北海道の隅から隅まで「岬」めぐり!エリア別でご紹介

北海道の隅から隅まで「岬」めぐり!エリア別でご紹介

海に囲まれた北海道には岬がたくさん!手つかずの自然を感じられる岬や日本最北端の岬など一度は訪れてみたいスポットばかり。ここでは北海道の岬をエリアごとに紹介します。自然が作り出した絶景を巡る旅へ出かけてみましょう。

道央エリアの岬

襟裳岬


北海道の背骨と呼ばれる日高山脈が徐々に標高を下げてそのまま太平洋に沈んでいく場所、日高山脈の最南端となるのが襟裳岬(えりもみさき)。岬の先端からはさらに2kmほど先まで岩礁が続き「これぞ岬の風景」と思わせてくれるダイナミックな景観が見られます。「風の岬」とも呼ばれるほどの強風地帯で、風速10m以上の風の吹く日が年間260日以上もあるのだそう。断崖の地下に埋もれるような形で作られた「風の館」もあわせてお楽しみください。

周囲には1年を通してゼニガタアザラシが生息しており、風の館にあるアザラシウォッチングコーナーでは岩礁地帯の様子がリアルタイムで映し出されています。展望スペースにある望遠鏡でもアザラシの姿を観察することができますよ!

地球岬


高さ100m前後の断崖絶壁が連なり、壮大な太平洋を一望できる地球岬。思わず「地球は丸い!」と言ってしまうほど大パノラマで圧倒的な風景が広がります。「北海道の自然100選」や「新日本観光地百選」で1位に輝いた国内有数の絶景スポット。元日には初日の出を拝むため毎年多くの人で賑わいます。

岬の突端には岬のシンボル、真っ白な「チキウ岬灯台」がそびえ立っています。冬の雪を判別するため異なる色を盛り込む一般的な灯台とは異なり、白一色の珍しい灯台として知られているんです。普段は立ち入ることができませんが、海の日の祝日などに一般公開されています。


神威岬


積丹半島の北西端にある神威岬(かむいみさき)。神威とはアイヌ語で「神」のこと。アイヌ語の「神」は”自然の恵みが与えてくれるもの、人間の力が及ばないもの”を指します。

その名の通り、自然が創り出した神秘的な光景が広がり、緑が美しい岬の先には「積丹ブルー」と呼ばれる透き通るように美しい海がどこまでも続きます。岬の先端から見える高さ約40mの「神威岩」も神秘的でこの岩にまつわる義経の伝説も残っています。

駐車場から岬の突端までは「チャレンカの小道」という遊歩道を歩きます。ややアップダウンがあるので歩きやすい靴で訪れるのがおすすめ。これぞ北海道!という壮大な風景をお楽しみください。


黄金岬
黄金岬
積丹ブルーと呼ばれる澄んだコバルトブルーの海が広がる黄金岬。遊歩道の先にある展望台からは、断崖絶壁が続く海岸線と積丹の美しい海が織り成す絶景が一望できます。
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積丹岬
積丹岬
積丹半島の最北端付近にある岬。駐車場から展望台に向かうトンネルを抜けるとそこには絶景が!光り輝くコバルトブルーの島武意海岸が目の前に広がり、岬ならではの開放的な景色を楽しめます。「積丹岬自然遊歩道」のハイキングもおすすめです。
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雄冬岬
雄冬岬
日本海オロロンライン沿いの断崖が連なる雄冬(おふゆ)海岸に位置する岬。岬脇にある落差約25mの白銀の滝(しらがねのたき)は迫力満点!冬は滝が凍りつき、見事な氷瀑も楽しめます。近くには雄冬岬展望台もあり、晴れた日には積丹半島や天売島(てうりとう)が望めます。
石狩市 公式サイト
エンルム岬
エンルム岬
エンルム岬は海に突き出した陸繋島(りくけいとう)で、様似漁港(さまにぎょこう)の東岸に位置しています。低地ながら高山植物が生息し、季節になると可憐な花を咲かせます。展望台からは様似漁港や様似の街、様似のシンボルであるアポイ岳を見渡すことができます。
北海道ひだか観光ナビ

道央エリアの岬をマップで見る

  • 襟裳岬
  • 地球岬
  • 神威岬
  • 黄金岬
  • 積丹岬
  • 雄冬岬
  • エンルム岬

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道南エリアの岬

立待岬


函館山のすぐ南にある立待岬(たちまちみさき)は津軽海峡に突き出した断崖絶壁の岬。断崖に押し寄せる波と風の音を感じながら望む景色はまさに絶景!晴れた日には海の彼方に青森県の津軽半島や下北半島を望むことができます。夏から秋にかけては津軽海峡で行われる真イカ漁のイカ釣り漁船の漁火が夜の海に浮かび、幻想的な光景を醸し出します。

駐車場の隣には与謝野寛・晶子の歌碑が立ち、岬に向かう坂の途中には石川啄木と一族の墓があります。あわせて訪れてみてはいかがでしょうか。

冬期は車両通行止めになりますのでご注意ください。

北追岬公園
北追岬公園
奥尻島(おくしりとう)にある北海道最西限の岬。一帯は北追岬公園として整備され、園内には彫刻が点在しており野外美術館のよう。夕日の名所としても知られており、岬の突端にあるキャンプ場からは美しい夕日を眺めることができます。
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白神岬
白神岬
松前町にある北海道最南端の岬。対岸の津軽半島最北端の竜飛崎までは19.2km、本州最北端の下北半島・大間崎より南に位置しています。日本有数の渡り鳥の中継地で、国内で見られる野鳥約600種のうち300種類以上が観察されています。

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  • 立待岬
  • 北追岬公園
  • 白神岬

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道北エリアの岬

ノシャップ岬


宗谷湾の西側に突き出す岬。晴れた日には利尻山と礼文島を一望することができ、日本の北端ならではの壮大な風景を楽しむことができます。広場ではイルカのモニュメントがお出迎え。可愛いイルカは海と空に映え、人気のフォトスポットとなっています。夕日の絶景スポットとしても知られており、最北の海に沈みゆく太陽と利尻山や礼文島のシルエットが浮かびあがる光景に心奪われます。

なお、北海道には「納沙布岬(ノサップ岬)」という岬もあり名前が似ていますが、全く別の場所ですのでご注意を!「納沙布岬(ノサップ岬)」は最東端の町・根室市にある岬。どちらも「岬のそば」「岬がアゴのように突き出たところ」という意味を持つアイヌ語の「ノッシャム」が語源となっていると言われています。

宗谷岬


北海道最北の地にある宗谷岬。眼前にはオホーツク海が広がり、晴れた日には遠くにサハリンを望むこともできます。岬の先端を訪れると目に飛び込んでくるのは「日本最北端の地の碑」。北極星の一稜をモチーフにした三角錐のモニュメントは宗谷岬のシンボル的存在となっており、記念撮影スポットとしても有名です。青い空と壮大な海をバックに撮影するとSNS映え間違いなし!日本のてっぺんを目指して多くの観光客が訪れる宗谷岬は、ドライブやツーリングの目的地としても人気。飲食店や宿泊施設も充実しているので、ゆっくりと滞在を楽しめます。

抜海岬
抜海岬
稚内市の西側に位置する抜海岬(ばっかいみさき)。利尻島もほど近く、晴れた日には利尻富士を望むことができます。冬季になると流氷に乗ってゴマフアザラシがやって来ます。岩礁などにごろんと寝転がる可愛い姿も見られますよ。
ペシ岬
ペシ岬
利尻島の鴛泊港(おしどまりこう)フェリーターミナルからほど近い、標高93mの巨大な岩山の岬。白亜の灯台が立つ頂上まで登ると礼文島やサハリンを一望、眼下には鴛泊港に入っていくフェリーが見えます。ご来光の名所としても知られています。
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スコトン岬
スコトン岬
北海道最北の離島 礼文島の最北端にあるスコトン岬。展望台の先に広がる大海原の正面には無人島・トド島を望み、アザラシの姿を見かけることもあります。晴れた日には遠くにサハリンの島影を望めます。
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澄海岬
澄海岬
礼文島の北西部に位置し、断崖に囲まれぐるっと弧を描くような入り江の先端にある澄海岬(すかいみさき)。目の前に広がるのはその名の通り澄んだ海!礼文島屈指の透明度を誇り、夏には翡翠色に輝く美しい入り江を見渡すことができます。
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ゴロタ岬
ゴロタ岬
ゴロタ岬は礼文島の西海岸を一望できる絶景スポット!礼文岳、利尻富士、トド島などの大パノラマを堪能できます。トレッキングコースがあり、可憐な姿を見せる高山植物にも出会えます。
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  • ノシャップ岬
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  • ゴロタ岬

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道東エリアの岬

能取岬


網走市街の北にあるオホーツク海に突き出た能取岬(のとろみさき)。岬の突端には白と黒の縞模様の能取灯台が立ち、青い空と草原と灯台のコントラストが美しく、思わず写真に収めたくなるフォトジェニックな風景が広がります。岬一帯は牧場になっていて、美しい緑の草原に放牧される牛や馬の姿を目にすることも。

冬から初春にかけては岬付近に流氷がやってきます。岬の眼下に広がるオホーツクならではの冬の絶景をぜひお楽しみください。


知床岬


北海道東部、知床半島の先端にある知床岬。オホーツク海に突き出た細長い知床半島はいわずと知れた世界自然遺産。

知床半島の先端部には車道がないため岬まで陸路で行くことはできず、ウトロ港から観光船などで向かいます。知床連山や断崖が織り成す絶景、運が良ければヒグマやオジロワシも見ることもできます。海と森が隣接している特異な環境は大自然と野生動物の宝庫!船上からしか見ることのできない、手つかずで雄大な知床の風景をぜひお楽しみください。「日本の灯台50選」に選ばれた知床岬灯台もお見逃しなく。

納沙布岬


納沙布岬(のさっぷみさき)は本土最東端にある岬。北海道で一番早く日の出を見られるスポットとしてたくさんの観光客が訪れます。岬の先端には北海道内初の洋式灯台が建ち、最果ての地にたたずむ真っ白な灯台は人気の写真撮影スポットになっています。岬にはラッコが現れることもあるそうなので、運が良ければ可愛らしいラッコに出会えるかも知れません。

納沙布岬は北方領土に最も近い距離にあり、天気が良い日には眼前に北方領土の貝殻島灯台、その向こうに水晶島など歯舞群島を肉眼で見ることができます。周辺にある北方領土資料館や北方館では北方領土の歴史や生活について知ることができます。

落石岬
落石岬
根室半島の付け根から太平洋に突き出した落石岬(おちいしみさき)。駐車場から続く木道を歩きアカエゾマツの林を抜けると緑一面の草原にたたずむ赤と白の落石岬灯台が見えてきます。その光景はまさにフォトジェニック。「日本の灯台50選」にも選ばれています。
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霧多布岬
霧多布岬
太平洋に突き出した霧多布半島にある霧多布岬(きりたっぷみさき)。実は通称で、正しくは「湯沸岬」といいます。運が良ければ周辺に生息する野生のラッコが見られるかも。ラッコは繊細なので静かに見守ってくださいね!
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涙岬
涙岬
断崖絶壁が続く涙岬。嵐の海にのまれた厚岸の若者に恋する乙女の泣く姿が岩になったという伝説が残る岬です。木の階段を突端まで進むと雄大な海とむき出しの崖の絶景を堪能できます。
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愛冠岬
愛冠岬
厚岸(あっけし)にある愛冠岬(あいかっぷみさき)。眼前には海鳥の繁殖地として有名な大黒島・小島、眼下には筑紫恋海岸を望めます。岬の先端にある「愛の鐘ベルアーチ」は想いを叶える鐘として人気のスポットです。
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プユニ岬
プユニ岬
知床八景の1つでオホーツク海とウトロの街を一望できる絶景スポット。夕日の名所としても知られておりオホーツク海に沈む夕日は感動のひと言!冬には流氷で埋め尽くされた圧巻の光景を見渡すことができます。
知床斜里町観光協会 公式サイト

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