命がけの参拝!?日本一危険な太田山神社で参拝してきました
知る人ぞ知る北海道の神社といえば、せたな町にある太田山神社。 日本一危険といわれる理由とは、参拝までに何が起こるのでしょうか...。
日本一危険。
「日本一危険な神社。」と聞いてみなさんは何を想像するでしょうか。
ジャパニーズホラー的な観点からみると、「この神社に足を踏み入れたものには〜、」とか「この神社で祀られているのは実は〜、」のようなものを想像してしまいがちですが、この太田山神社。「呪い」のような非科学的な危険ではないのです。
では何が危険なのか。そう、物理的に険しい参道を登っていく過酷な神社なのです。
太田山神社
太田山神社は、北海道久遠郡せたな町にある、太田山の中腹に位置している神社。山の中腹です。
この太田山神社、創立は1441~43年と言われており、松前藩の祖である武田信広公が太田に上陸した際に太田権現の尊号を賜ったとされています。それ以来、航海の安全と霊神の加護として信仰されています。また、山道が険しすぎることから、本殿にたどり着いたものは願いが叶うとか叶わないとか。行く前にしっかり願い事を決めてから行きたいものです。
いざ!
では早速参ぱ…い…...。
いきなり階段にロープが垂れています。こちらの階段、写真では分かりづらいかもしれませんが、かなりの急勾配。いきなり心が折れそう、というよりもこの先待ち受ける山道が不安で仕方ありません。
いやしかし、願いが叶うと言われるこの太田山神社。簡単に引き下がることはできません。登り始めて数分で膝に違和感を感じながらも、進みます。
襲いかかる恐怖
少しづつ、着実に、いや確実に足場を確保しないと危険な山道が続きます。用意した願いもいつの間にか、「疲れ切った膝を復活させてください」に変わってしまいそうなくらい険しい道のりが続きます。ロープがあるのは当たり前、錆色の鉄の橋を渡ったり、ハチやブヨの羽音が聞こえたりと、とにかく心が折れそうになります。
しかし、願いを叶えてもらうまでは降りるに降りれません。
いったいどこまで続くのかわかりませんが、だいぶ景色が良くなってきました。
さて、もう一踏ん張りです。
いよいよ!
登り続けることかれこれ1時間ちょっと。そろそろ限界に膝が限界に近づいたそのとき!
目の前に立ちはだかる鎖。
命綱の概念はとうにありませんが、なんとか登り終えると...
いよいよ本殿に到着です!計り知れない達成感と美しい絶景に疲れは吹っ飛び、いよいよ参拝です。1時間半つらい道のりでしたが、願いは叶いそうな予感がします。
さて、参拝も終わり、絶景も拝み、あとは降りるだけ。下りこそお気をつけてくださいね。
帰り道には
日本一危険な神社、いかがでしたか?チャレンジするのもいいんですが、「危ないのはちょっとナア」という方、拝殿がすぐ近くにありますのでぜひ参拝に行ってみてはいかがでしょうか。
また、帰り道にせたな町の海の幸を楽しむのもよいかもしれません。