寄り道でパワーチャージ!北海道のパワースポット7選
広大で自然豊かな北海道には、各地にパワースポットと呼ばれる場所があります。今回は、有名なスポットから知る人ぞ知る穴場までご紹介。北海道観光の途中でちょっと寄り道して、体中にみなぎるバワーを実感してみては?
北海道神宮&開拓神社[札幌市]
北海道のパワースポットとして真っ先に名前が上がるのが、円山公園内に隣接する北海道の総鎮守で、開拓の歴史を北海道民とともに歩んできた「北海道神宮」。藻岩山と手稲山から流れる風水エネルギーが合体する、風水上ではとても重要とされる場所で、札幌市内では最強のパワースポットのひとつです。エネルギーがピュアな早朝にお参りすると、鳥居やご神木に朝の光が差し込んだ神秘的な光景に出会えることも。
北海道神宮の中でも特におすすめなのが、松浦武四郎や島義勇など、北海道開拓の功労者たちを奉る「開拓神社」です。手稲山から本殿に向かって流入するエネルギーと、藻岩山や円山を経由して円山側第三鳥居から入り込むエネルギーが合流する最強スポットと言われています。本殿とあわせてこちらも参拝して、神宮エリアの清々しいパワーを存分に吸収してください。
登別温泉 地獄谷[登別市]
豊富な湯量と多彩な泉質で、日本有数の温泉地として知られる登別温泉。風水的にも、登別は非常に強いエネルギーが噴出している場所で、中でも一層パワフルなのが温泉街の奥にある地獄谷です。地獄谷のエネルギーの「火」は生命の源であり、願いを実現する力であり、また美のエネルギーでもあります。温泉も美容運アップにも効果があるとされているので、相乗効果が期待できそうです。
地獄谷の入口からは木製の遊歩道があり、あちらこちらから水蒸気とともに強いエネルギーが噴出している遊歩道を散策するだけでも充分にパワーを取り込むことができます。タイミングよく、中心付近にある「鉄泉池」の間歇泉が吹き出してきたら、大地のパワーを全身に吸収するイメージで、思いっきり深呼吸してみましょう。より大きな「火」の力をゲットして、体中にパワーがみなぎってきますよ。
駒ヶ岳神社[七飯町]
函館市内から車で約30分の場所にある「大沼国定公園」は、景観が美しいリゾートとして知られていますが、活火山の駒ヶ岳からのエネルギーが流入するパワースポットでもあります。中でも、大沼湖畔の北岸にある「駒ヶ岳神社」という小さな神社の左横にある巨大な大岩は、江戸期の1624年、駒ヶ岳大噴火の時に山頂から落下したもの。岩の真ん中にある狭い割れ目を通り抜けることで、登山の安全、受験の難関突破、安産、家内安全などの願いが叶うと信じられていました。
しかし、2018年10月に落石が確認され、現在では安全のために岩の周辺は立ち入り禁止となっています。一方、駒ヶ岳神社への参拝は現在も可能。駒ヶ岳の鎮守として佇む神社を訪れ、そこに流れる神聖なパワーをキャッチするだけでも効果は充分です。人生の大きな転機を迎える方にはおすすめのパワースポットです。
縁桂(えんかつら)[乙部町]
乙部町の「縁桂森林公園駐車場」から、ウッドチップが敷かれた歩道を歩くこと約15分。そこに佇む「縁桂」は、樹齢約500年、高さ約40m、幹の周囲が最大5.5mの桂の巨木です。最大の特徴は、地上7mのところで2本の桂の木の枝が結合している「連理(れんり)の木」であるということ。この木に触ると良縁に恵まれる「縁結びの木」と崇められ、全国各地から多くの人々が訪れるパワースポットです。
縁桂は北海道記念保護樹木であり、2000年に林野庁選定の「森の巨人たち百選」に選定され、2014年には「全国訪ねてみたい神秘的な巨樹ランキング」で、屋久島の縄文杉に次いで2位に選ばれました。ちなみに縁桂は、男女の良縁はもちろん、お金や仕事と縁結びにもパワーを発揮してくれるとのこと。この神秘の巨木に触れて、よいご縁を願ってみてはいかがでしょう。
神の子池[清里町]
アイヌ語で「カムイトー(神の湖)」と呼ばれる摩周湖の北にある「神の子池」は、ライトブルーとエメラルドグリーンに彩られた美しい池です。周囲220m、水深5mの小さなこの池は、摩周湖の伏流水が流れているというアイヌの言い伝えにより「神の子池」と名づけられました。吸い込まれそうなほどに透明で神秘的な湖面をじっくり見ているだけで、なんだか日常のストレスが浄化されていくようです。
神の子池はとても透明度が高いため、池の底に沈んでいる倒木が五角形に組み合わされている様子を見ることができます。この木々が風水で霊的パワーを持つといわれる「五行の印」にも見えるため、まるで神聖な池を守る結界のようだと言われています。年間を通して水温が低く、周囲も木々に囲まれているため、涼やかな空気が漂う神の子池は、その名にふさわしい道東のパワースポットなのです。
神居古潭(かむいこたん)[旭川市]
旭川市にある景勝地「神居古潭(カムイコタン)」は、北海道を代表するパワースポットとしても知られています。アイヌ語で、カムイが「神」、コタンは「村・集落」の意味を持っており、神居古潭は「神の住む場所」としてアイヌの聖地とされています。流れの早い石狩川に沿って奇岩が約10km続く光景は神々の荒々しさを思わせるもので、雄大な自然の姿には神秘的なパワーを感じます。
そんな神居古潭には数多くの伝説があります。流れの激しい川では舟の転覆が絶えず、ここに住む魔神の仕業だと考えられていたのです。アイヌの伝説では、神居古潭は魔神が倒された場所であると同時に、山の神と英雄が祀られた場所とされています。そのエネルギーの強さから、安易に近づいてはいけないとすら言われている場所なのです。あくまでも畏敬の念を忘れずに、カムイのパワーに触れてみましょう。
金比羅神社(こんぴらじんじゃ)[初山別村]
「こんぴら」の名をもつ神社は全国各地にありますが、北海道の北にある初山別村の金比羅神社は、金比羅岬の下にある「海の鳥居」で有名です。その昔、この岬に四国の金刀比羅神社の御札が流れ着いたので、祠と鳥居を建てて祀ったというのがこの神社の由来だそう。この周辺では水難事故が多かったのが、金比羅神社を祀ってからピタリと止まったという言い伝えもあります。
ここのパワースポットは、シンボルとなっている海の中に建つ鳥居。日本海の潮風と荒波に乗って、鳥居の間から流入してくるエネルギーを感じることができます。また、鳥居を通して西の海に沈む神々しい夕陽は、絶好のシャッターポイント。風水では、西は「金」の気を表す方角とされています。金比羅神社を訪れて、鳥居の間に沈む黄金色の西日を拝むことができれば、大きな金運パワーがつかめるかもしれません。