かわいい動物たちに会いに、冬の北海道へ!
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タンチョウの観察
国の特別天然記念物に指定されているタンチョウ。「日本で最も美しい村」に登録されている鶴居村では、田園風景の中でタンチョウを見ることができます。
村には「音羽橋」「鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ」「鶴見台」と、さまざまな角度からタンチョウの生態を観察できる場所が
あります。2月の求愛シーズンに訪れると、タンチョウが翼を広げて跳ねる求愛ダンスを見られるかもしれません。
〈観察期間〉
・鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ:10月-3月
・鶴見台:11月-3月
・音羽橋:12月-2月
ニホンザルの入浴
函館空港近くの湯の川温泉にある函館市熱帯植物園では、12月から5月初めにかけて、温泉に浸かるニホンザルを見ることができます。とてもユーモラスで可愛らしいサルたちの入浴シーンは、機会があればぜひ見たい楽しい光景です。
熱帯植物が植えられた温室や足湯がある園内には休憩できるスペースもあるので、寒い日でも安心して訪れることができます。
・開催期間:12月29日-1月1日は休館日
・営業時間:11月-3月は9:30-16:30、4月-10月は9:30-18:00
ペンギンの散歩
北海道を代表する観光スポットとなった旭川市の旭山動物園。自然に近い環境を整えることで動物たちのストレスを軽減し、動物の行動や生活様式を観察できる「行動展示」で多くの観光客を魅了しています。動物が餌を食べる様子を観察できる「もぐもぐタイム」は必見のプログラムです。
さらに、冬の運動不足解消のために行われるペンギンの雪上散歩も大人気で、積雪期には毎日開催されています。ペンギンが園内の散歩ルートを歩いたり滑ったりする可愛らしい姿に癒されること間違いなし! ペンギンの雪上散歩は毎年12月中旬から3月頃まで行われるので、訪れる際にはぜひお見逃しなく!
ハクチョウの休息
雪景色が美しい冬の屈斜路湖は、ハクチョウの観察スポットとしても有名です。毎年11月末から4月頃にかけて、多くのハクチョウがシベリアから飛来します。湖底からは天然温泉が湧き出ており、周辺には砂湯、和琴温泉、池の湯、古丹温泉などの露天温泉があります。遠くの山々と湖面の雪景色、湖畔の温泉から立ち上る霧、その霧に包まれたハクチョウたちの姿を温泉に浸かりながら眺めるひとときは、冬の屈斜路湖の醍醐味です。
冬の野付半島を訪れるべき理由
知床半島と根室半島の間にある全長約26kmの野付半島は、日本最大の砂嘴(さし)です。キタキツネやエゾシカなどさまざまな野生動物の聖地で、冬には羽を広げるタンチョウや雪の中で遊ぶキタキツネなど、思わずシャッターを押したくなるシーンに出会えることも。
また、野付半島はラムサール条約湿地にも指定されており、毎年冬には250種以上の野鳥が飛来します。中でも、ハクガン、シギ類、チドリ類や、冬にはオジロワシやオオワシも観察できます。日本で確認されている野鳥の約40%がここで見られるため、バードウォッチングが好きな人には絶対に見逃せないスポットです。