利尻島ってどんなところ?おすすめ観光スポットや絶品ご当地グルメを徹底紹介!
北海道の離島のひとつ・利尻島。今回は観光地としても有名な利尻島のおすすめスポットや絶品ご当地グルメについてご紹介します。登山やキャンプ、ウニ漁体験など、利尻島ならではのアクティビティについても併せて解説しますので、北海道への旅行を検討している方はぜひご覧ください。
利尻島はどんな場所?
利尻島は、北海道稚内市から約52㎞離れた、周囲約60kmの小さな島です。車であれば、約1時間~1時30分間ほどで1周できます。
大自然が織り成す絶景ポイントがたくさんあることから観光地として人気。島のシンボルで別名利尻富士とも呼ばれる利尻山は標高1721mで、日本百名山百選では北の秀峰として1番目に数えられています。
「利尻」は「リイシリ」というアイヌ語から来ており、「高い山のある島」という意味を持ちます。
島のほとんどが「利尻礼文サロベツ国立公園」として国立公園に指定されていて、特に6月~10月は高山植物や登山が楽しめるベストシーズンです。
利尻島と礼文島の違いは?
利尻島と礼文島はすぐ隣にあり、どちらも稚内からフェリーでアクセス可能という点でよく似た島です。
利尻島はお土産店などが多く観光地として周りやすい一方、「花の浮島」とも呼ばれる礼文島では、5~9月にかけて花が咲き誇った美しい景観を楽しめます。
どちらも訪れておきたい観光地ですが、時間の都合でどちらかしか行けないならば、時期や旅の目的に合わせて選ぶとよいでしょう。
利尻山のおすすめアクティビティ
自然豊かな利尻島で、ぜひ楽しみたいアクティビティについてご紹介します。
- 利尻山登山
- 島のシンボルである利尻島登山は、自然を大迫力で楽しめると人気のアクティビティです。美しい円錐形をした山は日本百名山の一つとして、「利尻富士」と呼ばれ親しまれているほか、固有の高山植物も楽しめます。登山の際は、植物を踏み付けない、ストックにはゴムキャップを付ける、携帯トイレを準備するなどのルールをしっかり守りましょう。
- キャンプ
- 島内にはキャンプ場が多数点在しており、道具のレンタルも充実しているので、手ぶらで訪れても気軽にキャンプを楽しむことができます。市街地や温泉街に近いキャンプ場から、海の近くのキャンプ場まで、幅広い選択肢の中からお好みのロケーションを見つけましょう。利尻島の広大な自然を身近に感じられること間違いなしです。
- ウニ採り・カニ釣り
- 海の生き物も豊かな利尻島では、海沿いの神居海岸パークでもさまざまなアクティビティを楽しめます。自分に合うアクティビティを楽しんでみましょう。ウニ採りでは、地元の漁師が使用する「タモ網漁」を体験することができ、獲ったウニはすぐ割って新鮮なまま食べることができます。カニ釣りは道具の貸し出しも含め、無料で体験することができますよ。
利尻島のおすすめ観光スポット14選
利尻島の魅力が詰まったスポットに足を運んでみましょう。利尻島観光に欠かせない、14ヵ所のおすすめのスポットをご紹介します。
- 利尻富士
- 北海道北部、利尻島にある標高1,721mの利尻山。日本百名山の中で最北に位置し、数多くの登山者が訪れます。山裾は海岸まで広がっており、…
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- 姫沼
- うっそうとした原生林に囲まれた周囲約800mの神秘的な人工沼。湖面に映る「逆さ利尻富士」が美しいことで知られています。野鳥が生息する…
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- 富士野園地
- 標高15~25mほどの場所にある展望地・富士野園地。小さな無人島・ポンモシリ島を間近に見ることができるスポットです。6~8月にはエゾカンゾウが咲き誇り、辺り一帯が鮮やかな黄色に染まります。
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- 夕日ヶ丘展望台
- 夕日の絶景スポットといわれる展望台。利尻山と海がオレンジ色に染まっていく夕暮れ時は、息を飲むほどに美しい感動の絶景に出合えます。…
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- ペシ岬
- フェリーターミナルからほど近い、標高93mの岩山の岬。遠くから見ると岩の影や形がゴリラに見えることから「ゴリラ岩」とも呼ばれていま…
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- カムイテラス
- 利尻島の火山活動によってできた溶岩地形を活かして作られたテラス。海に突き出た形のデッキなど、自然によって地形ができる過程を肌で感じられるスポットです。常設されたテーブルやベンチでゆったりと夕日を堪能できます。
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- 天然温泉利尻ふれあい温泉
- 空気に触れると茶褐色に変化する珍しい泉質で「金の湯」と呼ばれる温泉。国内でもトップクラスの炭酸水素を含み、入浴後のお肌がツルツルになることから「美肌の湯」としても知られています。露天風呂からは日本海に沈む夕日を望むこともできます。
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- 沓形岬公園
- 利尻島西部にある沓形岬は、美しい朝日や夕日を望むことができる絶景ポイント。沓形港に隣接しているので、アクセスも抜群です。キャンプ場も併設されているため、利尻島の大自然を間近で満喫したい人にぴったりのスポットでしょう。
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- 仙法志御崎公園
- 利尻島の最南端にある自然公園で、透明度の高い海と雄大な利尻山の姿を望めるビュースポットです。利尻山が噴火した際に海に流れこんだ溶…
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- 人面岩・寝熊の岩
- 利尻島の西海岸にある不思議な形の岩。人間の横顔のように見える「人面岩」と、大きなクマが沖に向かって寝そべっているように見える「寝熊の岩」があります。岩の全体像を見られるため、撮影スポットとしても人気です。
- オタトマリ沼
- 島の南東に位置する、利尻島最大の湖沼。日本最北限のアカエゾマツの原生林に囲まれた美しい沼は、遠くに利尻富士を望むビュースポットと…
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- 南浜湿原
- 海抜約5mのメヌウショロ沼を含むミズゴケが発達した利尻島最大の高層湿原。周辺にはアカエゾマツの林が広がり、遊歩道では多くの花々を鑑…
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- 白い恋人の丘
- 「白い恋人」で有名な石屋製菓の協力によって誕生した利尻島の新スポット。島内はもちろん北海道本土まで見渡せる展望台として人気です。北海道銘菓「白い恋人」のパッケージ書かれた、利尻山の様子を眺めることができます。この丘でプロポーズすると、石屋製菓公認の「プロポーズ証明書」をもらえるのだとか。
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- 利尻島郷土資料館
- 旧鬼脇村役場庁舎を利用してできた資料館。展示物はもちろん洋風の歴史的建造物もみどころです。利尻島の自然をテーマにしたジオラマや、古代から近代開拓期の島の生活などが展示されています。館内は写真撮影OKです。
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利尻島のおすすめご当地グルメ3選
利尻島を訪れたのならぜひ食べておきたい、3つの利尻島ご当地グルメをご紹介します。
- うにめし丼
- 良質な利尻昆布を食べて育った利尻のウニは濃厚な味が魅力。「ノナ」と呼ばれるキタムラサキウニと、「ガンゼ」と呼ばれているエゾバフンウニの2種類を楽しめます。
旬は7月頃。この時期に利尻島を訪れるのであれば、ぜひ「うにめし丼」を味わいましょう。全国のご当地丼ぶり選手権で何度もグランプリに輝いています。
- ミルピス
- 利尻島でしか飲めないご当地乳酸飲料です。ミルピス商店を営む森原八千代さんが一人で製造を行っているこのドリンクは、利尻牛乳と乳酸をベースにして作られています。わざわざミルピスのために利尻島を訪れる人もいるのだとか。手作りの優しさが伝わる乳酸飲料を味わってみましょう。
- 湧水
- 利尻では、利尻山に降った雨や雪解け水がろ過されてできた美味しい湧水を楽しめます。特に「日本名水百選」に選ばれた「甘露泉水」と、国道沿いにありアクセス良好な「麗峰湧水」が有名。「甘露泉水」では、湧水でいれたコーヒーも楽しめます。美味しい水を飲んで、利尻島の自然の恵みを体の中から感じてみましょう。
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利尻島観光の移動手段
利尻島観光で気になるのが移動方法です。島内のアクセス方法についてご紹介します。
- 路線バス
- 利尻島内では宗谷バスが運行されています。沓形~鴛泊~沓形をぐるっと回っていて、自由乗降区間もあります。夏季と冬季では時刻表が異なるので、事前に観光時期の時刻表をチェックしておきましょう。予約は不要で、利尻島の玄関口である「鴛泊フェリーターミナル」から乗車することができます。
- 観光バス
- 定期観光バスを利用すれば、利尻島の主だった観光スポットを効率よく巡ることができるでしょう。利尻島の観光バスツアーは鴛泊フェリーターミナル発着と、沓形フェリーターミナル発着の2種類が用意されています。どちらも所要時間は約3時間で、オタトマリ沼などの観光地を回ります。3カ月前から電話での予約受付をしています。
- タクシー
- タクシーは、行きたいスポットが決まっている人におすすめの移動手段です。周辺にバスの停留所がないスポットへ行きたい時に役立つでしょう。地元のタクシー運転手だからこそ知っている「おすすめスポット」を紹介してもらうのもおすすめです。
- レンタカー
- ドライブをしながら、時間を気にせず、好きな時間に好きな場所に行きたいという人にはレンタカーがおすすめ。利尻島の絶景を満喫しながらマイペースな旅を楽しめるでしょう。事前に島内のレンタカー会社へ予約をして利用しましょう。
- レンタサイクル
- 近場を巡るのであれば、小回りの利くレンタサイクルもおすすめです。利尻島の大自然の中で風を切りながら走る経験は、大きな思い出にもなるでしょう。島内ではホテルや旅館がレンタサイクルをしています。問い合わせてみましょう。
利尻島へのアクセス
フェリーや飛行機などを利用した利尻島へのアクセスをご紹介します。
稚内からフェリーを使用する方法
アクセスルート | 料金 | 所要時間 |
---|---|---|
稚内港~利尻島(鴛泊港) | 1等ラウンジ5,290円 1等和室4,630円 2等指定席3,320円 2等2,660円 | 約1時間40分 |
フェリーを利用する場合は、稚内から乗船します。
本州から稚内へ向かう場合には、まず稚内空港を出て、そこから稚内フェリーターミナルへ移動しなければなりません。稚内フェリーターミナルへは、国道238号~国道44号で稚内市街を目指し、稚内駅手前の中央4丁目交差点を右折し直進するとすぐ。30分ほどで到着します。
道内の空港から飛行機を使用する方法
アクセスルート | 料金 | 所要時間 |
---|---|---|
新千歳空港~利尻空港 | ANA 26,300円(目安)※ 6月~9月の夏季運航のみ | 約50分 |
丘珠空港~利尻空港 | JAL 24,200円(目安)※ | 約55分 |
飛行機で利尻島に入る場合は、新千歳空港か丘珠空港を利用します。利尻空港への便数は少ないため、余裕をもって乗り継ぎできるよう事前にスケジュールを確認しておきましょう。※条件により運賃は変動します。
自然豊かな利尻島!登山やキャンプなどのアクティビティも充実
豊かな自然が魅力の利尻島についてご紹介しました。登山やキャンプも人気で、ウニ漁などの体験アクティビティも楽しむことができます。北海道本土では味わえないような体験をできるでしょう。ぜひ、利尻島でしか味わえない自然やアクティビティを体験してくださいね。