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タンチョウは折り紙や日本画の題材として古くから親しまれています。阿寒国際ツルセンター【グルス】は、そんなタンチョウの研究と保護を専門に行う日本で唯一の施設です。生態を学べる展示のほか、屋外飼育場では自然に近い環境で飼育されたタンチョウを一年中観察できます。家族みんなでタンチョウの美しさを間近で観察してみてはいかがでしょうか？

「コタン」とは、北海道の先住民族アイヌ語で「村」または「集落」という意味。北海道最大級のアイヌ集落である阿寒湖アイヌコタンには、アイヌ語で「小さな家」を意味する「ポンチセ」と呼ばれるアイヌ生活記念館があります。アイヌ民族がかつて住んでいた家屋を再現した記念館では、当時の暮らしぶりを伝える展示が行われています。このほか、木彫りや刺繍などアイヌの伝統工芸を紹介するショップやアイヌ料理が味わえるレストラン、アイヌ古式舞踊が鑑賞できる「阿寒湖アイヌシアターイコㇿ」などもあります。

家族みんなで釧路湿原を楽しみたいなら、JR北海道の観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」がおすすめです。釧路駅から終点の塘路駅までの約1時間、大きな車窓から野生動物が生息する釧路湿原の雄大な景色をゆっくりと楽しむことができます。展望車（予約制）からの眺めはさらに素晴らしいと評判です。また、冬には「SL冬の湿原号」が運行され、雪で銀色に染まる釧路湿原を見ることができます（全席予約制）。

阿寒摩周国立公園内にある屈斜路湖には、冬になるとたくさんのオオハクチョウが飛来します。屈斜路湖は、砂に掘られた穴から湧き出る「砂湯」の名所としても知られており、子どもと一緒に手作りの露天風呂づくりを楽しむことができます。屈斜路湖を望むレストハウス「レタラチップ」にはレストランやお土産店があり、屈斜路湖を眺めながらの食事も可能です。湖畔を一周できるレンタルボートや、ハクチョウ観察が楽しめる足湯など、家族でゆっくり過ごす拠点としておすすめのエリアです。

北海道で冬のアクティビティを楽しみたいファミリーには、冬限定のレジャーランド「アイスランド阿寒」がおすすめです。氷に覆われた阿寒湖の湖面で、アイススケートやワカサギ釣りが楽しめます（スケート靴や釣り具のレンタルも可能）。小学生から楽しめる四輪バギーや、全長2000mのコースを約5分で駆け抜けるスノーモービルなど、家族で楽しめる氷上アクティビティが満載です。最大8人乗りのバナナボートで体験できる、氷上の急カーブでのコーナリングはスリル満点！

釧路市山花公園内にあるふれあいホースパークは、幅広い世代が馬と触れ合える施設です。北海道固有種のどさんこなどの馬を間近で見ることができ、子どもや初心者でも安心して楽しめるガイド付き乗馬体験や、季節限定の馬車体験もできます。園内にはオートキャンプ場や温泉施設「山花温泉リフレ」もあるので、ファミリーキャンプや温泉旅行の際に立ち寄るのもいいでしょう。

釧路市動物園は、釧路空港の近くにある、地域の動物の生態をテーマにした動物園です。 ペンギンやホッキョクグマなど一般の動物園でよく見られる動物に加え、北海道を代表するタンチョウや雄大なシマフクロウなど、釧路湿原に生息する動物たちもたくさん見ることができます。動物たちを間近で観察したり、動物たちの習性を学んだり、釧路の自然生態に親しむこともできます。 子ども向けの手作り体験なども頻繁に開催されていますので、行く前に公式サイトで時間を確認して下さい。

阿寒湖は、摩周湖、屈斜路湖と並ぶ北海道三大湖のひとつで、透明度の高い淡水湖で、四季折々の景色が美しく、温泉もあることから、北海道の観光・行楽地として知られています。阿寒湖の自然の生態系を身近に感じたいのであれば、阿寒湖遊覧船に乗船し、四季折々の湖と山の絶景を楽しむことができます。また、阿寒湖の湖底には、高緯度地方にのみ生育する淡水緑藻類の一種、球状に集まった糸状緑藻類からなるマリモが多数生息しており、世界でも数少ない球藻類生態系を見ることができます。