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ユネスコの世界自然遺産に登録された知床には、手つかずの自然が残されています。知床の自然は、何千年もの間、断崖絶壁に打ち寄せる波によって形作られ、この地域を支配する壮大な山脈を形成しました。だからこそ、この自然の絶景を海から楽しむのは理にかなっていることです。人気の知床岬コースは、約3時間のクルーズで、最もアクセスしにくいスポットを訪れ、手付かずの自然の眺めを楽しめます。船上ではヒグマを目撃するために熟練したスタッフが経験を生か運航してくれます。その目撃率は年間約97％に達しています。多くの船はデッキがオープンエアなので、風を感じながら自然を満喫できます。

このエリアでのもう一つのユニークな楽しみ方は、「流氷の中でリラックスする」という意味の「流氷浴」です。知床に流氷が現れるのは例年1月下旬～2月下旬で、流氷浴は、椅子に座り、寝袋に入り、流氷という独特の自然の光景を眺めます。周りは真っ白な流氷に覆われ、静寂と新鮮な空気に包まれた自然空間で、「ただ、何もしない」ことを体感してください。

阿寒摩周国立公園内でユニークなトレッキング体験をするのに最適な場所として、標高1,499mの活火山である雌阿寒岳があります。アイヌ語で「マチネシリ」とも呼ばれるこの山自体と周囲の地形は、火山性による険しさが特徴です。登るにつれて、自然のままの湖や緑豊かな森林を含む豊かな植生から、茶色と赤の異なる色合いを持つ火山の趣のある不毛な地まで、周囲の環境が変化しているのを感じ始めるでしょう。山頂火口に到達したときの達成感は格別です。現地で登山ガイドが同行してくれるツアーを申し込みましょう。

道東の滝上町は芝ざくらで知られていますが、実はスポーツフィッシングのメッカで、5月にシーズンが始まると、渚滑川には全国から釣り愛好家が集まる人気のスポットでもあります。滝上町観光協会では、資格を持ったガイドが基本を指導しながら、初心者にもフライフィッシング体験をご提供しています。メインターゲットは間違いなくニジマスですが、他にも釣れる魚の種類は豊富です。注意点として、このエリアはキャッチアンドリリースを推奨していますので、純粋に魚との勝負に没頭しましょう。