釧路の人気観光スポットを厳選紹介。グルメからアクセスまで詳しく解説

釧路の人気観光スポットを厳選紹介。グルメからアクセスまで詳しく解説

魅力的な観光地が多い北海道の中でも、雄大な自然を求める人々に人気なのが釧路です。釧路エリアには、日本最大の湿原「釧路湿原国立公園」と、森と湖と火山の織りなす景観を誇る「阿寒摩周(あかんましゅう)国立公園」という2つの国立公園があります。さらに、アイヌ文化に触れることができるという魅力も人気のポイント。ここでは見どころやおすすめの観光スポット、グルメなど、釧路観光に役立つ情報をご紹介します。

釧路ってどんな場所?

北海道の東部に位置する拠点都市の釧路には、特有の自然や歴史、文化があり、北海道を訪れる観光客にも人気の街です。道外からのアクセスなら、市内まで車で約40分のたんちょう釧路空港が便利です。


釧路湿原国立公園と阿寒摩周国立公園という2つの国立公園があるのも釧路の特長。特別天然記念物のタンチョウや阿寒湖のマリモが見られる貴重な場所としても知られており、豊かな自然が育む生命の尊さを感じることができます。


また、釧路の夕日が世界三大夕日にも選ば数えられているほか、日本有数の漁業基地などもあります。釧路は、見て・楽しめて食べて楽しめる、観光に最適なのエリアです。

釧路の自然や生き物が見られるおすすめスポット

釧路には、豊かな自然が残るスポットや、北海道ならではの生き物を観察できるスポットが充実しています。

釧路湿原国立公園
釧路湿原国立公園
日本最大の釧路湿原と、そこを流れる釧路川とその支流、そして湿原を取り囲む丘陵地からなる国立公園です。その総面積は220.7平方kmにも…
もっと見る
阿寒摩周国立公園
阿寒摩周国立公園
釧路市の北部に位置する、阿寒・屈斜路(くっしゃろ)・摩周の3つのカルデラ地形を基盤とする国立公園。火山と湖とのペアが狭い範囲でいくつも近接している、全国的にも珍しい地形です。広大な森と湖沼、北海道有数の温泉、国の特別天然記念物のマリモをはじめとする貴重な生き物など、ゆっくり時間をかけて見どころを楽しみたいスポットです。
マリモの生息地である阿寒湖は、遊覧船で周遊したり、釣りを満喫したりすることも可能。各地にキタキツネが生息し、樹林帯にはエゾシカもいます。
また、アイヌ文化が伝承されている阿寒湖には、アイヌ民族の集落「阿寒湖アイヌコタン」もあります。大自然とアイヌ文化に同時に触れる体験ができるのが、この阿寒摩周国立公園です。
釧路市丹頂鶴自然公園
釧路市丹頂鶴自然公園
国の特別天然記念物に指定されているタンチョウは、その容姿の美しさもさることながら、生涯添い遂げる夫婦円満の象徴としても尊ばれてい…
もっと見る
釧路市動物園
釧路市動物園
1975年に開園した釧路市動物園は、敷地面積47.8haと道内最大級の敷地面積を誇る動物園。ゆったりとした園内は、観光客だけでなく地元の人々にも人気です。人気スポットの「北海道ゾーン」では、エゾリスやエゾクロテン、天然記念物のシマフクロウなど、北海道に生息する動物たちが暮らしています。また、人工保育で育てられたアムールトラの「ココア」は、この動物園一の人気者。足に障害を持って生まれながらも健気に生きる姿が共感を呼び、何度も会いに来るファンも多いそうです。

釧路の歴史・文化を学べるおすすめスポット

釧路の自然や生き物に触れるスポットの他に、歴史や文化を学べる場所もおすすめです。

阿寒湖アイヌコタン
阿寒湖アイヌコタン
阿寒湖南側の湖畔に広がる温泉街の一角にある「阿寒湖アイヌコタン」は、道内最大級のアイヌコタン(集落)です。約120人のアイヌの人々…
もっと見る
阿寒湖アイヌシアター「イコㇿ」
阿寒湖アイヌシアター「イコㇿ」
阿寒湖アイヌコタンの中にある、日本初のアイヌ文化専用劇場です。国の重要無形民俗文化財に指定されている「アイヌ古式舞踊」や、古式舞踊と現代舞踊にデジタルアートを融合させた新演目「ロストカムイ」などの舞台が鑑賞できます。アイヌが語り継いできた「イコㇿ(宝)」を、アイヌの精神を体現した伝統の歌と踊りで迫力満点に表現した演目の臨場感に圧倒されること間違いありません。
阿寒湖の森ナイトウォーク KAMUY LUMINA(カムイルミナ)
阿寒湖の森ナイトウォーク KAMUY LUMINA(カムイルミナ)
阿寒湖の森の各所に美しいプロジェクションが施され、実際に森を歩きながら「カムイ(アイヌの神)」の国を目指す冒険ストーリーを体感で…
もっと見る

釧路のおすすめグルメ7選

観光だけではなく、グルメも旅行の楽しみのひとつですよね。釧路には、港町ならではの新鮮な魚介類や炉端焼き、あっさりスープのラーメンなど、おいしいグルメがいっぱい。ここからは、釧路で食べたいおすすめのグルメを7つ厳選してご紹介します。

ラーメン
ご当地ラーメンが人気の北海道の中でも、釧路ラーメンは、札幌・函館・旭川に続く北海道第4のラーメンと呼ばれて注目度が高まっています。特徴は、細めの縮れ麺とカツオだしベースのあっさりとした醤油味のスープ。シンプルで食べ飽きない味わいで、朝が早い漁師たちのために朝ラーメンを提供しているお店も多いのが釧路の特徴。地元の人々と一緒に、ご当地の朝ラーメンを体験してみてはいかがでしょうか。
海鮮
北海道三大市場のひとつである、釧路の「和商市場」の名物といえば「勝手丼」。最初に購入したどんぶりご飯の上に、市場内の各店舗を巡りながら好きなネタを乗せて、オリジナルの海鮮丼を作れます今では他の市場等でも取り入れられているシステムですが、実は和商市場が発祥。自分勝手にカスタマイズした海鮮丼を味わうという、スペシャルな食の体験が大人気です。
蕎麦
蕎麦
実は蕎麦処としても知られる釧路の街には、至るところに蕎麦屋があります。ほとんどの店で提供されているのが、クロレラを混ぜた緑色の蕎麦!そのルーツは、北海道最古の蕎麦屋と言われる「竹老園東家(ちくろうえんあずまや)総本店」で、多くの店がその影響を受けているのです。ご当地メニューには、かしわ蕎麦の蕎麦を抜いた「かしわ抜き」があり、これをもり蕎麦と一緒に注文するのが釧路流です。
炉端焼き
炉端焼き
今では全国的に知られる居酒屋メニューとなった炉端焼きですが、その発祥の地は釧路と言われていることをご存知ですか?海の街の新鮮な魚介類を楽しめる「元祖炉端焼き」は、釧路を訪れた際には必食です。市内にも多くの炉端焼き店がありますが、「釧路フィッシャーマンズワーフMOO」の「岸壁炉ばた」は、名所の幣舞橋(ぬさまいばし)を見ながら、地元の魚介類を炭火焼で楽しめる人気スポットです。
ザンギ
ザンギ
北海道のご当地グルメ「ザンギ」は、見た目は鶏の唐揚げと同じようですが、濃いめの味付けやサクサクとした食感など、一般的な唐揚げとは一味違うメニューです。ザンギ発祥の店と言われる釧路市の「鳥松」では、開店当初から秘伝のタレをつけて食べるスタイル。ちなみに、ザンギという名前は方言ではなく、中国の鶏の唐揚げ「炸鶏(ヂァーチー/ザージー)」が由来だと言われています。
スパカツ
スパカツ
濃厚なミートソースの「スパゲッティ」と、ジューシーで肉厚の「トンカツ」がダブルで味わえる「スパカツ」は釧路市民のソウルフード。音が立つほど熱せられた鉄板皿で提供されるのが定番で、寒い釧路でも最後までアツアツのまま美味しく食べてもらいたいという思いが込められているそうです。釧路市内のレストラン「泉屋本店」が発祥と言われているスパカツ、ぜひ味わってみてください。
スイーツ
北海道旅行のお目当てがスイーツという方も多いことでしょう。釧路は、そんなスイーツ好きも大満足のエリアなのです。釧路には老舗のお菓子屋さんが多く、大福が自慢のお店、ユニークな名前のお菓子が並ぶお店など、本当に個性豊か。街歩き中に気になるお菓子屋さんを探したり、散策の途中でカフェや喫茶店に立ち寄って、その店の名物や人気スイーツを味わってみるのも楽しいですよ。

釧路観光のベストシーズン

釧路エリアで快適な観光を楽しみたいなら、4月から9月あたりがおすすめです。特に、釧路湿原が青々とした美しさを見せてくれる6月から7月は、景観を楽しみたいという方にとってのベストシーズンでしょう。


春から秋にかけて、釧路湿原では「ノロッコ号」という列車も運行されていて、約1時間かけてのんびりと湿原の風景が楽しめます。野鳥の姿が多く見られるのは夏なので、バードウォッチングが好きな方はこの時期に訪れるのも良いでしょう。


冬にはノロッコ号は運休となりますが、観光列車「SL冬の湿原号」が運行されています。雪に覆われた真っ白な釧路湿原の中を、蒸気を上げながら走るSLは、冬の釧路の風物詩です。

釧路観光には何日必要?

釧路市内と周辺の観光スポットを楽しむのであれば、1泊2日でも問題ないでしょう。しかし、有名な観光スポットをたくさん回りたいなら、2泊3日の滞在をおすすめします。温泉巡りやアクティビティなどを楽しむ旅行も、2泊3日以上がベターです。


旅の予定を立てる際は、観光スポット間の移動時間についてもしっかりと確認し、余裕を持って回れるように計画することをおすすめします。

札幌圏から釧路への行き方

アクセス方法アクセスルート所要時間
飛行機新千歳空港から釧路空港(1日3便)
札幌丘珠空港から釧路空港(1日4便)
約40~45分
JR特急列車「スーパーおおぞら」(1日6本運行)
約4時間
高速バス「スターライト釧路号」(1日4便)
「釧路特急ニュースター号」(1日4便)
約5時間半
車・タクシー札幌南ICから阿寒IC(道東自動車道)約4時間40分
※一般道なら約7時間


釧路空港には羽田空港からの直行便がありますが、それ以外の道外空港から釧路に向かう場合は、新千歳空港や札幌丘珠空港で釧路便に乗り換えるのが一般的です。旅の計画を立てる際の参考としてください。

釧路は日本最大の湿地帯と希少な動物のいる魅力的な観光地

釧路は、北海道らしい雄大な景色が広がり、ここでしか出会うことのできない生き物がいる、とても魅力的なエリアです。釧路での旅行をより充実したものにするためにも、計画を立てる際にはゆとりのあるスケジュールにすることをおすすめします。

人気記事ランキング

札幌から日帰りで行けるおすすめスポット10選
more
冬の北海道を満喫!厳選のおすすめイベント
more
いつが見頃? 北海道のラベンダーおすすめスポット
more
さっぽろ雪まつりだけじゃない!北海道の冬のまつり12選
more
オホーツク海でしか見られない! 冬の神秘「流氷」に迫る
more
ページトップへ