摩周湖観光は展望台から!きれいに見える天気や付近の観光スポットもご紹介
世界トップクラスの美しさを誇る摩周湖。地形や透明度の秘密、観光時におすすめの展望台や天候について解説します。季節ごとの楽しみ方や摩周湖周辺のスポットも合わせてご紹介するので、北海道観光を検討している方はぜひ参考にご覧ください。
摩周湖ってどんな場所?
北海道東道に位置するカルデラ湖です。約7,000年前の火山噴火によってできたくぼ地に水が溜まり、現在の姿になりました。バイカル湖に次いで世界2位、日本1位の透明度を誇り、その美しさからアイヌ語で「神の泉」を意味する「カムイトー」と呼ばれています。
「摩周ブルー」に輝く湖面は見に、多くの観光客が集まる必見スポットです。
摩周湖はなぜ透明度が高い?
摩周湖の透明度の秘密は、その地形にあります。
火山噴火によってできたため、川と結ばれておらず、生活排水や土砂の流入がありません。さらに、水源のほとんどは雨が土壌に浸透し、ろ過された水なので、プランクトンの発生もごくわずか。環境汚染の心配がなく、優れた水質が守られているため、高い透明度が保たれているのです。
摩周湖を堪能できる展望台3選
- 摩周湖第一展望台
- 道道52号線沿いの摩周湖にある3つの展望台のひとつ。通称「表摩周」と呼ばれています。冬になると他の展望台は通行止めになりますが、「…
- もっと見る
- 摩周湖第三展望台
- 第一展望台から北に約4km。川湯温泉から摩周湖を目指すと、最初にたどり着くのが「摩周湖第三展望台」です。カムイシュ島を間近に望むこ…
- もっと見る
- 裏摩周展望台
- 裏摩周展望台は、清里町と中標津町の境に位置する展望台です。弟子屈町にある第1、第3展望台の反対側になることから「裏摩周展望台」と呼ばれています。標高が低く霧の発生も少ないため、神秘的な湖面の写真を撮影できるでしょう。アイヌ語で「カムイヌプリ」、神の山を意味する摩周岳と、神々しい湖の共演を眺められます。売店とトイレが完備しているので、長時間の滞在も安心です。
摩周湖が美しく見える天気
摩周湖は、天候によってさまざまな表情を見せてくれます。ここでは晴天時と霧発生時で、どれほど異なるのか解説しています。
- 晴天時
- 晴天時の摩周湖は、まさに神秘的な「摩周ブルー」に輝きます。青空が湖面に映り込み、吸い込まれるような美しさです。特に10月~5月は晴天の確率が高く、光の反射率も低いため、すっきり澄み渡たる風景を眺められます。天気予報を確認しながら、晴れの日を狙いましょう。
- 霧発生時
- 摩周湖周辺は、6月~7月にかけて霧が発生しやすくなり、早朝に雲海を見ることができます。展望台がいくつもあるため、カルデラの底にたまった霧をさまざまな角度から楽しめるでしょう。霧のかかる湖は美しく、神秘的な雰囲気。運が良ければ、湖面にたまった霧の雲海を目にし、空に浮かんでいるような感動を味わえるかもしれません。
摩周湖での春夏秋冬の楽しみ方
摩周湖では、季節に合わせたアクティビティを体験できます。春夏秋冬、それぞれに楽しむポイントをご紹介します。
- 春:サイクリング
- 摩周湖周辺では、サイクリングによる移動が人気です。アップダウンのある峠道や林道、移り行く景色を眺めながら自然を満喫できるでしょう。弟子屈町にはレンタサイクルがあり、クロスバイクやマウンテンバイクも利用できます。町内であれば、乗り捨て可能なお店が複数。サイクリングツアーも多く、摩周湖や屈斜路湖を含めたコースを中心に人気を集めています。
- 夏:登山
- 夏は、西別岳や摩周岳の登山がおすすめ。どちらからも摩周湖の景色を楽しめます。特に西別岳は初心者に優しい山です。摩周岳も、「風衝草原」と呼ばれる休憩地点までは初心者でも登りやすいでしょう。山頂から見下ろす摩周湖は、夏の爽やかさに照らし出され、他の季節にはない輝きを放ちます。
- 秋:星空観察
- 紅葉が色づく秋は、摩周湖周辺でキレイな星を眺められます。晩秋から初冬にかけての、空気の澄む時期が見頃。満天の星空を観察できるツアーも多く、昼間とは違う湖の静けさを体感できます。夜の冷え込みは厳しいので、万全の防寒対策をしていきましょう。風よけの上着や雨具、歩きやすい靴などを忘れずに準備してください。
- 冬:スノーシューハイキング
- 冬に車で訪れることができるのは、第一展望台に限られます。一方、第三展望台ではスノーシューハイキングのツアーが行われ、銀世界を歩きながら凛とした摩周湖を眺められます。天候によっては、木々の霧氷や野生動物に出会えるチャンス。冬だからこそ見える白い雪と紺碧の湖、コントラストに包まれた素晴らしい景観を眺めながら日常と違う時間を過ごしましょう。
摩周湖の施設概要
所在地 | 〒088-3201 北海道川上郡弟子屈町 |
電話番号 | 015-482-2200(摩周湖観光協会) |
アクセス | 女満別空港から車で約1時間30分 釧路空港から車で約1時間30分 JR摩周駅からバスで30分(第一展望台行き) |
摩周湖周辺の必見観光スポット
摩周湖を堪能したあとは、周辺スポットにも足を伸ばしてみましょう。ひと味違う風景を楽しめます。
- 神の子池
- 摩周湖の伏流水からできているという言い伝えから「神の子」池と呼ばれる周囲220m、水深5mの小さな池。1日12,000tもの伏流水が湧き出…
- もっと見る
- 川湯温泉
- 阿寒摩周国立公園内に位置する川湯温泉は、道東を代表する温泉地のひとつ。今も活動を続ける硫黄山を泉源とし、豊富な湯量を誇ります。硫…
- もっと見る
- 屈斜路湖
- 屈斜路湖は、周囲57kmの美しいカルデラ湖。阿寒摩周国立公園で最大、道内でもサロマ湖に次ぎ2番目の大きさを誇ります。アイヌ語で湖が川…
- もっと見る
- 美幌峠
- 弟子屈町と美幌町の境界線上の国道243号沿いにある峠。標高525mの展望台からは、ぽっかりと中島が浮かぶ美しい屈斜路湖を一望。天気がよ…
- もっと見る
高い透明度を誇る摩周湖の魅力を堪能しよう
日本一の高い透明度を誇る湖・摩周湖についてご紹介しました。天候や季節によって異なる表情を見せてくれる摩周湖は、まさに一度は訪れたい北海道の絶景スポット。春はサイクリング、夏は登山、秋は星空観察、冬はスノーシューハイキングと、いつ訪れても違った楽しみ方ができるところも大きな魅力です。
北海道と一口に言っても、スポットによって特徴も楽しみ方も異なります。ぜひ摩周湖でしか味わえない感動に出逢いに行きましょう。