年末・年始休館日】12月31日~1月3日
車で約5分

【昼食】五島軒レストラン雪河亭(約60分)

歴史と伝統の味を堪能する、函館洋食の名店

1879年創業、140年以上の歴史を誇る函館を代表する老舗洋食レストラン・五島軒。国登録有形文化財にも指定されている重厚な店内には、長い歳月を重ねてきた風格と落ち着きが漂います。


ここでぜひ味わいたいのが、創業以来愛され続ける看板メニュー「イギリス風ビーフカレー」。丁寧に煮込まれた深いコクと旨味の中に、後からじんわりと広がる辛さが印象的な一皿です。


函館の歴史に思いを馳せながら、変わらぬ味を楽しむ昼食の時間は、旅の記憶に静かに刻まれるひとときとなるでしょう。

住所
函館市末広町4-5
電話番号
0138-23-1106
営業時間
11:30-15:00(L.O.14:30)、17:00-20:30(L.O.20:00)
休業日
火曜日(一部期間を除く)。1月1-2日
車で約110分

幕末の軍艦 開陽丸記念館(約60分)

実物大で体感する、幕末を駆け抜けた軍艦の歴史

箱館戦争の最中、暴風雪により江差沖で座礁・沈没した旧幕府軍の軍艦「開陽丸」。その姿を実寸大で復元したのが開陽丸記念館です。100年以上の時を経て博物館としてよみがえり、幕末の歴史を今に伝えています。


館内では、幕末から戊辰戦争に至る歴史展示のほか、海底発掘調査で引き揚げられた遺物の一部を公開。武器や生活用品を通して、当時の船内や乗組員の暮らしを知ることができます。


船室の再現や模型、映像展示もあり、開陽丸と江差の関わりを臨場感豊かに体感できるスポットです。

住所
江差町字姥神町1-10
電話番号
0139-52-5522
営業時間
9:00~17:00
休業日
11~3月の月曜日、祝日の翌日(月曜日が祝日の場合は火・水曜日休館)、年末年始
※リニューアル(展示・外観)予定のため、2025年10月以降休館予定。
車で約60分

【宿泊】銀婚湯

自然と物語に包まれる、山あいの名湯

山あいに佇む銀婚湯は、日本旅館の趣と自然の開放感を楽しめる湯宿。大正天皇の銀婚式の日に温泉を掘り当てたことから名付けられました。


宿泊者専用の貸し切り野天風呂が5つあり、川のせせらぎを聞きながら湯に浸かる時間は格別。全国からリピーターが訪れ、結婚25周年を祝う宿としても親しまれています。


銀婚湯の起源でもある数百年前から湧き続ける上の湯温泉は、アイヌの人々や幕末の人々にも利用されてきた歴史ある名湯。静かな自然に身を委ね、心身を癒すひとときを過ごせます。

住所
二海郡八雲町上ノ湯199
電話番号
0137-67-3111
2日目
車で約100分

中島・湖の森博物館(約30分)

洞爺湖の自然を知る、湖上の小さなミュージアム

洞爺湖のほぼ中心に浮かぶ中島にある博物館。館内は「ジオパーク情報ゾーン」「洞爺湖と中島の自然ゾーン」「中島散策情報ゾーン」の3つで構成され、洞爺湖を取り巻く自然や動植物を、標本やジオラマでわかりやすく紹介しています。


火山活動が生み出した地形や湖と森の生態系を学ぶことで、目の前の景色がより深く楽しめるはず。遊覧船で中島に下船して気軽に立ち寄れる、散策途中にもおすすめのスポットです。

住所
壮瞥町中島
電話番号
0142-75-4400
営業時間
9:00~16:00
休業日
無休(11月~4月中旬は休業)
車で約60分

ウポポイ(民族共生象徴空間)(約60分)

自然の中で学び、感じるアイヌ文化の現在と未来

ポロト湖畔の自然に囲まれたウポポイ(民族共生象徴空間)は、先住民族アイヌの歴史や文化への理解を深め、その継承と発展を目指すナショナルセンターです。


国立アイヌ民族博物館や体験型の国立民族共生公園では、展示や舞踊、楽器演奏、食文化体験などを通して、アイヌ文化を五感で学ぶことができます。


ショップやレストランもあり、湖の景色とともに充実した時間を過ごせるスポットです。

住所
白老郡白老町若草町2-3
電話番号
0144-82-3914
営業時間
9:00~17:00
※季節により変動あり。詳細は公式ホームページをご確認ください。
休業日
月曜日、年末年始、3月上旬
※月曜が祝日または休日の場合は翌日以降の平日に閉園
※イベント開催期間中は特別開園日あり
車で約80分

北海道博物館(約60分)

北海道の自然・歴史・文化を一望する総合博物館

野幌森林公園の自然に囲まれた北海道博物館は、北海道の成り立ちを幅広く紹介する道立の総合博物館です。


総合展示は「北東アジアのなかの北海道」「自然と人とのかかわり」を軸に5つのテーマで構成され、マンモスやナウマンゾウの模型、考古資料、アイヌ文化の展示など見どころも豊富。


学びと発見を楽しめる、世代を問わず訪れたいスポットです。

住所
札幌市厚別区厚別町小野幌53-2
電話番号
011-898-0466
営業時間
9:00~17:00(5月~9月)
9:30~16:30(10月~4月)
休業日
毎週月曜日(祝日、振替休日の場合は開館)、年末年始、臨時休館あり
車で約60分

小樽市総合博物館(約60分)

実物車両でたどる、北海道鉄道の歴史

蒸気機関車「しづか号」をはじめ、北海道を代表する約50両の鉄道車両が保存・展示されている小樽市総合博物館。実車を間近に見ながら、北海道鉄道の歩みを体感できます。


館内では鉄道資料を紹介する常設展示のほか、テーマごとの企画展示を開催。プラネタリウムや科学展示室、夏期限定のSL乗車体験などもあり、世代を問わず楽しめるスポットです。

住所
小樽市小樽市手宮1丁目3-6
電話番号
0134-33-2523
営業時間
9:30-17:00
休業日
火曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始
車で約60分

【宿泊】UNWIND HOTEL & BAR OTARU

歴史を纏う、小樽のライフスタイルホテル

1931年に北海道初の外国人専用ホテルとして建てられた旧越中屋旅館をリノベーションしたUNWIND HOTEL & BAR OTARU。小樽市指定歴史的建造物でもある建物は、重厚な佇まいと現代的な感性が調和した空間です。


将校クラブや米軍接収という歴史を経て再生した館内では、クラシックとは異なる個性的な滞在体験が楽しめます。


小樽らしい物語に包まれて過ごす、特別な一夜をどうぞ。

住所
小樽市色内1丁目8-25
電話番号
0134-64-5810
3日目
徒歩で約10分

北一ヴェネツィア美術館(約60分)

小樽で出会う、水の都ヴェネツィアの華やぎ

水の都・ヴェネツィアの中世宮殿を再現した北一ヴェネツィア美術館。18世紀ネオ・クラシック様式の館内には、貴族文化の優雅な空気が広がります。


展示室では、ヴェネツィアングラスを中心に、家具や装飾品など約3,000点を鑑賞。きらめくガラス工芸と洗練された美意識に触れることができます。


華やかなドレスやカーニバル衣装で楽しむ記念撮影も人気。小樽にいながら、ヴェネツィアを旅する気分を味わえる美術館です。

住所
小樽市堺町5-27
電話番号
0134-33-1717
営業時間
9:00-17:30(最終入場17:00)
休業日
無休(展示替えのため休館あり)
車で約40分

北海道大学総合博物館(約60分)

歴史と最先端の学術に触れる、知的好奇心の拠点

北海道大学キャンパス内にある総合博物館は、1929年建築の歴史ある建物を活用した学術施設。140年以上にわたり収集された300万点以上の標本や資料を所蔵しています。


ニッポノサウルスやマンモスの模型など迫力ある展示に加え、触れて学べる体験型展示や研究現場を紹介するコーナーも充実。


無料で楽しめる点も魅力で、学びと発見に満ちた時間を過ごせます。

住所
札幌市北区北10条西8丁目
電話番号
011-706-2658
営業時間
10:00~17:00
休業日
月曜(祝日は開館、翌平日は休館)
車で約10分

【昼食】サッポロビール博物館・サッポロビール園(約120分)

ビールの歴史と北海道グルメを味わう、王道スポット

1890年に建てられた赤れんがの建物を活用した、日本で唯一のビール博物館。北海道開拓とともに歩んできたサッポロビールの歴史や、日本のビール産業の歩みを、展示や映像でわかりやすく紹介しています。館内は自由見学が可能で、ガイド付きのプレミアムツアーでは限定ビールの試飲も楽しめます。


見学後は、隣接するサッポロビール園へ。北海道のソウルフード・ジンギスカンとともに、旅の昼食時間を満喫しましょう。敷地内には写真映えする建物や煙突も点在し、食と歴史を一度に楽しめる定番スポットです。

住所
札幌市東区北7条東9丁目1-1サッポロガーデンパーク内
電話番号
011-748-1876
営業時間
11:00~18:00(最終入館は17:30)
休業日
月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始、臨時休館日あり
車で約110分

平取町立二風谷アイヌ文化博物館(約60分)

生きた文化に触れ、未来へつなぐアイヌの知恵

アイヌ文化継承の地・二風谷コタンにある博物館。館内は4つのテーマで構成され、衣類や狩猟道具、祭具などの資料を通して、アイヌ民族の暮らしや精神文化を体感的に紹介しています。


映像で楽しめる口承文芸ユーカラ(英雄叙事詩)も見どころのひとつ。自然と共に生きてきた知恵や世界観を、五感で感じられるスポットです。

住所
沙流郡平取町二風谷55
電話番号
01457-2-2892
営業時間
9:00-16:30
休業日
11月16日-4月15日の月曜日、12月16日-1月15日
車で約80分

新千歳空港

数々のミュージアムを巡ることで、北海道の自然・歴史・人の営みが立体的につながって見えてくるはずです。

Goal

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