北海道の美しい冬景色
野付半島「氷平線」の旅
冬に北海道を訪れるなら、野付半島の氷平線ウォークツアーは見逃せません。
野付半島は道東地域に位置し、日本最大規模の砂嘴(さし)で、全長約26kmです。半島内側の野付湾は通常は海ですが、寒冬期(1月-3月中旬)には海面が凍結し、水平線が消えて「氷平線」となり、目の前には一面の雪景色が広がります!
この広大な銀世界では、雪に覆われた海面を悠々と散歩したり、遠近法を利用して面白い写真を撮ったりすることができます。とても楽しく、目を引く体験です!
・注意
専門のガイドが同行しない場合、凍結した海面を歩くのは非常に危険です。必ず地元の野付半島自然センターのガイドツアーに参加してください。
トドワラ氷平線ウォークツアー(予約が必要)
開催期間:毎年1月中旬-3月上旬頃
・アクセス
根室中標津空港から車で約1時間。
JR摩周駅から予約制バス「ひがし北海道エクスプレスバス7号線」で約2時間30分
ウトロ温泉から予約制バス「ひがし北海道エクスプレスバス6号線」で約2時間10分
冬の阿寒湖は必見 美しい霜の花
フロストフラワーは冬にのみ発生する自然現象で、凍った水蒸気が氷の上に結晶化することで生じます。この現象が発生するためには、以下の3つの主要な条件が必要です。風がないこと、湖の上に雪が積もっていないこと、そして気温が少なくともマイナス15℃以下であること。阿寒湖の地理環境と気象条件はこれらの条件を満たしており、フロストフラワーを観賞するのに最適な場所です。
フロストフラワーは通常、毎年12月から3月上旬にかけて咲きますが、この奇跡の花は気温が上がると徐々に消えてしまうため、早朝に観賞することをお勧めします。寒冬に一人で行くと最適な場所を見つけられない可能性があるため、地元のガイド付きツアーに参加し、経験豊富なガイドと一緒に高確率で見られる場所へ安全に観賞することをお勧めします。
星野リゾートトマムの幻の霧氷「霧氷テラス」
星野リゾートトマムは北海道で人気の総合リゾートで、冬には多くの観光客がスキーを楽しみに訪れますが、リゾート内の「霧氷テラス」も見逃せません。ゴンドラに約13分乗ると、壮大な雪山の景色を一望できます。
霧氷は、水蒸気や霧が氷点下2-10度の低温の空気中で凍結し、枝に付着する自然現象です。冬のトマム山では、木の枝に霧氷がまるで白い小花のように咲き、とても幻想的です。天気が良ければ、青い空と白い霧氷に囲まれた雪山はまるで仙境のようです。
霧氷テラスでは、霧氷をテーマにしたデザートやホットカクテルも楽しめます。ホットカクテルを片手に、雪と氷の美しい景色を眺めるのは特別な体験です!
霧氷テラスでは、12月1日から25日の夜に期間限定の「霧氷テラスライトアップイベント」も開催され、昼間とは違った雰囲気を楽しむことができます。
「神の湖」摩周湖の冬景色
摩周湖はアイヌ語で「カムイトー」(神の湖)と呼ばれています。寒冬の時期には、摩周湖の湖水が半分凍結し、湖面は澄んだ青色を保ち、湖畔周辺は白い雪に覆われます。木の枝には霧氷が掛かり、絶美な冬の景観が広がります!展望台から眺める摩周湖は、本当に息をのむほど美しいです!
・アクセス
JR摩周駅からバスで約20分
女満別空港から車で約1時間55分